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更級日記・門出の一文
「京にとく上げ給ひて、物語の多く…」

「上げ給ひて」の給ひては補助動詞ですか?

敬語の種類・活用形・訳を教えてもらえると助かります。

A 回答 (2件)

>上げ給ひて


上げ・・・ガ行下二段活用連用形
給ひ・・・尊敬の補助動詞連用形
て・・・接続助詞

「お上げになって」「お上げなさって」などの意。

「京にとく上げ給ひて、物語の多く候なる、ある限り見せ給へ。」の
「見せ給へ。」の「給へ」は尊敬の補助動詞命令形です。

「(私を)京に早くお上げになって、物語のたくさんございますとかいう、その物語をすべてお見せください。」の意になります。
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上げ給ひての給ひは、「上げ」がガ行下二段活用の連用形となっていますので、謙譲の補助動詞「給ふ」の連用形となります。



したがって訳は、「京都に早く上げて(上京させて)くださって」となります。

ちなみに、この場面は作者が必死に仏間で祈りを捧げる場面ですので、敬意の対象は勿論作者→仏となります。
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