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1864年に、有名なフランスの細菌学者
ルイ・パスツールは、無生物から、生命が
「自然発生」しないことを実験的に証明したそうです。
また、最近の分子生物学でも、無生物から、
生物が自然発生することはないという結論が出ていると
聞いたことがあるのですが、本当なんでしょうか?

あと、
参考になる信憑性の高いHPかなにかありましたら、
是非ともお教え下さいませ。

A 回答 (8件)

 始原生物に限って,自然発生したと考えられているのではないでしょうか。


 酸素がなく,有機物をえさとする他の生物もいないような環境中では,無生物的に生じたアミノ酸などの有機物が,分解されずに長期間にわたってどこかに蓄積され続けることは可能だったでしょう。そして,有機物どうしの相互作用で,より複雑な有機物や,触媒のはたらきをする有機物や,遺伝子のはたらきをする有機物なども生じたと考えることができます。
 ミラーの実験は,無生物的に有機物がつくられた可能性を示し,オパーリンのコアセルべート説は,有機物が組み合わされて細胞に似た構造ができた可能性を示しています。
 ところで,パスツールは,大気に酸素が含まれ,生物がすでに存在している現在の地球で「自然発生が起こらない」ことを証明したのです。有機物はたちまちのうちに酸化されたり,他の生物のえさになってしまいますよね。気が遠くなるような年月をかけて,有機物が蓄積したり,相互作用することは,現在の地球では不可能です。

この回答への補足

補足の投稿ですが、お礼です。文字数が多すぎて
お礼の欄では制限されてしまいましたので・・・(笑)

どうも有難うございました。

>ところで,パスツールは,大気に酸素が含まれ,生物がす
>でに存在している現在の地球で「自然発生が起こらない」
>ことを証明したのです。
どうも有難うございました。
この内容は、知りませんでした。
とても参考になりました。感謝です。

私なりの言い方をすれば、彼は、
酸素のある、生命の存する現代の地球では、
「生命は生命からしか生まれない」ということを証明
したんだと思います。

ですから、彼の論旨は、酸素のない、生命が誕生してい
ない時代に生命が誕生したかどうか?ということとは違うと。

生命が存在しない時代が当然あったんでしょうから、
生命は、無生物から誕生した。と当然言えるのですが、
神様の存在を認めると、生命は生命からしか生まれない
という理屈は、原始生物でも成り立つわけです。

なぜなら、生物は、無生物である「元素」から全て
出来ていますが、死んだら二度と生き返りません。
元素や、細胞や構造が、生きている物と、たとえ、
寸ぷん違わずとも、死んだら終わりなのです。

つまり、有神論者は、元素や蛋白質や酵素や細胞が、
生命の根本をつかさどっているとは考えてません。
元素に生命が宿っているのなら、もう一度生き返る
ことがあっても不思議では有りません。

無機物の構造に、「生命の力」を投入された方が
いらっしゃると考えるのですね。
元素それ自体に生命が宿っているとは、考えにくいです。

目的もなくただ大海を漂っていたはずの無機物が、
なぜ集結し、有機物となり、なぜ相互作用の力で
結合し出したのか??説明がつきません。

ましてや、そのようにして、
偶然結合したものが、「機能性」をもつことは
絶対にありえないでしょう。

なぜなら、機能性を持つということは、「相手」を
知っているということを意味するからです。

機能性とは、何らかの作用を及ぼす能力ですが、
作用とは、主体と対象の授受の関係に他なりません。
相手がいなければ、作用になりませんし、
機能になりません。

そのような相手を知って、目的性・機能性を
偶然有する酵素が誕生したなんてことは到底
考えられませんし、ましてや、そのような
酵素が地上に初めて誕生する前に、
既にその酵素を合成するための、複数のポリペプチドの
遺伝コードが完全にDNAに書き記されていた・・・

なんてことは、到底考えられません。

ですから、パスツールが言うように、
「生命は生命から与えられる」のだと思います。
宇宙が誕生して、地球が誕生したときもそうです。

生命は、元素から与えられるのでもなく、
無機物から与えられるのでもなく、
有機物が偶然結合して与えられるのでもなく、
あくまで、それらは、道具・手段であって、
目的(=生命本体)ではありません。

「生命」は、神様から与えられたのです。

これが私には、一番科学的な推論のように思われます。

それでは、どうも、有難うございました。
乱筆・乱文お許しを・・・
                     感謝

補足日時:2004/08/31 22:40
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あの…一つ気になった事を書かせて頂きます。



