
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
シヴァって三面一体の神の一面。
古代の女神の概念は三面一体なんです。
キリスト教は後にその概念を使いましたが、この概念はもっともっと古い頃からあったもの。
三面一体の女神は、一面は創造、一面は維持、一面は破壊。
阿修羅像ってありますよね。
身体は一体だけど3つの顔を持っていたと思う。
手がいくつも生えているが、あれ 太陽の光線を表している。
で、、創造の面はブラフマーと呼ばれ、維持する面はビシュヌと呼ばれ、破壊の面はシヴァと呼ばれているだけのこと。
3神じゃなくて 1神。
どの面を見せるかで違う神に見えるだけ。
日本は多神教と言われますが、一神教。
ただ、kamiの現れ方が違うので、多数いるかのように見えるだけ。
角度により別の概念に思えたので、それぞれに名前をつけただけ。
で、新約聖書だとマリアが三面一体の女神の概念を持っている。
創造(産み)-育てる(維持)-破壊(磔刑の時にマリアがいた)
なおかつ復活(新たなる創造)のときも誰でもなくマリアだけがいたって話しになっているのは、マリアで三面一体の神の概念を作者は表したかったからじゃないかと。
4人マリアが出てくるとか言われますが、全部ひとつの神。
産み、育て、破壊を司るマリア は古代よりある三面一体の神の概念を持つ。
えっとですねぇ。。。
エジプトに誰だっけ? ナイルって神だっけ? 別の名前だったような気もしますが、記憶があいまいですいません。
ま ともかく 仮に神をナイルって名前にしときましょう。
水の概念があり要するに羊水みたいなもの。
このナイルは時には大洪水を起こし、人々の命を奪うのですが、肥えた川の養分を大洪水で地上に広げるので、大洪水の後は豊作になるんです。
洪水で破壊された場所から生命が誕生して緑に覆われる。
豊作のために破壊が必要だから偉大なるナイル、恐ろしいナイル、慈愛に飛んだナイルってなるんです。
というわけで、マリアは創造のためにイエスに破壊をもたらした。
破壊されたことで、新たな創造が始まったので イエスの磔刑は善い事だってなったわけです。
イエスが「やだやだ やだもん 死にたくないもん」って抵抗したら、創造は起こらなかったわけで、女神の意思に間違いは無いはずってことで、死を受け入れ敬虔なマリア崇拝に最後は至った放蕩息子の救い って内容。
イエスって相当な放蕩息子として描かれている。
殺すことで救ってやったってことですね。
阿修羅像もマリアも結局太陽の擬人化。
春になると何も無い大地から芽が出るでしょ? 創造。
夏になると太陽がさんさんと照り、大地が緑で覆われるでしょ? 維持(養育)
秋になると、太陽の勢いがなくなり、緑から黄金色になり、食物が枯れるでしょ? 破壊
で、冬に何も無い状態だけど、春になるとまた 目が出てくるでしょ? 再生
だからイエスは「私は乾く(枯れる)」って言ったのも納得。
というわけで、マリアの言葉は出てきませんが、創造・養育・破壊を司る三面一体の女神として登場しています。
長文かつ、わかりやすい解説ありがとうございました。
シヴァとマリア、そしてそれが太陽につながるというのはとても
おもしろく拝見しました。
ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
>これはなぜ、絶滅したのでしょうか?
