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防衛機制とは、ある意味ごまかすことによって自我の心の平穏を保つことだと思いますが、これの働きすぎによって、人間性が崩壊してしまっている場合、対処法はありますか?
たとえば、嘘をついてもついてないと他人にまでごまかし
間違えても間違えていないと他人までごまかし
他人との社会生活で害が及んでいる場合です。
防衛機制は通常、、無意識のうちに働くとされていますが、これを解除する、働かないようにする方法はありますか?

A 回答 (3件)

『防衛機制』が働いている状態を少し書いて、如何したら、防衛機制が働かないようになるのかを書いてみます。



『防衛機制』が働いている状態とは、自我意識が『現実の世界を』拒んでいる状態を指しています。今の目の前の現実を避けていて、その現実を受け取ろうとしない状態の事です。

例えば『高所恐怖症』の場合なら、今高い所にいると云う現実を拒否している状態の事です。上がり症にしても対人恐怖症にしても、今現在の置かれた立場を『全て拒否している』事を言います。

どうしてこういう状態になっているのかを説明してみます。

是は人間の心に感情が湧きあがるシステムと、人間の心の構造と云う事の説明が必要と感じますので書いて見ます。

人間の心の構造は、自我意識と、無意識を構成していて、更に命そのものを働かせていながら自我意識には姿を見せない『意識』で構成されています。

顕在意識と云う言い方に対して、『命そのものの意思=或いは無意識の意識』という言い方が適当と感じますが、キリスト教的には『神』に当たります、仏教的には『仏性』に当たります。

その意識は右脳に存在する意識です。『言葉を持っていない意識』の事ですが、ホルモンの調節や心拍数や呼吸数など命に関することは全て受け持っている意識です。ですが顕在意識には『漠然としか感じることが出来ないようになっています』

顕在意識は左脳の意識ですが、考える時は『全て言葉に置き換えて』思考するようになっている意識です。

この二つの意識には役割分担があって、それぞれが独立した意識として働いています。そうして持っている能力=機能は全く別な機能から成り立っています。

自我意識は『計らい』で出来ています、計らう或いは分別する機能が備わっている事です。物事を論理的に割り切ってゆく機能で出来ています。従って能力は自ずから定まっています、その限界点とは『有限の世界』のみしか理解出来ない事を示しています。

それに引き換え、もう一つの意識は、教えられなくとも全てが備わっている事です。赤ん坊がお腹の中にいるうちから(誰に教えられなくとも)指しゃぶりを知っている機能です。もっと言うならば、生まれた瞬間から泣く事も笑う事も知っている機能です、その他にもその環境に合わせて暑いなら汗を流す機能です。

怖い事も、安心する事も習わなくとも知っている機能です。そうして生まれた訳でもなく、死んで行く事も無い事を知っている機能です。そうして『永遠』という事を十二分に知り尽くして、理解している機能を持っています。

人間の歴史は、或いは宗教の歴史と言う方が妥当かもしれませんが、この二つの意識の矛盾と分裂とが、織り成してきました。

人間の心に感情が湧き上がるシステムとは、自我意識に、現状の置かれた状況を『言葉に拠らない情報で、脳梁を通して伝える者が存在する事から成り立っています。』

その者は『無意識の中に封印された形で存在しています』その者の教えてくれる情報とは『高いところの情報です』今どの位の高さなのかを、怖さの度合いで教えています。スピードを出した場合にも教えています、どの位のスピードなのかを、『言葉に拠らない情報で』しっかりと伝えています。

この人と結婚してもよいのかと云う情報も含まれています。その情報を読み間違えない時『幸せな将来』が約束された事になります。

自我意識は全てをもう一つの意識からの情報で判断しています、この受け取った情報を正しく受け取った時『心は安らぎ、しっかりと大地を踏んで現実を生きている事』になっています。

字数に限りがありますので、そろそろ結論に入ります。『防衛機制とは』このもう一つの意識からの情報を『拒否』する事に当たります。そうして自我意識が『無意識の意識』を無視し始める事に当たります。

普通の健常者の生活とは、意識と無意識が(判らないながらも)相談して出番を相談して決めています。
この場合に『心には何も違和感が無い状態』という言い方が出来ます。

それに対して、受け取るべき情報を拒否した場合には、再度送られてきます、それでも受け取らない場合には、その情報は拡大されて、大きくなって送られてきます、『不安障害の場合の送られた『不安』と云う情報が、拡大された情報とは『恐怖』という事になります。パニック障害の心の裏側が今言った事に当たります、

