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個人事業主で青色申告をしようと思っています。銀行口座を事業用と
家庭用で分けた方がよいと聞いたので、銀行口座もクレジットカードも
分けて管理するつもりなのですが、そこで質問です。

もし法人であったら、会社の口座から個人口座へ給与という形で
資金移動すれば会社と個人でお金の分別管理が可能ですが、
個人事業主の場合、売上から経費もろもろを引いた金額が事業主の収入
になるので事業用の口座にある現金を家庭用に移動する場合、経理上
どういった処理が必要になるのでしょうか?おなじ個人のお金だからといって勝手に移動すると、事業用の預金口座など会計ソフト上どう処理
すれば良いかわかりません。教えてください。

A 回答 (3件)

おっしゃるように個人事業主の場合、お金が事業主と生活主との間で頻繁に行き来するので、事業主の債権と債務を厳重に管理しないと、正しい決算ができなくなります。

つまり事業主の所得を正しく把握できなくなります。その結果、正しい納税ができなくなります。

事業主の債権と債務を管理するには、お金が動くつど、「事業主貸」または「事業主借」という勘定科目を使って仕訳する(=仕訳を起す)方法がベストです。(「引出金」という科目を使う方法もありますが、間違いが起き易いのでお勧めできません)

仕訳を起す際は、会計ソフトの「振替伝票」の画面で入力する方法を採用して下さい。現金の収支については「入金伝票」や「出金伝票」の画面を使う方法もありますが、これらの画面は複合仕訳に対応できないので、使わないで下さい。

〔例1〕事業用口座から2万円を引き出して、子供の塾の月謝を払った。
引き出した日の日付で、
〔借方〕事業主貸20,000/〔貸方〕普通預金20,000

〔例2〕事業用口座の残高が不足しそうなので、生活用口座から5万円を事業用口座に移した。
事業用口座に入金した日の日付で、
〔借方〕普通預金50,000/〔貸方〕事業主借50,000

〔例3〕大学時代の友人と一杯、飲むために事業用口座から3万円を引き出した。

引き出した日の日付で、
〔借方〕事業主貸30,000/〔貸方〕普通預金30,000

〔例5〕妻が子供の塾の月謝を返してくれたので事業用口座に入金した。

入金した日の日付で、
〔借方〕普通預金20,000/〔貸方〕事業主借20,000

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
それでは、家事用口座にさほど現金のプールがない場合は、
凡その生活費、例えば20万とかを
事業主貸 20万/事業用預金 20万
としてまとめて家事用口座に、法人が給与を払うみたいに
現金移動しても良いのでしょうか?

補足日時:2010/01/11 20:14
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#2です。



>凡その生活費、例えば20万とかを
事業主貸 20万/事業用預金 20万
としてまとめて家事用口座に、法人が給与を払うみたいに
現金移動しても良いのでしょうか?

OKです。

個人事業主の場合、生活費が事業用口座から家事用口座に動いて当然です。その際に、事業主の債権の管理を忘れずに行えば良いのです。

つまり、例えば、

〔借方〕事業主貸200,000/〔貸方〕普通預金200,000

のように仕訳を起しておけばOKです。
決算時(12月31日)に事業主貸の残高と事業主借の残高を相殺して元入金に算入する仕訳を起しますから、事業主貸の残高も事業主借の残高もゼロになってしまうのです。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとう御座います。

お礼日時:2010/01/12 22:01

>事業用の口座にある現金を家庭用に移動する場合、経理上


>どういった処理が必要になるのでしょうか?

個人事業の口座にある預金を個人の口座に移すのですから、仕訳としては、

個人口座の預金 / 個人事業の預金 

この仕訳は、個人口座の預金が増加し、個人事業の預金が減少、というと
いう意味の仕訳です。

この仕訳を、個人事業の会計ソフト上は、個人口座の預金という勘定科目は
使わないで、代わりに個人へ「個人事業主からお金を貸したという意味」の
「事業主貸」という勘定科目を用い、次のような仕訳をします。

事業主貸  / 預金

これでOKです。
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