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学校で、クラウディングアウトについて習ったんですが、財政支出を増やすことによって金利が上がり、民間設備投資が抑制され景気が悪くなる。と習ったんですが、今現在、預金金利が安いのに景気が悪いのはなぜでしょうか?

A 回答 (2件)

まず、金利が高いから景気が悪く、金利が低いから景気が良くなるわけではないです。

この質問への答えは、経済は複雑だから簡単なモデルでは説明できないということです。

おそらく学校でならったのはIS-LMモデルだと思います。あるモデルを使うとき、バックにある仮定を十分考慮しながら実際の経済を見る必要があります。たとえば, IS-LMの一番の特徴は利子率は十分伸縮的であるが物価が固定されているところです。では、もし日本の不景気の原因が物価によるものであればこのモデルは適切でしょうか?おそらく違うでしょう。また、このIS-LMモデルが閉鎖経済を仮定している場合、もし不景気の原因が海外との貿易にあったとしたらどうでしょうか?次の仮定はどうでしょう。一般的にIS-LMで仮定される投資関数はたしかに利子率に依存します。利子率が下げればお金が借りやすいので投資が大きくなるかもしれません。しかし、あくまでもこれは魅力的な投資先があればという大前提があります。現実世界でいくら資金調達が容易でも投資するものが無ければ投資は増えず、したがって、GDPも増えません。などなどたくさんの仮定があります。

これを聞くと経済学は役に立たないものであるように思われるかも知れませんが、授業が進むにつれだんだん現実の経済がわかってくると思います!!!
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クラウディングアウト効果というのは景気刺激のために財政支出をしたのに効果が半減してしまうことです。




預金金利がゼロに近いのに景気が悪いのは現在の日本経済が普通の状態ではないからです。
金利はゼロより低くはできません。ゼロより低くしてマイナスになって、銀行に預金して金利をとられたら誰も預金はしません。
景気が悪いから金利を下げていっても、ゼロまで行ってまだ景気が良くならなければ金利操作で景気を良くすることが出来なくなります。
金利操作が行きつくところまで行ってしまっているんです。
こういう状態を「流動性の罠」って言います。
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