No.5ベストアンサー
- 回答日時:
問題の「涅槃経」ですが、それは多分「大乗の涅槃経」でしょう。
大乗仏典の涅槃経は読んだことありませんが、阿含経の中にある「涅槃経」には説いてなかったと思います。
古本屋か宗教書籍専門店へ行くと、大東出版社から「国訳一切経」が出版されています。北伝ですが、すべてのお経を読むことが出来ますので、読んで見る良いでしょう。
買うと恐らく全巻で数十万円すると思いますので、哲学学科か仏教学科のある大学の図書館か府立とか都立の大きい図書館には全巻おいてあると思いますので、読むと良いでしょう。
すべて漢文の書き下し文なので、少し漢文の力が必要ですが、仏教用語さえ何とかなれば読めるでしょう。
せっかくだから、仏説と言われる阿含部から読んで見ると良いでしょう。
No.4
- 回答日時:
お釈迦様の転生を問う前に、仏教の基礎知識の習得が必要ですね。
仏教の経典には、直説とそうでない創作経典の2種類があります。創作経典でいかに「お釈迦様の転生」を説いていても、元々は創作経典なので参考にはならないということです。
直説とされる経典では、お釈迦様は「転生しない」とはっきりお説きになっています。
現代日本には、様々な宗教団体が乱立していて、それ以外にも様々な霊能者と言われる人たちがいます。誰が真実を説いているのでしょうか?
それと同じような歴史が仏教にもあったわけです。そういう歴史の中でお釈迦様の真実の教えもわからなくなりました。
それがイギリスがインドを植民地にすることにより、仏教遺跡の発掘により、お釈迦様の真実の教えが段々わかるようになって来ました。すると、仏教経典に直説と創作経典があるということが明確に判明して来たわけです。
創作経典からの情報を信じて満足できないしょう。
まあ、論文かレポートにそれぞれの経典が説くお釈迦様の転生についての記述を書くのであればそれでもいいかも知れませんが、他の同じ疑問を持つ人も閲覧するかも知れませんので、やはり仏教史の真実をOKwaveには書くべきと思い回答しました。
回答ありがとうございます。
大乗仏典には創作が含まれていることは承知しております。
ただ、だからといって大乗仏典の全てが全く信用ならないものとも思えません。
中には『「かくの如く語れり」で始まるこれらの経典は、僧が禅定などで到達した悟りの世界において、仏陀と出会い、仏陀の話を聞けたのではないかと解釈も出来得る』という人もいます。
もちろんこういう事を言い出したら切りがありません。
ですが、最初から排除してしまうのでなく、まず全ての情報を並べた上で何が真実なのか考えてみたいのです。
ちなみにどなたかが涅槃経に東の国の話が書いてあると言われていたのですが、この話が書いてあるという涅槃経とは、小乗仏典のものではなく、やはり大乗仏典の方なんでしょうか?北本南本とあるようですが・・・。
No.3
- 回答日時:
お釈迦様=ゴータマ・シッダッタは生まれ変わりません。
生まれ変わり、つまり輪廻から解脱したのが仏ですから。あなたが聞いたのはお釈迦様の次に仏陀(=悟りを得た者)となられる弥勒菩薩のことではないでしょうか?
弥勒菩薩はお釈迦様の入滅後56億7千万年後の未来に姿を現われて、多くの人々を救済する未来仏であるとされます。記述のある仏典は『阿含経』、『観弥勒菩薩上生兜率天経』、『弥勒下生経』、『弥勒大成仏経』、『無量寿経』などです。
56億7千万年後はちょうど地球の寿命が尽きるのと同じ時期だそうです。古い経典で3000年後とするものもあるそうです。そうなると西暦2500年前後でしょうか?
場所については、弥勒菩薩はバラモンとして娑婆世界に出生し、出家したのち竜華樹下で悟りを得て、三度にわたり説法を行い多くの人々を救う、と言うのでやっぱりインドかネパールと思われます。ブラーミンカーストは伝統的生活を守るため、滅多に海外には出ないのです。
私は「輪廻からの解脱」イコール「転生しない」ではない、という思いがあります。
また、釈尊と未来仏は、別人なのか否かも考えねばならないことだと思っています。
回答ありがとうございました。
追伸 どうやら「涅槃経」に「東の都云々…」という話が載っているそうなんですが、どの部分なのか分かったら教えてください。
No.2
- 回答日時:
2500年前インドに生まれた釈迦が、次はいつどこに生まれ変わるとか、について伝統的な仏典に記述はあるのでしょうか?
○釈尊・仏陀の再誕に触れている個所は法華経「如来寿量品十六」でしょうね。
「そういう人たちのためには、私(お釈迦様)は弟子とともに現れて、私は常にここに居ると語る」
参照:http://enlighten.fc2web.com/jigage.html から抜粋。
仏陀晩年の霊鷲山説法が法華経典の元ですが、その時に再誕の時・場所も話されたようですが仏典としてではなく口伝として伝えられたようです。
昔からの口伝では、「光り輝く東の都、2500年の後である。」ということですね。それ故、仏教はインドから東へ東へと伝えられていったのですね。かの鑑真も東の端の国、日本で仏陀に会いたかったのでしょうがちと早かったですね。
「弟子とともに現れて、私は常にここに居ると語る」ですからね、まさにその弟子が答えていますので、東の都は現代の東京ですね。現代の東京こそ仏陀再誕の時と場所ですね。
心を研ぎ澄まして仏陀の声を聞けばわかりますよ。
回答ありがとうございます。
他の方が似た質問をされていて、そちらの回答にも「東の都」の話がありました。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5361537.html
涅槃経に書かれているという事らしいです。
2500年というのはおっしゃるようにアジャンタ村に伝わる伝説のようですね。
…しかし、どの涅槃経か分かりますか?小乗教典でしょうか?他にも北本、南本というのがあるようですが…。
No.1
- 回答日時:
お釈迦様は、もう生まれ変わりません。
後有(死後の生、生まれ変わらなければならない因縁)を断ったと明言しています。雑阿含経の最後の部分の一説の決まり文句にもなっています。生まれるから、そこに苦が生ずるわけです。それを滅したわけです。
お釈迦様が、自分はどこそこに生まれ変わるという経典がもしあるとすれば、それは偽経典です。
また、自分の前世はお釈迦様であるという人がいたならば、その人は嘘つきです。
他の方の回答を見ると、「ケントマティーという所に生まれる」という話があり、
「生まれ変わらなければいけない因縁を断った」という話と、一見矛盾します。
「カルマの清算という義務で転生する事はないが、自らの意思で転生をする」と解すれば納得は出来ます。
もう少し検証したいと思います。
回答ありがとうございました。
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