プロが教えるわが家の防犯対策術!

1任意の実数xに対し、自然数Nが存在してN>xとなる。
2自然数Nが存在して、任意の実数xに対しN>xとなる。
以前聞いたこの2つの命題の否定命題の真偽はどうなるのでしょうか?
また
任意の実数xに対しN>xとなる自然数Nが存在する。
という命題は上の2つの意味とは違うのでしょうか?

A 回答 (4件)

encollegeさん、こんにちは。


ある命題pの否定¬pは「pではない」ことを表します。

>1任意の実数xに対し、自然数Nが存在してN>xとなる。

この命題の否定は、
「任意の実数xに対し、N>xなる自然数Nが存在しない」
という命題になるでしょう。
これは、明らかにおかしいですね。
実数xは任意ですが、それに一番近い自然数N’が存在します。
今N'+1=NとなるNを取れば、この命題が成り立たないことが分かります。よって偽です。

>2自然数Nが存在して、任意の実数xに対しN>xとなる。

この命題の否定は、
「自然数Nが存在して」という部分を否定すればよいので
「任意の実数xに対し、N>xとなる自然数Nは存在しない」
となるでしょう。
これは正しいか?というと、充分大きな自然数Nをとっても、
それよりも大きな実数xは矢張り存在しますから、正しいことが分かります。
よって真ですね。

>任意の実数xに対しN>xとなる自然数Nが存在する。
という命題は上の2つの意味とは違うのでしょうか?

これは、上の命題2と同値です。
「任意の実数xに対して、N>xとなるような」
というのは、形容詞と考えてください。
そのような形容詞を持つ「自然数Nが存在する」
というのが命題になっています。

命題2の「自然数Nが存在して・・・」というのは
「自然数Nが存在するんだけど、そのNというのは、次のような条件があるんだよ」
ということです。
つまり、先程の形容詞をもつような自然数Nがあるんだよ、という命題になります。

・・・ちょっと、ややこしかったでしょうか。
ご参考になればよいのですが。
    • good
    • 0

1の否定は


 (∀x: 実数)(∃N: 自然数) N>x
の否定だから、
 (∃x: 実数)(∀N: 自然数) ¬(N>x)
 (∃x: 実数)(∀N: 自然数) N≦x
つまり「ある実数xが存在して、任意の自然数Nに対して、N≦x」、「自然数全体は上に有界」とか「無限大実数が存在する」という感じの偽の主張ではないでしょうか。
    • good
    • 0

1は真なので、1の否定命題は偽です。


2は偽なので、2の否定命題は真です。

後半は、#1のjmhさんの優れた説明があります。

たぶん、カンマの打ち方で命題の真偽が変わる、
#1のような回答を希望されていたと思います。

以下は、カンマを打って、
『任意の実数xに対しN>xとなる自然数Nが存在する』を
『任意の実数xに対し、N>xとなる自然数Nが存在する』
とした場合の説明です。

まず、重文を分割して明確するために”そして”を挿入すると
『任意の実数xに対し、N>xとなる、そして自然数Nが存在する』となります。
次に”そして”は交換可能なので、
『任意の実数xに対し、自然数Nが存在する、そしてN>xとなる』となります。
最後に”存在する、そして”を同じ意味の”存在して”で置き換えると、
『任意の実数xに対し、自然数Nが存在してN>xとなる』となります。
これは1と同じです。
したがって真です。

質問の意味を勘違いしていたらすみません。
    • good
    • 0

否定の真偽は、もとの逆です。



> 任意の実数xに対しN>xとなる自然数Nが存在する。

これは、いわゆる「美しい水車小屋の娘」と似ていると思います(美しいのは、水車小屋か娘か)。

“任意の実数xに対しN>x”となる自然数Nが存在する。
 (∃N: 自然数)(∀x: 実数) x < N

任意の実数xに対し“N>xとなる自然数Nが存在する”が成り立つ。
 (∀x: 実数)(∃N: 自然数) x < N

どちらにも読める気がします。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!