どうも“自然発生説”論と“生命の起源”論を混同してお話が進んでいるように感じるのですが…
確かにパスツールによって“自然発生説”は否定されていますが、“生命の起源”がそれによって判定された訳ではありません。
実際問題として、パスツールは“生命の起源“に関する実験は行っていないのですから…
“生命の起源”についての実験・考察で、現在有力視されているのは、オパーリンが発表した「地球上における生命の起源」と言う著作物の中で論じられている“化学進化説”(“スープ説”或いは“コアセルベート説”とも)があげられると思います。
簡単に言えば、“無機物→有機物→生命”と言う化学進化を仮説したものです。
この他にも“宇宙飛来説”などもありますが…

ちょっと気になったので投稿してみました^^;
参考までにネット百科事典(?)ウェキペディア(wikipedia)の生命の起源に関するページをリンクしておきますね。
ものすごーく重いですが(苦笑)

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD% …
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この回答へのお礼

投稿頂きまして、どうも有難うございます。
混同していたんですね?

自然発生説も、生命の起源説も一緒だと思ってました。
ともに、無機物(無生物)から生物が生まれるかどうか?
という議論だと思って居りましたので・・・

違うんですね・・・

>確かにパスツールによって“自然発生説”は否定されて
>いますが、“生命の起源”がそれによって判定された訳
>ではありません。
科学用語って難しいですね。
否定されていても、判定はされていない。
う~ム、文科系の私には、理解しきれていないな~(笑)

「有機物」は、「無生物」ではないんですかね??

お礼日時:2004/08/31 09:32

 う~ん…


極論に達してしまうと
宇宙が誕生したと同時に生物が誕生していないと
無生物から生物が誕生した事になってしまう。…

この回答への補足

なるほど、確かにそうですよね。
宇宙が誕生したときに、生物が誕生していた
ということは、無神論的には、あり得ないこと
ですから、結局、無生物から生物が産まれてきた
ということだけが、無神論者の考えだとも
言いかえることが出来ますね。

しかし、有神論の立場では、生命は生命からしか
産まれないという立場ですので、
宇宙が誕生する前に、生命の母体である神様が
いらっしゃれば良いわけです。

また、つまりは、無生物から生物を生じさせることも
出来るわけです。なぜなら、生物の体を構成している
ものは、細胞であり、元素ですが、死んだ体も、
同じ細胞を持ち、元素で出来ています。
なのに、生き返らせる事ができないわけですから、
元素が生命現象を司っている根本であるとは、
有神論者は、考えません。
ですので、無生物から生物が生じるには、
そこに、化学法則的な「相互作用」以外の、何らかの
「生命」の力が吹き込まれなければなりません。

ですから、無神論的立場では、

如何なる、相互作用においても、
つまり、太陽等の外部エネルギー・重力・磁力・
共有結合・ヴァンデルワールス力、弱い相互作用、
強い相互作用等・・・の化学的な相互作用における
「力」だけでは、

「無生物からは、絶対に、生命は生まれない。」

ということが、証明されれば、無神論的立場は、
崩壊することになります。

ではでは。

補足日時:2004/08/31 10:08
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熱したミートスープには微生物が発生しない(パスツール)からと言って、原始の海からも生命は誕生しないと考えるのは飛躍しすぎです。


パスツールの実験は、あくまでも微生物が「勝手に湧いて出てくる」ことを否定したにすぎません。

アメリカのミラーは、メタン、アンモニア、水素、水の入った密封容器に放電するとアミノ酸が生じる事を証明しました。
この結果から、原始の海で偶然が重なってアミノ酸が生じ、生命が誕生するきっかけになった可能性は十分に考えられます。

偶然が重なるという事は、ある種の確率論です。
確率で論ずることができる以上、「今すぐには無理だけど何十億年の歴史では起こりえる」という論理も成立します。
ただ、あまりにも要素が多すぎて算出不可能なほど低い確率であることは確かです。しかしゼロではありません。逆にゼロであることを証明する方が困難を極めるでしょう。

できる限り不確定な要素を削り落とし、最も単純な方法で再現性を確認するのが科学の実験ですので、「何十億年の事象を確認するのに10回や100回の実験では無意味」と言い切ることはできません。

「他の条件が等しければ最も単純な説明が正しい(オッカムのカミソリ)」というのがあります。
不必要に要素を増やし、分からない事をもっと分からないことで説明しようとすると誤りが生じます。

生命の誕生と生物の進化は全く別の事象ですが、いまのところ「偶然によって地球上に生命の素が生じ、それが形を成して原始生命が生まれ、何十億年もの間に進化を重ねて地球上のあらゆる生物が生まれた」という説明が最も単純なのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

どうも有難うございます。
無機物から自立増殖可能な生物が誕生するなんて、
有神論者である私には、ちょっと信じられないんですよね。

けど、創造論者が言うような、神様は、6日で
宇宙を創造したなんていうことは、さすがに、私も
信じられないんですよ・・・(笑)
だから、困ってるんですが・・・(笑)

