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マイコプラズマ なぜ乾性咳嗽なのですか?
タイトルのとおりなのですが、
最近感染なのに、痰がでないのはなんででしょうか?

A 回答 (1件)

「素人の方でよく勉強している方」あるいは「勉強してない医療関係の方」からよくある質問です。

ご質問の方もどちらかだと思います。

さて、マイコプラズマは細菌とウィルスの中間に位置するような病原体ですが、それはともかく、肺炎を起こした際には初期から中期には「間質性肺炎」という炎症を起こします。

肺は二重の袋状の構造をしています。紙袋を2枚重ねた状態を想像してください。空気や痰が入っているのは内側の袋の中身です。袋の中に炎症が生じれば痰(白血球や分泌物)が袋の中に溜まってくるので、外に出せます(咳による痰)。これは通常の肺炎や気管支炎で「湿性咳嗽」となります。

ところが、マイコプラズマの炎症は二重袋の二重部分の隙間、つまり1枚目の紙袋と2枚目の紙袋の間に炎症が生じます。ですから、空気とつながっている内側の袋の中身には炎症は強くない時期があり、痰は外に出てきません。その場合、見かけ上は乾性咳嗽となるのです。炎症がおきていないわけではありません。

もちろん、進行して肺胞(中袋)が壊れれば炎症は袋の中側にも及んできますので、治療しなければ通常の肺炎のように痰や血痰が出てきます。いつまでも乾いた咳ではありません。

非常にわかりやすい説明でした。
もう、おわかりになりましたね。
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この回答へのお礼

ほうほぅ。
よくわかりました!

ありがとうございました。
ちなみに勉強不足のナースです…。

お礼日時:2010/10/28 19:31

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