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 生物の絶滅について勉強していてその中で「環境ゆらぎ」と「人口ゆらぎ」という語句がでてきたのですが、これらの意味、定義がよく分かりません。知っている方、専門の方がいましたら、是非教えていただきたいです。よろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

生物は専門じゃないですが、多少関係のあることをしている院生です。



直感的な意味で十分じゃないでしょうか。
その本に定義が出てないのなら。
環境ゆらぎ・・・環境がゆらぐこと
温度、湿度、宇宙線量、酸素量、火山、隕石の落下など
人口ゆらぎ・・・人口がゆらぐこと
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こんにちは。


あまり聞いたことのない言葉ですね。
「ゆらぎ」というのは複雑系科学や統計物理学などで言うところの「周波数分布の不規則性」ではないかと思います。ですが、それが環境や人口の、何の要素に発生する「ゆらぎ」であるのかというのが分からないのですから、その言葉の示すものを特定することはできないのではないでしょうか。手持ちの本でその辺り関係のものを幾つか当って見ましたが、残念ながら「環境ゆらぎ」「人口ゆらぎ」といった言葉は見付かりませんでした。

様々な現象を統計にとってみると、大まかな規則性の中に細かな不規則性があります。この大きな規則性の中に不定期に現れる不規則性を「ゆらぎ」と言います。ですから、「環境ゆらぎ」ということであるならば、ある環境をデーター化した周波数分布に発生する「不規則なゆらぎ」ということにると思います。
ですが、一口に「環境」と言っても、そこには地球全体の季候変動も含まれますし、個別の生態系に於ける個体数分布や生息条件であることも考えられます。どちらも「ゆらぎ」を持っていますし、「人口ゆらぎ」であるならば、人口分布でも人口増加率でも、統計に取ればそこに「ゆらぎ」は発生します。

「ゆらぎ」は本質的には不確定なものですが、自然現象、社会現象を問わず様々なところに発生し、その系の性質を決定したり安定を保ったりする要素であることが知られています。ですから、そこに発生する「ゆらぎ」が、環境や人口といった「複雑系」に作用するものであることは間違いないと思います。生物の生息環境や個体数分布の変化の中にも不規則に発生し、その進化や絶滅などに深く関与しますから、生物の絶滅に関する勉強でそのような言葉が出て来ても不思議ではありませんね。ですが、そこでは個体数増加や地域全体の生物分布など「不規則なゆらぎ」が複雑に絡み合うことにより、また生態系というひとつの大きな性質を決定しています。ですから、それが何の「ゆらぎ」であるかによって対象や現象が全く違って来るわけです。また、「ゆらぎ」にも全く不規則なものから、良く「1/fのゆらぎ」と言われるような性質を持ったものなど、パターンがあります。
ですから、それがその系の何の要素の変化に発生するどのような「ゆらぎ」であるのかが分からなければ、ただ漠然と「環境ゆらぎ」「人口ゆらぎ」と言われただけでは、その言葉の示すもの特定することはできません。従って、それはその本を書いたひとの主旨に従うべきものであり、一般的な定義といったものはないのではないかと思います。
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