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ミカヅキモってどの位二酸化炭素を吸収しますか?

ミカヅキモやアオミドロってどの位光合成するんでしょうか?
またこれらの微生物の中で単位量あたり最も二酸化炭素吸収量の多い微生物って何ていう生物なんでしょうか。
科学的データもあると大変助かります。

また、植物の単位当りの二酸化炭素吸収量と比べてもどうでしょうか。
マングローブがかなり吸収が良いと伺いました。

A 回答 (1件)

ご質問者さんは少し勘違いなさっているようです。

単位量あたりで考えますとどの植物でもほぼ同じです。二酸化炭素吸収量は実際にその植物が吸収します二酸化炭素量を測定しているわけではありません。植物の乾重量のほぼ50%が炭素です。その炭素はすなわち二酸化炭素として吸収したものです。ですから二酸化炭素吸収量を比較するには年間のその植物の生長量(乾重量の増加)で測定します。生長量が大きなもの程二酸化炭素吸収量も大きくなります。

ブナ林でも若いブナ林ともはや森として成長しない極相に達したブナ林では違います。成長が止まった極相林での二酸化炭素吸収量は大きなものではありません。マングローブ林とて開発が進みまして若いマングローブ林が多いからであって極相に達したマングローブ林は吸収量は大きくありません。二酸化炭素吸収量はその森林の生長度合いにより違います。

藻類も全く同じです。自然状態では湖沼や沿岸では春にブルームと呼ばれます爆発的な大増殖をします。この場合の二酸化炭素吸収量は大きなものですが、いずれ栄養塩類を消費し尽くして大増殖は終わります。しかし、人為的に栄養塩類を供給し続け、生活空間を確保してやれば大増殖は永遠に続きます。つまり培養状態では極めて大きなものになります。

この回答への補足

大変有益なご回答ありがとうございます。
調べてみたら、マングローブの場合は生態系の循環を考えた場合、炭素固定能力が高いのだと知りました。

>二酸化炭素吸収量を比較するには年間のその植物の生長量(乾重量の増加)で測定します。
ということは、生長の早い杉などの樹木は二酸化炭素吸収量が多いと考えてよいのですね。
藻類も同様に固体の体積の増加量が多いものが吸収量が多いのでしょうか。
そのような藻類は一体なんという名前なのでしょうか?
ちなみに藻類に必要な栄養塩類とは、具体的にどのようなものでしょうか?

>生活空間を確保してやれば大増殖は永遠に続きます。
水中の酸素量との関係ではないかと存じます。
一固体当たりに必要な酸素量はどの位なのでしょうか?

補足日時:2010/10/09 02:56
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