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『割り箸が売れなくなると、更に木材が使われる?』

割り箸と森林伐採の関係性についての質問です。

「割り箸が売れなくなると、林業業者は木材を別の商品に使おうとする。つまり割り箸が売れない結果、森林伐採の量は更に増える」
という文章を何かで読んだ記憶があるのです。
ただしコレは非常にうろ覚えですし、書籍の文章だったのかインターネット上の文章だったのかも覚えていない状態です。
そこで皆様の助けが得られたら、と思い質問させて頂きます。

上記の文章を読んだ事自体が自分の記憶違いかもしれませんが、非常に気になっています。


割り箸と森林伐採の問題について個人的にはザッと調べてみました。ざっくばらんではありますが基本的な知識は得る事が出来ました。

しかし「割り箸と森林伐採のパラドックス」とでも言いましょうか、この問題が解決出来ないと、自分は割り箸を使う度に気になってしまいます。

「仮に割り箸が売れなくなったら林業の業者は他のものに木材を使う。だから森林伐採が起きる事は変わらない。(又は森林伐採の量は更に増える)」のでしょうか?

A 回答 (9件)

このようなことを考えるとき「需要と供給」を考える必要があります。


つまり、割り箸が売れなくなっても、タンスやその他の木材を使用した製品が売れることにはつながりません。
ですから、いくら割り箸が売れなくなって、木を切ってもだからと言ってその木を使ってくれることはないでしょう。
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日本国内で生産される割り箸に限れば、確かに端材や間伐材が原料ですが、輸入割り箸は自然林を原料とするものです。



そして国内の割り箸消費量のうち、国産割り箸が占める割合は1割程度です。

要するに、端材や間伐材を原料とする割り箸は、割り箸消費量の1割程度に過ぎず、9割は自然林を原料とする割り箸であるということです。

国産割り箸を使っているのは相当な高級料理店くらいで、一般の飲食店で使われているのは、自然林の原料とする輸入割り箸です。

割り箸消費全体から見れば、ごく一部の例外でしかない国産割り箸のことだけを取り上げて、割り箸消費全体を正当化しようとするのは、詭弁というほかないです。
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日本国内だけを考えると、森林伐採量が不足しており、結果、林業者の収入が減少しており、儲からない事業からは撤退する定理どおり、林業全体が縮小し、その結果新規の植林も減少しており、今、伐採適齢期の戦後の杉林が役に立たないまま立ち枯れしたりしているのです。



日本では森林に関する教育をしないものだから、人間がどれほど手入れをしないといけないか無頓着で、勝手に木が生えていると考えている人も多いようです。

勝手に木が生えているのは原生林と言って、北海道や東北の一部にしかなく、日本ではほとんどが林業者が植林した森なんです。

畑の場合、春には種を撒き、秋には作物を取り入れるでしょう。これが1年周期で繰り返されます。
野菜(=草)を扱う畑の1年周期が、木を扱う林業では30年~40年周期で行われていると理解してください。

畑の1年でもお百姓はその間遊んでいる訳でなく、水や肥料や殺虫剤を使用して作物の育成を保つでしょう。
林業も同じで、肥料や殺虫剤は使いませんが手入れをしなくてはなりません。間引きといって相対的に弱い木を細いうちに伐採することで、選ばれた強い木に日光と地中養分が集中するように管理をしているのです。この間引きで伐採された木はまだ細いので住宅の柱材にはならず、壁板など(羽柄材と言います)に使用たり、割りばしなどにして有効利用してきたのです。これでも少しは金になるからね。
現在では板壁、板塀が使われなくなり、割り箸でさえが安く輸入されるので、日本の林業家は間引き作業からの微々たる収入もなくなり、ますます事業意欲が萎えているのです。

農産林業に関してはEU各国も輸入規制をしているので、日本も日本林業を守るために木材の輸入に必要な関税をかけるなどして、日本の森林資源を日本人が消費する構造に戻さないと日本の林業が無くなってしまいます。
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 割り箸悪者論は、現在の森林のかかえる問題とはあまり関係がないような気がします。



まず、簡単な問題から。
 割り箸についての議論は、文字通り枝葉末節の議論です。という意味は、山に植えられている樹木のうち、利用可能なのは3割程度で、根や枝、葉などは山で廃棄物になります。
 さらに、材木にするために、製材所で1/3は切り落とされます。これはパルプ材料などになりますが、割り箸にすると収入が増えます。
 なお、輸入の割り箸は、もともと成長は早いが軟弱で材木にならないパルプ材が原料で、杉やヒノキを使っているわけではなさそうです。

