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戦後50年が過ぎ、国連への貢献度も自負出来る日本が未だに解決し得ない大問題を、政府と外務省はいつまで放置したまま先送りするのか、ブッシュ大統領が国連は古いと発言している今こそ積極的に根本改革をするべきでは、未来の安全保障の禍根ともなりうる「旧敵国条項」を、先送りで済ますのは、何故でしょうか?

A 回答 (1件)

旧敵国条項に関しては、95年の国連総会で、国連憲章からの削除を求める決議が圧倒的多数で採択されています。



いうまでもなく、死文化しているからなのですが、その決議から今日まで、未だに改正は実現していません。

その理由として、ひとつには事務的に厄介だということ。
2つめには、安全保障理事会の改組問題と絡んで、勢力争いの背景が影響しているという理由のようです。

即ち「旧敵国条項」の削除と、常任理事国の拡大(日独の常任理事国入り)はセットで考えざるをえない暗黙の理解が国連加盟国にはあります。

ところが、昨今の米英のイラク侵攻ひとつとってみても、仏独はそれをけん制する立場にまわり、日本なぞはポチよろしく米の忠実な僕と化す状況は変わりそうにありません。

それがそのまま常任理事国の勢力図に投射されると、現常任理事国のそれぞれが、一長一短の難題を抱えることになるのです。

そんな訳で、死文化しているという当然過ぎる前提がありながら、いざ条項を改めるとなるとそんなに簡単にはいかないということのようです。
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この回答へのお礼

複雑さの中の日本の立場は、ご回答にてよく理解できます、併し国際社会では強い自己主張が時には必要と考えます、北朝鮮問題にしても、「言わせておけば」の姿勢は他国にまで誤解を招きます、金持喧嘩せずでは、・・・・・いやここまでにしましょう。
願わくば、国家の安全保障の阻害要因には敏感な為政者を待ち望みたいものです。    有難うございました。

お礼日時:2003/10/28 23:20

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