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(1)NaHCO3,(2)CH3COONa,(3)NaNO3,(4)NH4Cl,(5)AlCl3,(6)NaHSO4,(7)K2CO3,(8)BaCl2,(9)NaCl,(10)(NH4)2SO4,(11)Na2CO3

以上11種の物質を水に溶かしたとき、酸性、中性、塩基性それぞれどれを示すか。



どのように考えるのか全くわからないです(泣)
できるだけ詳しく解説をお願いしますm(__)m

A 回答 (2件)

まあ化学に精通するわけじゃないのであれば結果だけ暗記しても問題ありませんが、


化学科にでも行く気であればこれくらいは理解しましょう。

(1)強酸は全て電離すると考えます。例えばHCl → H(+) + Cl(-)
なので強酸は酸性です。

(2)強酸と強塩基の塩を溶かしても水中のH(+)とOH(-)の総量は変わらないので中性です。
例えばNaCl → Na(+) + Cl(-)

(3)弱酸は水に溶けて弱酸性になります。例えばCH3COOH ⇔ CH3COO(-) + H(+)
弱酸なのでHとくっついているほうが安定です。従って平衡は左に傾いています。

(4)じゃあ弱酸と強塩基の塩のCH3COONaを溶かしたらどうなるかってところなんですが、
CH3COONaは強電解質なので全て水に溶けて電離します。その後CH3COO-はH+くっついて安定してしまいます。
したがって、
CH3COONa → CH3COO(-) + Na(+)
CH3COO(-) + H2O ⇔ CH3COOH + OH(-)
となって弱塩基性を示します。
要するに弱酸の塩は弱塩基を示します。

ここで弱酸の炭酸H2CO3を考えます。
H2CO3は水中ではほとんどがHCO3(-)で存在しています。Hを1個しか放出したのが一番安定です。炭酸で例を出しましたがHが、1個しか放出できないのは他の弱酸でも同じです。

Na2CO3を考えます。
Na2CO3 → 2Na(+) + CO3(2-)
CO3(2-) + H2O ⇔ HCO3(-) + OH(-)
で弱塩基性になります。

NaHCO3を考えます。
NaHCO3 → Na(+) + HCO3(-)
ここで炭酸は弱酸なのでHを放出するよりHとくっつく方が優先されます。
HCO3(-) + H2O ⇔ H2CO3 + OH(-)
で弱塩基性になります。

(5)弱酸と弱塩基の塩は中性です。(2)と(4)と同じように考えます。
CH3COONH4 → CH3COO(-) + NH4(+)
H2O ⇔ H(+) + OH(-)
上記から
CH3COO(-) + H(+) ⇔ CH3COOH (平行は右に傾く)
NH4(+) + OH(-) ⇔ NH3 + H2O (平行は右に傾く)
H(+)とOH(-)の総量は変わらないので中性です。


以上ですが、酸性と塩基性とを置き換えて考えても答えは同じです。
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考え方のみ:


強酸と強塩基の塩:中性
強酸と弱塩基の塩:酸性
弱酸と強塩基の塩:塩基性
弱酸と弱塩基の塩:中性

この回答への補足

NaHCO3,NaHSO4,AlCl3 等はその公式に当てはまらないと思うんですが。

それにその公式が成り立つ背景にある考え方を教えてほしいです。

補足日時:2011/08/01 21:02
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