電子書籍の厳選無料作品が豊富!

フランスで移民が増加したため移民を制限しようという動きが活発化されています。しかし、そのためにチュニジアからの難民たちは受け入れ先がなく困っているというニュースを見ました。フランスやイタリアなどは現在、移民をたくさん受け入れているため仕方がない気もしますが、他の国は受け入れてくれないのでしょうか?

A 回答 (2件)

移民と難民は違います。


自助努力で生活する移民と違って、生活手段を持たない大量の人が来るのは困ります。
政府がそれを支えなければならないことになったら、ただでさえ財政が逼迫しているのに金がありません。
それが恐ろしいから、身近な例では北朝鮮を潰せないという事情もあります。
日本は難民受け入れには冷淡な国ですから。

難民として受け入れて、本国が落ち着いたら帰ってもらうならいいのでしょうが、そのまま貧困層として残られるともっと困ります。
貧困から犯罪に走る、文化的に摩擦を起こすなどの問題があります。
比較的財政にゆとりのあるのはドイツです。
そのドイツでも移民排斥を訴える極右政党が支持を伸ばし、お金を付けて元の国へ帰ってもらっているありさまです。

結局ヨーロッパ全体として「移民受け入れという偽善は止めた」という状況です。

これは昨年8月のTIMEに掲載されていた数字です。モスクの数は省略しました。

国  名 総人口 イスラム教徒 人口比
アメリカ 3億500万人 250万人 0.80%
ドイツ   8200万人 330万人 4.00%
フランス 6500万人 550万人 8.40%
イギリス 6200万人 240万人 3.90%
スペイン 4600万人 90万人 1.90%
カナダ   3400万人 100万人 2.90%

こうやって見ると、アメリカが少ないです。
アメリカというのは、近代国家にしては異常なほど宗教的な国です。
アメリカ大統領は、聖書に手を置いて宣誓しますし、国会議員も同じです。
キリスト教国家なのです。
そういうアメリカでは、イスラム教徒は住みにくいでしょう。

ちなみにアメリカ初のイスラム教徒下院議員キース・エリソンという人がいます。
カソリックから改宗してイスラム教徒になった人です。聖書による宣誓を拒否して騒ぎになりました。
結局、トーマス・ジェファーソンの英語訳クルアーン(コーラン)に手を置いて宣誓したということです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。すごく役に立ちました。

お礼日時:2011/05/14 23:30

フランスの移民政策は少し特殊で、そもそもフランスはフランス文化圏(旧フランス植民地)からの移民を受け入れてきた


このころ特に問題が起きていないのは、彼らがフランス文化の中で育ったアフリカ人だったからだ
しかし近年アラブ系もっというならイスラム教徒が大量に流入してきたことで移民問題が顕在化した
フランスは人種的なもの対してはそれほど差別的ではない(差別が無い訳ではないが)

しかし、フランスという国とフランス憲法とフランス文化に対しては忠誠を強要する
旧フランス植民地から来たアフリカ系移民には特に大きなハードルではないが、アラーの神を信じる人々にはかなり高いハードルになる。なぜならフランスの政教分離は厳格であり、公の場所での宗教行為は憲法が禁じるところだからだ
ここに摩擦が生じる訳だが、フランス内で右派勢力が台頭し移民排斥にたいして、国民の支持が集まる背景として、幅を利かせ始めたイスラム教徒、言い方を変えるとフランス文化をないがしろにする連中に対して多くの市民が不満を持っているということだろう

ヨーロッパの国は何処も多かれ少なかれフランスのような文化的アイデンティティがある
移民に対して寛容な国であっても自国文化を壊そうとする人間には不満を持つ連中が少なからずいるので他の国でも受け入れは難しくなってきている
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/14 23:30

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!