No.5ベストアンサー
- 回答日時:
ウィキペディア独語版によると
HCl: -6
H2SO4: -3
ですね。
http://de.wikipedia.org/wiki/S%C3%A4urekonstante
HClのpKaが-3.7というのはおそらく化学便覧に載っていた値だと思います。また、図書館などで無機化学の教科書をいくつか眺めると、HClのpKaが-8だとか、H2SO4のpKa1が-2だとか書いてあるものも見つけることができます。これらの値は実測値というよりはむしろ推定値というべきもので、見積もりの方法によってずいぶんと値が変動します。しかし、水中の強酸の酸解離定数の相対的な大きさは、どの文献でもHI>HBr>HCl>H2SO4>HNO3の順になっているはずですので確認してみて下さい。
> 水中ではほぼ完全に解離するのでpKaを測定できない、測定する意味が無いと理解すればよいのですね?
はい。そうです。無機化学の教科書で「水平化効果」について調べると より理解が深まると思いますので、図書館などで確認してみて下さい。
この回答へのお礼
お礼日時:2010/12/17 02:07
実際にこのような化合物の水中のpKaを使うこともなく、使う意味も無いのですが、少し引っかかっていたので聞いてみました。一応納得しました。どうもありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
塩酸のpKa=-7
硫酸のpK1=-3
と記載されていますが、何か。
この値を使う事は殆ど無いと思います。
No.2
- 回答日時:
No.1の方のご回答でおおむねあっているのですが、定義式が間違っています。
正しくは、〔H+〕〔HSO4-〕
----------- = Ka1
〔H2SO4〕
であり、pKa1は、Ka1の常用対数にマイナスをつけたものになります。
同様に、
〔H+〕〔SO42-〕
----------- = Ka2
〔HSO4-〕
です。
この回答への補足
水中ではほぼ完全に解離するのでpKaを測定できない、測定する意味が無いと理解すればよいのですね?水中ではpKa-3.7の塩酸よりも硫酸の方が強い酸であるという解釈で問題ないのでしょうか?
補足日時:2010/12/15 17:45No.1
- 回答日時:
硫酸のpKa1は以下のように定義されます。
〔H+〕〔HSO4-〕
----------=pKa1
〔H2SO4〕
硫酸、塩酸、硝酸などは電離度 α≒1であり、
分母の〔H2SO4〕=C(1-α)がほぼ0になり、
pKaがほぼ∞となってしまいます。
これに対して、pKa2は
〔H+〕〔SO42-〕
----------=pKa2
〔HSO4-〕
であり、硫酸の第二電離度はそれほど大きくないので、
〔HSO4-〕の濃度は有る亭の値となって、
pKa2は定義できるのです。
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