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有楽町線も全駅ホームドア設置を目指しているところだ。しかし何とも言えない南北線の可動式ホームドア。あれは見事にすばらしい。まず人身事故がだいぶ防げる。そして個人的な意見になるが人を安全に強くさせようとする意識がなにより働く。
他のメトロでもホームドア設置は多くされているが密閉されるような設置はなかなかない。
ホームドア設置はしないよりする方がましだが、南北線みたいに100%近く転落防止になる設置は見たことない。ただ空港に走っている列車だけはそのような作りになってた記憶も。
なぜ簡単にまとめると南北線は密閉されているような設置ができて他の東京メトロではされないのか?  です。

A 回答 (3件)

>簡単にまとめると南北線は密閉されているような設置ができて他の東京メトロではされないのか? 



他社ではありますが、鉄道会社で電車運転士をしております。

南北線のような完全新規路線ならば、天井まで伸びるホームドアを導入する事も可能です。
天井まで伸びるホームドア設備ならば、空調管理しやすいだけでなく列車接近時の列車風も防げるので快適度は高いので、利用客には利点が多いのです。

しかし、有楽町線のような既存路線では、不可能なのです。

既存の駅の筐体(強度)は、南北線のようなホームドアを導入する前提ではありません。
あのホームドアの重さに耐えられない為、導入できなかったのです。
あのようなホームドア、昭和40年代・50年代では理想としてはあったものの、
当時の時代背景や、混雑度、定停止位置支援装置(TASC)など無い中では列車のダイヤを組む事が不可能で、理想論の域を出ていなかったのです。

また、現在、バリアフリーの観点から、車いすの方の移動を考慮しなければなりません。
ホームドア導入によりホームの幅が狭くなり、ホーム上での移動に制約が出来てしまうという問題もあります。

南北線のようなホームドアでは、既存路線を営業しながわ導入することは工程上できませんが、
腰の高さまでのホームドアならば、終電後に輸送列車ダイヤを組んで、列車で部品を持っていくことが可能です。
それが、有楽町線のような、腰の高さまでのホーム柵の導入に繋がってくるのです。

ホーム柵ならば幅が狭く出来る、
設置に必要な時間が短くて済む、
既存のホームの筐体でも重さに耐えられる、
既に京三製作所などで量産体制になっており、導入しやすい環境であること、
また、他路線との相互乗り入れで、同じ20m車体4ドアでもドア位置がミリ単位で異なる。ホームドアと違い、ホーム柵ではその許容幅が広く、導入しやすい、
そして、転落事故・触車事故を防ぐに十分な効果がある。

これが、ホーム柵導入に繋がる理由なのです。


>ただ空港に走っている列車だけはそのような作りになってた記憶も。
天井まで伸びるホームドアは、名鉄の中部国際空港駅位だったと思います。
京急の羽田空港国際線ターミナル駅などでは、各鉄道会社のドア位置の違いからホーム柵を導入しています。

空港駅に導入例が多いのは、
ホームまでキャリーカートを持ち込める場合が多く、キャリーカートが線路に転落するのを防ぐ為に導入しています。
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現実に山手線にホームドアの設置工事を行うにあたって問題になっているのですが、人の肩程度の高さのホームドアを設置するだけでも、強度確保の為に基礎から手を入れる大工事になります。



参考URL:http://www.jreast.co.jp/press/2008/20080603.pdf

↑こちらに、以前JR東日本が発表した資料がありますのでご覧下さい。

従って、駅の設計段階から計画に組み込んでおかないと、メトロ南北線のように天井まで覆う形でのホームドアは構造上無理があるのです。
まあ、費用に制限が無ければ技術的に可能なのかもしれませんが、工事中に列車を運転を続けるのは難しいでしょう。

また、人の肩の高さ程度の可動式ホームドアでも、事故は防げていると聞いています。
費用対効果を考えると、今の形でホームドアを設置するのが落とし所だと思いますが。
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この回答へのお礼

限界があるようですね。ホーム式ドア設置って手間がかかる、費用がかかる。いろんな問題挙げてくれて
助かりました。

お礼日時:2010/11/28 16:13

単純に費用と設置面積の問題ですね。



ホームドア単体の費用もそうですが、今ある駅に設置するとなると列車の走っていない夜間の工事と
なるため工賃が高くなります。
また、ホームドアと車両のドアを正確に合わせるためには、自動運転装置や定位置停止装置をつける
必要があり、全ての車両を入れ替え、もしくは改造しなければなりません。私鉄などと相互乗り入れ
している路線では、それだけでもかなりの負担となります。
手動運転で合わせる事も出来なくはないですが、正確に合わせなければならず、ちょっとしたオーバー
ランでも修正しなければならなくなるので余計な遅延が発生する。

南北線のように新たに敷設される路線であればともかく、丸ノ内線などの昔からある路線ではホーム
そのものが狭いため(特に島式ホーム)、設置が困難である。
(ホームそのものを拡張するのは営業路線ではかなり困難であり費用が莫大になる)
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この回答へのお礼

明確な回答どうも。丸ノ内線ってそんなにホームが狭いんですか。オーバー修正も考えなくてはならない上に遅延も発生しやすくなるのがネックかもしれません。参考になりました

お礼日時:2010/11/28 15:58

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