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私は4人兄弟の長女で、結婚し家を出ています。3人の弟、長男は結婚し娘が2人おり、実家の近くに家を買い住んでいます。次男・三男は独身でこの先結婚するつもりはないとのことです。
先日母が亡くなり、お墓の話になったのですが・・・  長男夫婦は、まずは父に母のために墓を建ててもらい、いずれ父が亡くなったら父もその墓に入り、自分達が墓の守をし、いずれは自分達も両親と同じ墓にはいる と、話したら、父は「自分達の家を持ち、別所帯で跡継ぎではないから同じ墓には入れない」と言いました。
 同じ屋根の下で生活していないと跡継ぎではないのですか? 長男夫婦は自分達が跡継ぎだと思っていたそうですし、私も次男・三男も、長男夫婦が跡継ぎだと思ってました。
長男夫婦は同居も考えていましたが、下の弟達がおり夫婦で過せる部屋もなくアパートで暮らしていましたが、子供も大きくなりアパートでは狭く、家を買いました。ちなみに、次男・三男は今も実家に住んでいます。

A 回答 (5件)

先ず、「跡継ぎ」ということについて説明します。



戦後改正された民法や戸籍法などは、家族を、それまでの家を単位とする家長制度をやめて夫婦を単位とする考え方に改めました。

そこで、「家の跡継ぎ=家長」という制度は無くなったのです。
法律上定めがあるのは、天皇家だけで、皇室典範に規定されています。

伝統芸能、伝統工芸、特殊技能などの世界では、芸や技能を受け継ぐものを「跡継ぎ」と呼称していますが、法律によって定められたものではありません。

一般用語として、「跡継ぎ」「跡取り」は残っていますが、法律上のものではなく、事実上、親が経営していた会社や商店を子供が引き継いだ場合、親が祀っていた神仏や墓を子が引き継いだ場合にいう人が多くあります。

次に、お墓のことについて説明します。

お墓の在り方については、宗教上というよりは、時代により、地域によりいろいろあります。
もともとお墓は一人一基でした。夫婦の墓石が並んでいる古い墓を見たことがあるでしょ。

昭和の初めころになって、墓地の確保が特に都会では困難となり、その対策として、「○○家の墓」「○○家先祖代々の墓」と彫って一基に何人も埋葬する風習が生まれました。

また、少し墓地の確保に余裕のある処では、一人一基とするが、五十回忌が済むと「○○家先祖代々の墓」に移して更地にし、その後亡くなった方があると、そこに一基建てるということをしているところもあります。

そこで、あなたの質問ですが、

1 「自分達の家を持ち、別所帯で跡継ぎではないから同じ墓には入れない」と仰るお父様の真意は、どこにあるのでしょうか?
  今日の一般的な慣行では、「○○家の墓」「○○家先祖代々の墓」として子供の誰かに墓守りをしてもらい、ゆくゆくは、その子らが同じ墓に入ることを前提にしている人が大半のようです。
  しかし、これも漠然というか、暗黙のうちに了解していることであって、熟慮してとか信念をもってという人は多くはないと思います。
  お父様があえて拒否されるのは、お子様達と感情的な対立があるのでしょうか?宗教上の信念があるのでしょうか?

  なお、この件について仏教では、「こうせよ」とか「こうしなければならない」という教えはありません。

 「別所帯・跡継ぎではない」と「同じ墓には入れない」とは、前述で縷々説明したように関係がないことなので、単に、「自分達夫婦だけの墓にして欲しい」というご希望ならば、それはそれで認めてあげなければならないでしょう。

2 「同じ屋根の下で生活していないと跡継ぎではないのですか? 長男夫婦は自分達が跡継ぎだと思っていたそうですし、私も次男・三男も、長男夫婦が跡継ぎだと思ってました。」
  
  「跡継ぎ」については冒頭で説明したとおりで、長男の方はお父様から何を継ぐのでしょうか?
  財産ですか?財産は兄弟が等分に相続することとなります。

  継ぐとしたら、お墓や仏壇、神様等の祭祀ということになりますが、これも既に説明したように同じ墓に入らなければならないということではありませんし、親の宗教を継承しなければならないということでもありません。

  戸籍簿では、婚姻届が受理されたときに長男夫婦の新戸籍が編成されて、お父様夫婦の戸籍から除かれています。
  同じ家に住んでいても、戸籍簿はもちろん、住民票も別々です。
  むしろ、未婚の次男、三男の二人がお父様の戸籍や住民票に載っているのです。

