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半導体に関して勉強中です
半導体実装(フリップチップ)の工法(Au-Au)でUS接合と高温接合のそれぞれの長所、短所を教えて下さい。
それと携帯電話などのDSPモジュールのCCD素子をフリップチップ工法で実装することは可能でしょうか

A 回答 (1件)

確認しますが、金金接合での「高温接合」ということはいわゆる


NCP(非導電性ペースト)接合
ACP(異方性導電ペースト)接合
ACF(異方性導電フィルム)接合
   等の事で宜しいでしょうか?(上記は金金に限らないのですが)
以下、これらとUS(超音波)接合で話をしますが、私の勘違いでしたらご容赦下さい。

 この部分はフリップチップ実装において、もっとも基本となる部分ですがこれから先まだ相当技術的な変化があり、あくまでも現時点での比較としてお話します。

US接合の最大のメリットは接合のタクトにあります。
NCPなどが通常数sec(2~5sec/チップ以上)かかるのたいし、USは0.5sec以下程度での接合が可能です。
また、金属同士の接合ですから強度もあり経年による劣化も少なく、又熱ストテスも少ないためフリップチップの接合としては非常に理想的なものであるのは確かです。
しかし、このUS接合には致命的な問題があり現在各社この打開に向け開発競争がされています。
致命的な問題とは、多ピンの接合に不向きであるということで、現状としては50バンプ以上の物は品質的に非常に課題が多いということです。
これは、ピン数が増えた場合、加圧力が分散するため1バンプあたりの加重が確保できないことと、仮に確保できても今度は全てのバンプに均等に加重しなければならず結果接合強度のバラツキが出るなどの大きな問題です。

結局、多くの場合ピン数が増えると(50~1000バンプ程度)はNCPなどの他の工法に頼らざるをえません。

NCPのメリットはこの多ピン対応に合わせ、狭隣接バンプに対応できるという大きなメリットがあります、現実的にこの工法を採用しているメーカーはとても多いです。
しかし、このNCPにもやはり重大な問題があります。
それは、経年による劣化の問題で、先のUSやC4が金属接合であるのにたいし、NCPはあくまでも接着剤による接触接合であり、ペーストの経年劣化の不良が即ICモジュールの品質劣化につながります。
また、NCP、ACP,ACFはそのペーストやフィルムの材料費も高くつくこと考慮しなければなりません。

結論ですが
現行としては50バンプ以下の物はUS工法が主流
以上はNCPなどの接着工法が主流という考え方で宜しいかと思います。

また、加熱方式にはC4がありますが、金金ということで説明は除外しましたが
必要であれば補足可能です。

CCDの件ですが、DSPモジュールにCCDというのがよくわかりませんが、CCDそのものは、フリップチップ工法で実装可能です。
ただし、受光面をどう確保するかとうあたりに工夫が必要ですが。

以上
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