グノーシス派は、ペルシャのゾロアスター教の善と悪、光と闇の対立という概念と、ギリシャ哲学の精神(知性)と物質(肉体)を対比させて考えるという概念から生まれたヘレニズム文化から生じました。
キリスト教は、キリストの死後多方向に向けて布教されました。
現在のキリスト教は、ギリシャ世界に広がった考え方ですが、エジプトのアレキサンドリア方面に広がったキリスト教が、グノーシス派となりました。
これは、当エジプトのアレキサンドリアが、ヘレニズム世界の中心であったため、ヘレニズムの考え方の影響を強く受けたものです。
だいたい2世紀ころまでは、グノーシス派のほうが強かったのですが、エジプトがローマに滅ぼされ、ヘレニズム世界の衰退と共に、グノーシス派の勢力は衰えてゆきます。
ローマ帝国で、キリスト教が公認され、聖書が編纂される時、グノーシス派系の文書は全く採用されなかったため、キリスト教としては、グノーシス派の考え方は、ほとんど絶滅します。
中世初期に、キリスト教国であるアルメニアがペルシャに占領され、ペルシャのゾロアスター教とキリスト教が再度結びつき生まれるのが、アルメニア公国のパウロス派(小パウロ派)になります。
アメメニア公国は、ビザンツ帝国に滅ぼされ、アルメニアの人達が、バルカン半島に移住させられ、そこで生まれるのが、ボゴミール派です。
さらにボゴミール派の考え方が西欧にひろがったのがカタリ派になります。
ボゴミール派、カタリ派ともに、徹底的な弾圧をうけ、ボゴミール派はボスニアに逃れ、カタリ派は、アルビジュワ十字軍により絶滅させられます。
当時のボスニアは、カトリックでも正教会でもない地域でしたので、ボゴミール派への弾圧がなかったために、ボゴミール派は、ボスニアに逃れました。(カタリ派も一部は逃げ込んだようです)
ボスニアは、カトリックでも正教会でもなかったため、カトリックのハンガリーと正教会のセルビアにしばしば侵略をうけていました。
その時現れたのがイスラムのトルコで、トルコがボスニアに侵攻すると、ボスニアではトルコを歓迎しイスラムを受け入れることになります。
これが現在のボスニアのムスリムと言われる人達になります。
ボスニアがイスラムを受け入れると、ボスニアの二元論キリスト教もイスラムに改宗し、グノーシス派的二元論は、消滅します。
その後、チェコで起きたフス派の乱において、二元論を唱えるアタ゜ムス派と言われる人達がいましたが、フス派の乱が収まると、消滅します。
(アダムス派は、アダムとイブが汚れる前の世界に戻るとして、常に全裸で過ごし、精神が肉体の牢獄に閉じ込められているのを開放するためとして、あたりかまわず乱交をくりかえしたため、同じフス派の中でも、嫌われていました)
近代になって、グノーシス派の文章が大量にみつかり(ナグハマディ写本やユダの福音書、トマス福音書など)、失われたグノーシス派の考え方が明らかになってきています。
No.8
- 回答日時:
暗い面と明るい面ということであれば、ギリシャ神話なんかどうでしょう。
http://blog.livedoor.jp/sketch2701/archives/4431 …
「アンタ母親じゃん。そんなのムリムリ」
がポイントですかね...
すべてを飲み込もうとする狂った母性 ってことで。
過保護は相棒への憎しみを転化したものである とも言うし
自分にとっての救い主に裏切られ、捨てられた人間が男を恨み、コントロール・支配しようとする といったところか?
No.7
- 回答日時:
>キリスト教(聖書)の中で破壊と温和、光と影、表と裏というようなことに関する話ってあるのでしょうか?
これは、キリスト教二元論と言います。
グノーシス系の考え方を引き継ぐ教派におおく存在しましたが、現在ではほとんど絶滅しています。
その考え方は、ゾロアスター教やマニ教の考え方をキリスト教にとりこんだもので、過去にあった教派として、パウロス派(小パウロ派)、ボゴミール派、カタリ派などが有名です。
その中でも、ボゴミール派では、神には、二人の子があり、兄をサタナエル、弟をキリストと言い、神は、サタナエルに世界を造るように命じ、サタナエルが世界をつくりましたが、サタナエルは、自分が全知全能だと勘違いし、自分を神だと人々に信じ込ませるようになってしまいました。
それに対して神は、サタナエルの野望を阻止するために、人間界にもう一人の子キリストを送りこんだというものです。
その中には、グノーシス派の崇高なる精神と俗なる物質(肉体)という考え方が、大きな影響を与えています。
また、カタリ派では、肉体は、悪魔が神を閉じ込めるために創ったものであるという考え方をしていました。
長文でありがとうございます。
宗教、哲学には一面ではしらない歴史や考えがあるんですね。
勉強になります。
>これは、キリスト教二元論と言います。
>グノーシス系の考え方を引き継ぐ教派におおく存在しましたが、現在ではほとんど絶滅しています。
これはなぜ、絶滅したのでしょうか?