 つぎに、森林伐採は環境破壊であるという神話について。
 人工林は、適当に伐採しなければ健全な再生産ができないばかりか、災害を引き起こす可能性があります。熱帯雨林の乱伐の議論と、温帯・亜寒帯の先進国林業を混同すると危険です。

 さて、日本の森林は国土の2/3を占めていて、その4割が杉、檜などの人工林です。しかも、森林蓄積量は年々増えていて、なんとか伐採量を増やさなければ森林の荒廃が止まらないという状況です。分かりやすい説明は、以下のURL参照。

http://watashinomori.jp/study/basic_01-2.html

 コメも過剰生産に悩んでいますが、減反すれば、一時しのぎとはいえ、需給のバランスを保つことができます。しかし、林業の場合、間伐をやめて荒廃させる以外の手段がみつかりません。もちろん、政府は木材自給率を高めるとか、間伐に補助金をだすなどの対策を講じていますが、国民の理解を得ているとは言いかねます。

 
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割り箸は間伐した木や製材の過程で出る端在、つまり捨てられる木を


有効活用して作られていると聞いたことがあります。エコの目の敵に
されて可愛そうですね。
「マイ箸」とか最近は塗りの箸が安くなって、100均でも大量に
売られるようになりました。これらはきっと途上国で生産されており、
途上国では外貨獲得のために乱伐されているかもしれませんね。
割り箸を悪者にした結果、地球規模で森林伐採が増えているかも
しれないですね。
あくまで私の想像ですが。
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こちらのサイトが非常に参考になりますね。


http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18pr …


「日本で現在使用されている割り箸の実に90%近くが中国からの輸入である」
「この木材の供給方法は、皆伐方式と呼ばれるすべての木を
いっせいに伐採する方法が多く採用され、森林が減少しています。・・・
中国では、環境に配慮した生産を続けているとは言い難い状況です。」
「中国では昨年(1998年)、北部や長江流域で大洪水が発生しました。
これに対して、中国政府は割り箸などのための森林伐採で土地の
保水能力がなくなり、 そのために洪水が発生したとの見解を表明しています。」



>「仮に割り箸が売れなくなったら林業の業者は他のものに木材を使う。
だから森林伐採が起きる事は変わらない。(又は森林伐採の量は更に増える)」のでしょうか?

この論理は非常に短絡的です。
業者や森林の保有者からすれば、生きるがために森を伐採し、
それが割り箸になろうが、他のものになろうが同じとは言えます。

ただ、環境破壊の観点からすれば、無尽蔵、無秩序な森林伐採が
洪水などの社会的な被害をもたらしていることは確かなので、
法的な規制が必要になってくる。ということです。
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割り箸を使う、使わないはあまり問題ではないと思います。



森林伐採は程度を知らない急発展中の国が、今ある人工林をひたすら伐採
しているから大問題なのですよね。彼らにとっては、まさにカネのなる木
ですからね。
だから作るモノが割り箸だろうと何であろうと、売れるモノなら関係ない
わけです。事実、日本が割り箸を大量に、その国から9割以上を輸入する
から、今はヤリ玉にあげられてるだけ。

結局、僕たちが考えるべきは地産地消。今の日本は物価が高く生産性も低い
ため、人工林の保全がうまくいってないらしいです。それに、森林伐採の
国から輸入するときの運搬も、CO2をまき散らします。森林保全と地球環境
に協力しつつ日本の林業を盛り立てるべく、日本の人工林で育成した、日本
の木材でつくった、そんな日本の由緒ある箸や割り箸を使いたいですね。
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割り箸は間伐材から作ります


間伐は植林事業で重要な間引き作業です
間伐材は建築材に使うだけの強度がないのでほとんどが割り箸に使われるのです
間伐材の需要が減れば間伐をしなくなり植林地が荒れる可能性がありますね
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読ませていただきました。

俺は小学校の時に先生から学びました。
けれどどうなんでしょうね?大量生産が可能でないものは単価が高くなって売りは下がるかもしれません、けれどお金に変わるのは確かだからなくなりはしないでしょう。

質問者さんが言う【「割り箸と森林伐採のパラドックス」とでも言いましょうか、この問題が解決出来ないと、自分は割り箸を使う度に気になってしまいます。】について
林業さんの目標が変わればいいんですけどね。売る為に育てるんじゃなくて酸素を生産する為に植林をし木々・森を育てていく仕事に転換してくれれば次いで水も土も綺麗になるんですけど。しかも災害までも減らしてくれます。だって育てる身なんだから山火事なんて死活問題、今以上にスムーズに対処できると思うし、しっかり根が張れば土砂崩れも減る。子供っぽい考えだけれど、このように変わってくれたら喜んで『税金使ってください。』って言えるだろうし、箸を見た時は感謝で一杯になるかもですね。
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