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商業簿記では、売上原価=期首棚卸高+期中仕入高ー期末棚卸高で
あり、売上高ー売上原価=売上総利益となります。
ところで、この売上総利益を期中仕入高をコントロールすることで
増加させることは可能なのでしょうか?
つまり仕入原価を下げることなしに、仕入する在庫を適正量にコントロールすることで、粗利自体を高めることは可能なのでしょうか?
(或るセミナーでその時の講師がそのような説明をするのを拝聴して、
疑問に思ったので質問しております)

A 回答 (1件)

 セミナーの講師がどのような論理を使っているのか不明なので確かな答えではありませんが、通常は、ご質問者様が感じられていますように、期中の購入量を調整しても粗利益に増減は生じません。


 仮にある年の数値が「売上原価10=期首棚卸高1+期中仕入高15ー期末棚卸高6」となっていたとします(数字の単位は個数でも、任意の金額でも構わない)。
 期中仕入高15は「売れた分の仕入高10+期末棚卸高6-期首棚卸高1」に分解できます。
 すると式は
  売上原価10
   =期首棚卸高1+売れた分の仕入高10+期末棚卸高6-期首棚卸高1-期末棚卸高6
 式を整理すると、当たり前の事ですが
  売上原価10=売れた分の仕入高10 

 しかし、「仕入れ単価が安いときに購入し、高い時には購入を控えて在庫量を調整しろ」と言う事であれば、売上原価は減りますね。
 仮に3ヶ月間に「売れた個数10個」「購入した個数12個」として、購入した実績が次の2つの場合を考えてください[期首棚卸しはゼロとします。商品の評価は任意ですが、先入先出法としましょう]
○ケース1
 1ヶ月目 4個 単価1,000円
 2ヶ月目 4個 単価1,500円 
 3ヶ月目 4個 単価2,000円
 売上原価=4×1,000円+4×1,500+2×2,000
  =4,000+6,000+4,000
  =14,000円
ケース2
 1ヶ月目 8個 単価1,000円
 2ヶ月目 2個 単価1,500円
 3ヶ月目 2個 単価2,000円
 売上原価=10,000円
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この回答へのお礼

さっそくの丁寧なご教示、心から感謝申し上げます。

お礼日時:2010/01/23 07:04

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