No.6
- 回答日時:
あれま、投稿が完了したはずなのに反映されない・・・
えっと、キリスト教って新約聖書ですよね。
光と影の戦いらしきものが描かれているのは、ヨハネの黙示録。
この中にバビロンの大淫婦って出てきますが、ローマのことじゃなくてティアマアトのことじゃないかと。
で、ティアマアトが登場する神話には、大洪水の話も出てくるので、聖書の元ネタだと思う。
ティアマアトは初源の神として描かれておりたくさんの神々を生んだのですが、息子のエアが父親を殺し母親のティアマアトに「その最高地位をくれ」と要求したことで、ティアマアト側とエア側とに神々がまっぷたつに分かれて大戦争をしたとなっている。
この話がキリスト教になると、神側についた天使たちと悪魔側についた天使たちが大戦争をした じゃなくて これからする ってなっちゃった。
俗にハルマゲドンと呼ばれるもの。
この神話がエノクの作者にインスピレーションを与えたのかエノクの黙示録もヨハネの黙示録同様 難解な内容。
で、エノク書を信じたクムランは光と闇の戦争を想定しており二元論的思想を持っていた。
クムランが地震で半壊したとき、いよいよ終末の裁きがやってきたと思ったらしい。
http://www.geocities.jp/todo_1091/bible/jesus/02 …
>で破壊と温和、光と影、表と裏というようなことに関する話ってあるのでしょうか
一番これを特徴としているのが、ユダヤ聖書のコヘレトの言葉の下記のリンクの箇所。
http://www.wordplanet.org/jp/21/3.htm
ちょっと訳が正しくなくないですが。
なお 前回の補足として参考までにリンクはっときます。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM …
No.5
- 回答日時:
追加です。
キリスト教は、特徴からしてクムラン宗団が分裂した中の一派じゃないかと思えるんですね。
クムランの教えに「右の頬を打たれたら左の頬を出せ」などがあるし。
クムラン宗団は二元論的終末思想を持っていた。
http://www.geocities.jp/todo_1091/bible/jesus/02 …
他には聖書の中のヨハネの黙示録が終末思想が描かれており、光と闇の戦争が描かれている。
ヨハネの黙示録に出てくる竜ってティアマートのことじゃないかと。
バビロンの大淫婦はローマ帝国だ カトリックだ とか言われますが、いやいや ティアマアトのことでしょう って個人的には思います。
ちなみのティアマトはたくさんの神々を生み出した神々の祖。
後に息子が裏切って、ティアマトの軍団とエアの軍団とに神々が分かれて大戦争をしたとなっている。
後にキリスト教になると神側についた天使と悪魔側についた天使たちが大戦争をするってなって、今に伝わるハルマゲドンになったわけです。
元ネタはバビロニア地方に伝わっていた神話で、未来じゃなくて過去として描かれている。
どれだけ過去かというと天地創造の前の設定。
あとはキリスト教のエクソシストの祈祷は善が悪を倒すって内容。
http://www.catholicdoors.com/prayers/english/p01 …
ヨハネの黙示録以外、新約聖書に明確に光と影が対照的に同時に描かれていることは無かったと思いますが、マタイとルカだったと思うが、そこに「私が救いをもらしに来たと思うのか、そうではない、破壊をもたらしにきた。地上に火を放つためにやってきた」と破壊の相のイエスが描かれている。
破壊というより峻厳。
要するに閻魔様やマアトみたいな概念。
あと前回の補足として参考までに
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM …
No.4
- 回答日時:
訂正:
どちらか片方だけでは想像はできないのです。
⇒どちらか片方だけでは創造はできないのです。
人間社会を見ても、モノや思想を作り、芸術(ほとんどの)を作っているのは男です。それらを作り出すのを支えているのは女です。
破壊活動も男がしています。良くも悪くも創造と破壊は男が実際にしてきています。
赤ん坊を実際に生み出すのは女性ですが、男がいなければ生まれません。能動的に活動する・能動的に自ら光を発する太陽は男であり、受動的に光を反射する月は女である、とも言えます。
いつどこでも、誰にでも平等に光をもたらすのは、男性の理性を表しているとも言えます。自分の家庭、家族にのみ愛情を注ぎがちな女性は太陽ではないでしょう。
「惨たらしく死ぬ」かどうかはともかく、生まれ方も死に方も男と女で変わりないかもしれません。そこら辺はよく観察したことがないので良く分からないですが。
やはりどちらも平等であり、価値も同等でしょう。
No.3
- 回答日時:
一般に、人間社会を見渡しても、女性のほうが惨たらしく老い、惨たらしく死んでいきますね。
それは維持を司っているからでしょう。維持は動物も司っています。動物は環境に左右されます。人間環境が悪くなれば、そのぶん動物的な人間のほうにしわ寄せが行きます。畑に種をまかなければ生命(植物)は生まれません。
男性が創造と破壊を司っていると言ってよいでしょう。
どちらか片方だけでは想像はできないのです。それを、視覚的に女性が生命を生み出してるように見えるからと言って、皮相的な判断で女性がすべてを生み出していると思うのは 無知であり、傲慢であり、頑固ですね。
陽と陰 男と女で 生命(すべて)を、宇宙を作り出しているということを理解できない人間は、若くてエネルギーがあるうちは調子に乗って作文しますが、老いたらいずれ後悔するでしょうね。
「やだやだ醜く老いたくないもん、死にたくないもん」と駄々をこねても仕方ないですね。
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