ミラーの実験ですが、どうも初期条件が間違っていた
可能性も言われています。また、出来上がったアミノ酸は
右旋性のアミノ酸も含まれていたそうですし・・・
よかったら、参考に覗いてみてください。

http://www.christiananswers.net/japanese/q-eden/ …
文字化けするようでしたら、エンコードしてください。

それでは、どうも有難うございました。 感謝

お礼日時:2004/08/31 09:52

科学というのは結局のところ、再現性のある事実を真実として積み上げているものです。


少なくともパスツールの実験ではそうでしょうね。
分子生物学的にも、自然発生的には無生物から生物が生まれることはほぼ、ありえません。「ほぼ」というのはまさしく「ほぼ」です。逆を言うと初めての生物がどうやって生まれたかというのは、誰も再現性のある実験を持って証明していないのですから。まぁいろんな人がいろいろ考えてますけどね。

何十億年という単位でみれば無生物→生物という考え方もあるかもしれませんけど、再現性が取れない以上は、誰にもどうしようも証明されません。
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この回答へのお礼

どうも有難うございます。
科学的ということは、まさにそういうことなんですね?
仮説をより確かな仮説として真実性を増していく作業
でしかないと・・・反証が出ればそれで反故される
かも知れないんですね・・・

>科学というのは結局のところ、再現性のある事実を真実と
>して積み上げているものです。

ということは、「生命の進化」に対しても、よく
何百年では無理でも、
「何億年もの長い間には、それが起こり得るのさっ!」
て言っていつも逃げられてしまいますが、

しかし、それを「証明」も「反証」もできない
代物なんですかね? 再現性が取れない以上・・・

けど、多くの科学者が無生物から生物が発生する
実験にことごとく失敗しているのだとすれば、
それは、立派な科学的検証の結果だと言えますよね??

「それでも、46億年の間には、そういうことが
起こり得るんだから、たかが、数百年の
それらの実験結果を以って、
生命は無生物からは生まれないと決め付けるのは
”早計”だ」と言うのでしょうか?
自然発生説を支持する彼等は・・・?

だとすれば、彼等には、科学的検証や実験の結果は、
全て無意味だと思われますが・・・
今後、約46億年くらいは・・・(笑)
すべて「早計」ですね!

私は、逆に、

タンパク質の1分子でさえ、どのように自然の作用で
生じたのか科学的にわかっていない今、
唯物論者が全ての生命は進化によって生じたと
主張するのはあまりにも早計だと思っています。


それでは、どうも有難うございました。感謝

お礼日時:2004/08/29 08:44

virus を生物と考えますか? 



それによってかなり違ってくると思います。

この回答への補足

ウィルスは、生物では無いと書かれている
参考書もありましたが、
取り敢えず、

1.自己増殖ができるDNAを持ち、
2.変異性の能力があり、
3.代謝ができる生物・・・・

という解釈でお願いします。

そうなると、ウィルスってどうなるんでしょうかね?

補足日時:2004/08/28 17:57
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ローマ法王も進化論を認めているそうですね。


http://www.gospeljapan.com/skj/961028.htm
今さら、進化論を認めないというのはあまりにも非科学的な態度ではないかと思います。まぁ、趣味の問題もありますから、個人の思想の自由は尊重されるでしょうが。
実験室レベルで、しかもここ数百年という本当に短い限られた時間で実現できないということが、数億年という長い時間の中で偶然が起こらないということの証明にはなりません。
もちろん偶然が起こった直接の証明にもならないでしょうが、今までに調べられた事実から考えれば、偶然が起こり、進化して今に至ると考えた方が妥当でしょう。
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この回答へのお礼

どうも有難うございました。

・・・と言うことは、貴殿の答えは、
「無生物から生物が誕生することはあり得ないと
言うことは未だ実証されていない・・・」

ということでよろしいでしょうか?

お礼日時:2004/08/28 15:21

本当です。


生物は「無」からは、発生しません。
化学物質の混合で、生物体の塩基物質の生成には成功していますが、いずれも生物とは程遠いものです。
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この回答へのお礼

早々に有難うございます。感謝です。
本当です。といわれると、
有神論者としては、「やはりそうですか」と
信じたくなってしまうのですが・・・・

しかし、「進化論」は、生物が、偶然、無機質から
有機化合物さらに、生命的自己増殖機能を持つ
原核生物・・・と進化してきたことを大前提と
しているのではないですか?
その根本が崩れてしまうと、進化論自体の基盤が
崩れるような気がするんですが・・・

本当であるその科学的根拠を知りたいんですね。
最新の実験結果に因るのか、それとも
パスツールの実験に因るのか、

その科学的根拠となるような論文、実験等
何かご存知でしたら是非、教えて下さいませ。

ではでは。 どうも有難うございました。

お礼日時:2004/08/28 13:10

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