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もしも1=1が正しくない数学の世界があったらどうなるんでしょうか

非ユークリッド幾何学で1+1=2も正しいか怪しくなったことがあるって聞いたことがあるので
気になりました

A 回答 (4件)

いろいろ異なる数学の体系を考えるのは、楽しいですね。


「1+1=2」なら、「+」や「2」や「1」の定義を変えることで
この式が成り立たないような別の数学を作ることができます。
「1=1」だと、構成部品が少なすぎて、「=」の定義を変えざるを得ません。
我々が普段使っている「=」は、任意の x に対して「x=x」が成り立つ
ような記号ですから、「1」の定義を変えても「1=1」は成り立ってしまう。
さて、「=」の定義を変えて「1=1」が成り立たないような数学を作った
として、その世界では、任意の x に対して「x=x」は成り立ちません。
等式が普通の意味で使えなくなり、たいへん不便そうです。
そのような体系を目立った矛盾なく定義できたとしても、
それを使って数学を行うのは無理ゲーな気しかしません。
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整合性があれば、定義と公理からなんでもできるのが数学です。


中学高校あたりの数学は、それらのうち現実世界をよく表わしているような定義や公理(とそれから証明できる定理)を採用したものです。

「1=1が正しくない」だけでは何も言えません。
「1=1が正しくない」はと具体的にどんなことなのか、ちゃんと定義して公理を作れば、なんらかの「数学」を作ることは可能です。
それが有用かどうかは別の話です。

たとえば、 現在の数学で =記号を使って表わしている関係を ≠ 記号で、 ≠記号で表わしている関係を記号を = 記号で表わす、と「定義」して、他の定義や公理もそれに合わせた理論を作れば
「1 = 1 は正しくない」数学ができあがります。
(現在の数学の表記をすれば「1 ≠ 1は正しくない」となる)
表記を変えただけ、それ以外はこの世界と何も違いはありません。
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ご質問の自明の理に反するかのような代数学は、すでに存在して「トロピカル代数」と呼ばれ、1+1=1とされます(2進法ではない)。

それだと1=0になって困るだろうと思うのですが、加法の定義からして、普通のそれとは異なるようです。
アブストラクト・ナンセンス(抽象的すぎてもはや無意味)と感じるかもしれませんが、トロピカル代数はコンピュータの方面への応用が考えられているそうです。
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数学に限りませんが自然科学というのは多かれ少なかれ、◯◯が正しいのであれば、△△という命題が成り立つ、という事を積み重ねて体系を作っています。



数学の世界において、=という数学記号で結ばれた両辺が等しくないというように、その数学記号の意味を根底からくつがえしてしまうならば、数学の体系が根底から崩れてしまうので、もはや学問にはならないと思います。

1 = 1 の命題を疑う事と、1 + 1 = 2 の命題を疑う事はレベルが違うのですよ。+ という演算子記号が含まれていますから、演算の結果として左辺と右辺が等しいかどうか、というのは全く意味が異なる事です。
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