  くどいようですが、今日の法制度上実体のない「跡継ぎ」を前提にして、「跡継ぎだから」どうすべき、こうしなければならないという考え方をしていては前に進めません。

最後に、お父様の希望通り、ご夫婦だけの墓にした場合、お父さんとお寺さん又は墓苑業者の間で、将来に向かっての墓管理について十分な協議をし、契約をしておかなければ、お孫さん以降の代になると、無縁墓になる可能性が心配されます。
今話題の合葬墓や山野・海に散骨を希望されるならばその心配はないでしょうが。

 
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この回答へのお礼

詳しい説明、ありがとうございました。 あまり気にしなくていいんですね。 弟は「長男」=「跡継ぎ」=「墓守」と考えており、いずれは自分が祭祀を行っていくつもりでの話し合いでした。 今は父と長男夫婦が主に事をすすめてくれているので、やはり今後のことも、結婚する意思のない次男・三男よりは長男夫婦に任せるのがいいかな と思いました。
お墓の件に関しては・・・ 最近、母の友人が「子供達に墓の管理やその費用の負担をさせたくないから、夫婦で永代供養のある納骨堂に入りたい、と言っていた」と、父に話したようで(この話は父も私達も知りませんでした)、父は母のその意志を尊重してやりたいと言っています。 確かに近所にそのような寺はあるのですが、私達兄弟は、それではなんだか寂しい感じでいまいち納得できないのですが・・・。やはり本人の意思を尊重するべきなのですかね・・・。
納骨は一周忌をめどにしていますので、もう少し話し合って、皆が納得できるようにしたいと思います。 まずは、今やらなくてはならない母の供養をしっかりやります。

ご回答下さった皆さん、ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/16 16:32

父は「自分達の家を持ち、別所帯で跡継ぎではないから同じ墓には入れない」と言いました。



所帯を持たない次男か三男に墓守りをしてもらうのでしょうか?
どちらかが墓守りをする意思があるならいいが、長男の申出があるのに愚かな発言としか思えません。
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お墓を誰が引き継ぐかといった祭祀継承権は、


1.所有者(質問の場合は父)の意思のある場合はそれに従う。
2.そうでない場合は、慣習に従う。
3.慣習も明らかでない場合は家庭裁判所が決める。
ということになっていますから、父の意思表示があった場合には
それに従うことになります。

一方、お墓に誰を埋葬するかはお墓の所有者の判断になりますから
例えば次男が継承したとすれば、その時点での次男の判断という事
になります。

父がどういう考えで発言したかもわかりませんし、そのうちに考え
がかわるという事もあるかも知れません。
父と長男の関係があまり良くないという事情があるかも知れません。
いずれにしても、母の供養を優先して後のことはしばらく様子を
みたらどうでしょう?
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昔は個人墓を建てていましたが最近は累代墓になっております(「○○家累代」)


墓の継承者(多分長男)が承諾すれば次男・三男も入れます。
お父様にお母様のために墓を建ててもらうのは累代墓にしてもらうか(父母だけの墓や父母個人墓にするとお父様が死んだ後、墓守をする者がいなくなる可能性があります(当面は長男が墓守をしますが、娘さんが結婚し遠方に行けば婚家第一になり継承は無理)長男の代で継承者がいなくなる可能性があり、「永代供養墓」(参考URL)をお考えください。

参考URL:http://www.ipot.co.jp/what.html
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>父は「自分達の家を持ち、別所帯で跡継ぎではないから同じ墓には入れない」と…



気持ちは分からないではありませんが、では、父は誰を祭祀継承者にしたいのでしょう。

>私は4人兄弟の長女で、結婚し家を出ています…

分かっているとは思いますが、あなたは候補外。

>次男・三男は独身でこの先結婚するつもりはないとのことです…

社会の誰もがそう思うお年なら、やはり祭祀継承者としては不的確と言わざるを得ません。

>長男夫婦は、まずは父に母のために墓を建ててもらい…

そんな考えだから父に嫌われたのです。
やはり長男が父の次の祭祀継承者であり、父と長男とで墓や仏壇の費用を工面しなければなりません。

しかも、次男、三男さんがもう結婚する見込みがないなどと言われるなら、次男、三男さんもそのお墓に入らざるを得ませんから、それなりの費用負担は必要です。
父と長男は多め、次男、三男は少なめでよいですから、そのお墓に入るもの全員で協力し合ってお墓を建てませんか。
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