
フローティングディスクブレーキ
バイクや自動車のブレーキに採用されている「フローティングディスクブレーキ」についてご質問いたします。
私はこのシステムのメリットとして
・リジット固定に比べロータに生じる車軸方向の応力が軽減されるため、熱変形が抑えられる。
・ハブに伝わる熱を軽減できる。
・インナーロータの材質をアウターと変えることで、軽量化できる。
等が挙げられると考えていますが、この他にどのようなメリット、デメリットが考えられますでしょうか。
また、フローティング固定用のピンの個数を増やすことにはメリットはありますでしょうか。(ピン形状に変更はありません)

No.2ベストアンサー
- 回答日時:
他にもありますな。
まずはフローティングする事によって、様々な状況から起因するディスクの振れを吸収する事ができます。
対抗ピストンなどではディスクの逃げが無いので、効果が顕著に現れるでしょうな。
最近流行の6ポット等パット面の長いブレーキではなおさらです。
振れる分だけパットが押し戻されて、ブレーキレバーの握り代が大きくなるのを防ぐ事が出来ます。
また、一口にフローティングといっても、フルフローティングとセミフローティングがありますな。
セミフローティングの場合、リベットでアウターとインナーが固定されていますから、先の振れに関しては効果が少ないと思います。
メーカー純正品はセミフローティングが多いでしょう。国産でフルフローティングを積極的に採用しているのはスズキぐらいでしょうか。
一時期フルフローティング採用車が重大な事故を起こした経緯もありますから。
万人が行うメンテナンスを考慮すると、中々採用しにくいのだと思います。
あとは、ランニングコストも関わってきますな。
アウターローターが磨耗しても、取替えが効きますんで。
やはりレースライクな仕様として成り立っているパーツだと思います。
何よりバネ下の軽量化は効果が絶大ですからねぇ。
ピンの数を増やす事のメリットについては、熱伝導率が良くなるので、それに伴う効果が期待できるでしょう。
支持する部分が多くなるので剛性にも関係あるでしょうな。
しかし平行して重量増や加工精度の向上等のデメリットも増えるわけですが。
そのあたりのさじ加減は各メーカーのノウハウと言うところでしょうかね。
余談ですが、フローティングディスクのほかに、フローティングキャリパーなんてのもありますよ。
そんな感じですな。
詳しいご説明ありがとうございます!
なるほどフローティングにも種類があったんですか。。。
今回私の方で問題となっているのはフルフローティングなのですが、重大な事故が起きていたのは知りませんでした。
ところで、ピン数増加により剛性アップはわかるのですが
熱伝導率、というのはどこからどこへの熱伝導についてなのでしょうか。
ローターからハブへ?それとも、大気放熱?
ご回答いただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
No.3
- 回答日時:
こんちは。
・ハブに伝わる熱を軽減
ということはローターからの放熱性(ローター→ホイール)が劣ってしまうデメリットということになるのではないでしょうか。
ただ、ホイールのハブ部分がローターからの熱を受けることに有意のデメリットがあるならば「ホイールハブに伝わる熱を軽減できる」はメリットかもしれません。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
関連するカテゴリからQ&Aを探す
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
ブレーキディスクを逆に着けて...
-
鋳鉄ローターは?
-
塗装の硬化中の雨について
-
ホイール 6j から 6.5Jに...
-
バイクのギアに適したオイルグ...
-
オイルシールにリチウムグリス
-
純正より小さいオフセット値の...
-
大きな張り子の強度を上げる方...
-
2液ウレタン塗料の乾燥(硬化)
-
七宝焼を始めたばかりです。 希...
-
ロードバイクのケミカル用品
-
キーパーコーティングで逆に傷が。
-
CRC-556の処分
-
ハンディドリルでスチールに穴...
-
高速道路を走ったらラジエターに
-
バイクのカウルに 付いた水アカ...
-
(金属)玄関のドアノブの傷を...
-
シリコンオフはテッシュで拭き...
-
スライドピンにシリコングリス?
-
サンバーバンの高速直進性と雪...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報