従って防衛機制の解除の仕方とは、湧き上がった感情をそのまま受け取っておく事が正解という事になります。湧き上がった感情に『良し悪しを付けないで』そのまま受け取って置いて、その感情には手をつけないことが重要という事です。

湧き上がった感情を嫌ってしまい、心から追い出そうとする事が、『たとえば、嘘をついてもついてないと他人にまでごまかし、、、』という事になります。
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この回答へのお礼

細かく詳しく、ご丁寧にありがとうございました。沸き起こる感情に無意識のうちに抗っていたのですね。この無意識に打ち勝つのが難題のような気がしますが意識するようにしてみます。重ね重ねありがとうございました。

お礼日時:2010/12/07 11:12

 防衛機制を正確に定義すると、欲求不満状態、葛藤に由来する不安などの解消をめざし、適応を可能にするための精神作用のことを言います。



 防衛規制にも様々な種類があって、中には「抑圧」(ストレスそのものを無意識の中に押さえ込む)、「投射」(自分の嫌なところを相手に見出し攻撃するなど)、「分離」(強迫神経症のさいの強迫観念など)などのような、あまり健康的ではない防衛機制も存在します。ainainさんが仰っている防衛機制は「否認」といって、これもストレス要因自体を認めない行為なのであまり健康的とは言えず、だからainainさんも今お困りなのでしょう。

 しかし防衛機制の中にも比較的健康的なものも存在します。
 以下に紹介します。

「補償」:これは劣等意識を克服するために、それとは反対方向の価値を実現したり、弱点そのものを克服する防衛機制です。例えば、病弱という弱点を学問で成果をあげることによって克服したり、病弱を身体訓練によって克服するなどを指します。

「昇華」:これは欲求やストレスをスポーツ、芸術、宗教など社会的に容認される方向に転化させることで解消すること。

「合理化」:欲求が満たされないとき、耐え難い感情を理知的に処理し(理屈付け)自己を正当化することによって解消しようということ。例えば大学入試に失敗したとき、あれはつまらない大学だから合格しないでよかったと自己を正当化するなど)

「取り入れ」:自分にとって好ましい人、理想とする人の特性、たとえば思考、態度、行動、筆跡、くせなどを自分に取り入れて真似、それによって自己の欲求の満足を図る方法。


あとは本当に辛いときには、「退行」(子供のように振舞う)、「空想」(現実で満たされないことを空想の世界で満たす)などの防衛機制も役に立つときはあります。

以上のように、防衛機制といっても様々な種類があり、中には健康的な防衛機制もあればそうでない防衛機制もあるのです。そして防衛機制を働かないようにすることは、人間は考え、関わる生き物である以上不可能であると思います。

あなたが防衛規制のことでお困りなのは、恐らく健康的でない防衛機制を働かせていることによって、生活のしづらさを感じているのであるからだと思います。
以上の健康的な防衛機制を意識付けることによって、現在よりは改善の方向に向かうことが期待出来るかもしれません。

かといって、人それぞれの防衛機制の取り方は、持って生まれた性格や、長年の生活で培った経験によるものであるので、中々すぐには改善することは難しいと思います。

もしどうしても積極的に改善を望むのであれば、認知行動療法という方法もあります。
メンタルクリニックなどで行っていますので、機会があれば試してみてください。
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございました。
無意識のうちに、ごまかしたり別のもののせいにしたりするなど、失敗を自分のどこが悪かったのかと反省に持っていかないため、同じことをやってしまったり、進歩がありません。その点で合理化も私にとっては自分の不出来と向き合っていないので、健康的ではないかもしれません。
しかし他の防衛機制を意識することは、試してみようと思います。有益な情報をありがとうございました。

お礼日時:2010/12/03 13:07

精神を鍛えるしかないですね



人は、周りから見られた時によく見られたい、楽したいという本能をもっていますのでこれを克服するしかない。
人を騙すのも、嘘をつくのもここからくるのでしょう。

この本能を抑制する方法として、昔からあるのが「出家」であり、仏に仕えることで現世から離れ、本能を押さえ込む方法です。

本能である以上、通常の生活をするうえでは、抑制はむずかしいのではないでしょうか?
あとは、その本能が働かない環境(他人に干渉されない無人島、全てが満たされた生活)に行くしかない。

最も簡単なのは自己崩壊、脳死ぐらいかな
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございました。確かに煩悩に振り回されている自分がいます。出家とは新しいアイデアをいただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/03 11:35

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