ホテルを選ぶとき、これだけは譲れない条件TOP3は?

ミッドウェーの敗戦の責任は誰にあると思いますか?

・緒戦の勝利に自惚れて甘い見通しで作戦を立てた聯合艦隊司令部と山本長官

・聯合艦隊司令部のごり押しがあったとはいえ、シブシブ作戦を認めてしまった軍令部と永野総長

・どうせアメリカの空母は出てこないだろう。出てきてもたいしたことはないとはなから相手を舐めきっていた機動部隊司令部の南雲長官や源田参謀

大方この3通りだと思うのですが、やっぱり最大の責任者は聯合艦隊司令部と山本長官ですか?

A 回答 (5件)

ミッドウェー海戦は、山本五十六連合艦隊司令長官の焦りに端を発し、南雲司令官の重大な誤判断に加えて、日本海軍にとっては本当に不運としか言いようのない出来事によって一瞬にして主力機動部隊が壊滅したものだと思います。



山本長官はもともと、対米開戦には反対であったが、戦争を始めた以上は「初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる。然しながら、2年3年となれば全く確信は持てぬ」
「アメリカは時がたてば、その強大な工業力にものをいわせて次々に空母を造り、反撃してくるに違いない。その”時”をアメリカに与えないうちに和平に持ち込む」
と考えていましたが、その年(S.17)の4月18日にドーリットル中佐率いるB25による東京初空襲に強い衝撃を受け、一層ミッドウェー海戦を急いだものと思われます。

ミッドウェーの作戦予定海面に進出した南雲艦隊も当初はぬかりはなかった。飛行機を半分に分け、ミッドウェー島攻撃(108機)に出発した後、残り半分は敵機動部隊発見と同時に飛び立たせようと万全の準備はしていた。
しかし、アメリカの索敵機が南雲艦隊を先に発見し通報したのに対し、日本側は一番大事な索敵線を受け持った重巡・利根の水上機が、カタパルトの故障で30分も遅れて出発した。(米機動部隊を発見したのはこの水上機)
そのために、南雲長官とその参謀連は「敵空母は付近の海面にはいない」と判断し、ご承知のごとく、爆装転換を下令し「一巻の終わり」となった。(南雲長官と源田参謀にも連戦連勝による油断があったと思う)

日本機動部隊の不運

その1.米空母の攻撃隊は途中でバラバラに進撃し、南雲艦隊への攻撃は雷撃機が一番最初になった。零戦機はこれを迎え撃ちほとんどを撃墜したが低空で入ってくる雷撃機に注意が向けられ、空母の上空はガラ空きになっていた。その虚を突き急降下爆撃機が高高度から突入してきた。

その2. この米急降下爆撃隊は、もともと雷撃隊と共同で攻撃するはずであったが、日本艦隊を発見出来ず戦場をうろうろしていた。そして燃料も残り少なくなりミッドウェー基地に引き返そうと南へ機首を向けた。その時ふッと念のため北にもうちょっとだけ行ってみようとエンタープライズ隊の指揮官は思った。
彼は、最後の最後にその視野に日本空母の「赤城」と「加賀」をとらえた。

その3.エンタープライズ隊が攻撃を開始した同時間にヨークタウン隊が戦場に到達し(あらかじめ決めていた訳ではない)、太陽を背にして「蒼竜」めがけて襲いかかった。

その4.攻撃を受けた日本空母は艦載機を発艦させるために風上に向かって”一直線”に走っている時だったから、かわしようがなかった。

「加賀」が10時24分、「赤城」「蒼竜」が2分後に命中弾を受け爆発炎上した。
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戦略的見地では認可した軍令部と、短期における艦隊決戦思想に基づいた甘い見通しによりこの作戦を遂行した聨合艦隊司令部。


戦術的見地では結果的に索敵に齟齬をきたし米機動部隊の発見が遅れ、何度も搭載兵器換装を行い現場を混乱させた第一航空戦隊司令部。

だと考えます。
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先だって、NHKで旧帝国海軍軍人たちが戦後開催していた反省会の膨大なテープが3回にわたって、放送されていました。



その中で、興味深かったのは、ミッドウェー作戦の発動前に、その作戦を2ヶ月、せめて半月は先に延ばしてくれと各戦隊司令たちが要望していたのに、なぜ軍令部は考慮してくれなかったんだ、とその当時の潜水艦隊司令官が元軍令部員に噛みついていた記録でした。

どうも、現場は連戦連戦で、人も機材もボロボロだったようです。現場のわからない中央という、どこにでもある図式のようですね。

ただ、責任といえばやはり、組織上は連合艦隊司令長官ということになるでしょう。作戦本部という考え方をすれば、そもそも空母の設計上の問題や、海軍の艦隊建設の方向性や陸軍を含めた軍のあり方にまで問題は及びます。

しかし、いかに暗号が解読されていたとはいえ、あの負け方はひどすぎます。もう少し現場での対応の仕方があったろうと、、、個人的には、やはり航空戦隊の司令長官が小沢か山口だったら、あれほどの負けにはならないと思っています。
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#1さんと同意見です。


暗号を解読されているのは、ミッドウェー海戦の前の珊瑚海海戦での戦訓を受け止めて海軍省作戦部の連中が気づくべきでしたね。
ミッドウェー海戦の作戦計画を練る時点で、米軍が待ち構えていると想定して作戦計画を立てていれば、あのような無様な負け方はしなかったでしょう。
昔、ボードシュミレーションゲームでミッドウェー海戦がテーマのゲームがあって、if「もし日本軍が米軍の待ち伏せを想定してミッドウェー島爆撃をせず敵艦隊索敵に重点をおいて作戦していたら」でシュミレーションしたら日本海軍が勝ちましたよ。
ご参考まで
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最大の責任者は、暗号を解読されているのに気がつかなかった海軍省作戦部の連中です。



作戦の中身が全部筒漏れで、裏をかかれる訳だから、勝てる筈がなかった。

実戦部隊は、将棋の駒ですから、消耗品に責任を持たせる訳にはいかないでしょう。

米国の暗号を解読するのは、難しかったとしても、我が方の暗号を解読されているのに気がつかなかったとは、それが敗戦を招いたのです。
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