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先日、中国製義歯(金属部分)についての安全性についてのニュースを見ました。金冠を中国で作っていることも初めて知りました。中国では日本では使用を禁止されているベリリウムという物質(発がん性の恐れがあるため)を、加工し易くなるという理由で使っているとの事でした。私が行っていた歯科では型をとってから中二日で金冠が届いています。こんな短期間で中国で作るのは無理では?と思うので、たぶん日本製ではないかと思います。上記のニュースについて「安全の範囲内」とコメントしていた専門家もいました。実際のところどうなんでしょうか?

A 回答 (1件)

はじめまして。



15年ほど前、歯科技工士をしていたものです。
端的に言いますと、中国製だろうが日本製だろうが、粗悪なものは粗悪です。
歯科医師の治療テクニック&歯科技工士の製作テクニックにより、雲泥の差があります。
また、使用する金属も日本でOKとされているものでも、『これどうなん?』というものもありますよ。

中国製にする理由としては、『輸送費込みでも色々と安上がり』ただそれだけです。
昨今では、歯科医師ですら、夜逃げするような世の中です。
(やっていた当時でも、夜逃げする歯科医師はかなりいました。)

はっきりいますと、診療報酬が低いから歯科医師は費用を少しでも下げるため安いところを探します。
すると、歯科技工士のほうは、仕事を少しでも多く取るため安く価格設定をします。
そうなると、金属・レジン(入れ歯や保険で作ってもらえる前歯などのプラスチックの部分だと思ってください)・陶材・研磨剤などの材料費を抑えるしかない。

日本の場合はこんな感じですが、中国の場合はもっとひどいみたいです。
以前聞いた話によると、<中国では『歯科技工士』という国家資格が存在せず、使用する金属もかなり規制がゆるい。>さらに、人体生理学・解剖学など勉強していないがために、とんでもない製作物が出来てくることがある。
らしいです。

さらに、日本では歯科技工物はPL法(製造物責任法)が適応されますので、不具合があり3年以内であれば損害賠償請求権できるはずです。

そんなこんなで、気にしだすとキリが無いです。
実際は、口に入れるものですので、信頼のおける所でしっかりと診てもらえば、大丈夫でしょう。
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