人生最悪の忘れ物

細胞培養で、よく細胞1×10の5乗くらいの量とか個数をとか必要という会話がありますが、なぜこのような数値で表すのでしょうか?
また、どうやって数えるのですか?
数学的なことではなく、例えば「細胞が1×10の5乗か6乗くらい最終的に用意しておいて」と言われたとき、15mlチューブにどうやって用意すればよいのでしょうか?
まったくの細胞培養の初心者です。詳しく教えて頂けたら幸いです。またそういったことが説明してあるサイトなどがあれば教えて下さい。

A 回答 (2件)

>なぜこのような数値で表すのでしょうか?


数値は基本的に適当に決めて良いのですが、似たような条件で反復して実験を行う場合に、細胞数を揃えておかないと、実験に再現性を持たせることができないからです。

>どうやって数えるのですか?
先に回答された方がおっしゃっていますが、セルカウンターでカウントします。私の使っているセルカウンターの場合、カバーガラスに正方形が書かれていて、このカバーガラスとスライドガラスの間にカウントしたい細胞溶液を(微量)入れて顕微鏡で見ます。カバーガラスに書かれた正方形は面積が決まっていて、カバーガラスとスライドガラスの間の厚みも決まっていますので、その正方形の中にいる細胞を数えれば、体積辺りの細胞数を求めることができます。体積辺りの細胞数が分かれば、細胞溶液の体積量から、そこにいる全細胞数が求められますよね。

>15mlチューブにどうやって用意すればよいのでしょうか?
今どれだけ細胞がいるか、が分かれば、あとは簡単です。
細胞溶液の入ったチューブを遠心して細胞をチューブの底に落とし、培養液を除去します。そうすると、そこには細胞だけが残りますよね。ありえないですが、もしもそこに細胞が100匹いたとして、作りたい細胞溶液が20匹/mLだとしたら、5mLの培養液を入れてあげれば、目的とする細胞溶液を作ることができます。
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まず個数を数えるのは血球算定板を用いるのが一般的です。


電動のセルカウンターなどもありますね。
血球算定盤で細胞の懸濁液の一部をカウントすると
この懸濁液1mlあたり何個の細胞がはいっているというのがわかります。
何通りかの計算方法がありますが、一般にある四角の中に100個の細胞があれば1x10の6乗個の細胞が1mlに入っている濃度の懸濁液ということになります。
あとは必要な細胞数をその懸濁液から計算して用意すればいいのです。
「細胞が1×10の5乗か6乗くらい最終的に用意しておいて」というのが、その個数の濃度で用意するのか、その個数を何mlに用意するのか、またはペレット(遠心機で遠心して細胞を沈殿させる)にしておけばいいのかを確かめましょう。

なぜこのような数値かということにうまく答えられませんが、
実際には一回のカウントで1x10の4乗個以下のカウントは(四角に1個だから)正確に数えられないからです(希釈したりすればもちろん可能ではありますが)
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