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マッチのメカニズムについて教えて頂きたく質問しました。
擦ると火がでるというのはどのような理屈からでしょうか。
親切な方、回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 マッチの頭には、頭薬という、塩素酸カリウムや硫黄、等を松ヤニか膠で固めたものが付いています。


 又、軸木には、良く燃える様にするために、パラフィン等のロウを染み込ませています。
 一方、箱の側面等にある摩擦面には、側薬という、赤燐等を主成分としたものが、接着剤で塗り固められています。
 又、摩擦を大きくするために、ガラスの粉が側薬に混ぜられています。(頭薬に混ぜる場合もあるらしいです)
 マッチの頭を側薬に擦りつけると、摩擦熱が発生します。
 側薬の成分である赤燐は、発火点が約260?と比較的低い温度なので、摩擦熱で火花が出ます。
 この火花が頭薬に燃え移ると、頭薬に含まれている塩素酸カリウムが、酸素を放出する働きをするため、酸素を供給された頭薬は激しく燃え上がります。 この頭薬の火によって、軸木が燃え出すのです。

 大正時代の頃までは、側薬を使わず、石や靴底等、どこで擦っても、火が着くマッチがありました。
 これは、頭薬に黄隣が使われていて、黄隣の発火点は約60?と、非常に低い温度で燃え出しますから、多少摩擦熱が小さくても良く、摩擦が小さな面でも着火するというものです。
 しかし、どこで擦っても火が着くという事は、間違えて火事になり易いという事でもあります。
 この様な問題がある事に加えて、黄隣は毒性が強いという事もあって、現在では黄隣マッチは禁止されています。

【参考URL】
 マッチ - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83% …
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この回答へのお礼

完璧すぎです。素晴らしすぎる回答感謝します。

お礼日時:2010/02/11 06:09

マッチの先端についているのは「赤リン」という薬品です。


「リン(化学記号=P)」の中の一種で発火点が260度Cというものです。これをやすり紙にこすりつけると摩擦熱で発火するというだけのことです。
ちなみに昔は「黄リン」が使用されたマッチもあったようですが、これは発火点が赤リンよりも低く危険なため、その後使用されなくなり、赤リンが使われるようになったそうです。
よく西部劇でカウボーイが靴にこすりつけて発火させていたのが黄リンのマッチです。
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この回答へのお礼

詳細な回答をお寄せ頂き感謝します。

お礼日時:2010/02/11 06:08

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