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高速増殖炉もんじゅが事故を起こして以来、最近この技術の話題はあまり聞こえてきません。
未来の原子力エネルギー源の切り札と言われる高速増殖炉は実現されるのでしょうか、
どなたか高速増殖炉の現状について正確に語れる方、ご回答願います。
 

A 回答 (8件)

もんじゅのHPすら見てない回答がありますが、もんじゅは冷却系統が3つ(ABC)あって


非常用発電機も各系統に1台(合計3台)ありますよ。

問題点
(1)ナトリウム漏れ事故が起こった場合、アルゴンなどの不活性ガスで設備内を
充填していて作業員が酸素ボンベを背負っていればOKかと言えばそんな訳はありません。
だって高温の液体ナトリウムですよ。不活性ガスの充填で空中の水分と反応せずに
火災は起きないとしても漏れが全て止まってナトリウムが冷えるまで熱くて人間は近づけません。

(2)電源停止時にナトリウムの対流による自然冷却で大丈夫と言いますが、実際に電気を止めて
実験した事は一度もありません。(理論上大丈夫!と言い張っているだけ。)
実際に機能するかどうかは出力試験後に確認したい。とか言っているけど万一失敗したら
北陸と中部(名古屋)・関東が終わります。(風は京阪神には来なくて東に流れます)

(3)外部電源を2ヶ所(敦賀と美浜)の発電所から受電していますが、その発電所は2か所とも
近くにある日本海側の原発です。福井で大きな地震があった場合、その原発二か所ともが
緊急停止する可能性があります(外部電源の喪失)。

個人的には開発コストが高すぎて実用にならないのでさっさと廃止すべきだと思います。
なお原子力発電所で電気だけ安く作れても原油由来のガソリン・軽油・重油が
枯渇した時点で今の大量生産・大量消費の時代は終わりですね。
理由は石油が無いと今と同じ量の穀物を生産することは不可能となり世界の穀物生産量は
大幅に減ります。五十億人を養うことは不可能となります(何年後かは分かりません)
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>ナトリウム火災を防ぐのであれば、安全対策として高速増殖炉全体を窒素やアルゴンガスなどの不活性ガスで密封するぐらいのことはできるはず考えますがどうでしょう。


もちろん運転状態では高速増殖炉周辺の作業員は酸素マスクをすることになるが。

確かに火災は防げても漏れは防げません。

漏れを防ぐには循環系を停止せねば成らないし、どの箇所での漏れにも対応するには同じか、異なる仕組みの循環系を複数持たなければ成りません。

そうなるとコストはかかるし、漏れる可能性の箇所が増えるので危険を自分で増やすことに成りかねません。
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日本は、六ヶ所村ともんじゅで、核開発技術を温存したいのです。

 ですから、政府や原発の利権者にとっては、高速増殖炉もんじゅは燃料の枯渇問題が無い夢の原発です。

しかし、世界の原発を持つ国の今の問題は、原発がテロの対象に一番なりやすいということです。
もんじゅが今回の福島原発の様な状態になれば、すぐに爆発するといわれています。
水や空気に反応すると爆発するからです。

この矛盾は難なのでしょう!?
抑止力の為に持っている、原発。
しかし、ちょっと間違えれば、日本国民の自爆装置です。

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/16/big …


平井憲夫氏によれば、日本の原発では毎日の様に事故が起こっているそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=0x1AQ5HRu0o
http://www.youtube.com/watch?v=YSS_DJGeSL0&featu …

1995年フランスは南太平洋で水爆実験を行いましたが、それに使われたプルト二ウムは日本の原発からの物です。

原発は健全に稼動していても、放射能を漏らしています。
六ヶ所村は、1日に普通の原発の1年間分の放射能を漏らしています。 そのリスクの為に、六ヶ所村住民の平均年収は1360万円だそうです。
近くには米軍基地があったり、演習場があったり、断層もあり、テポドンも近くに落ちたりしています。
http://www.youtube.com/watch?v=JWmONP30oLU&NR=1
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高速増殖炉による核燃料サイクルの実現性は不透明で、今後日本のエネルギー政策がどうなるかも分かり難い状況では先行きが明るいとは言えないでしょう。


ただし、ナトリウム冷却を含む高速炉の技術そのものは非常に有望で、新世代の原子炉コンセプトの多くが採用しています。特に小型モジュール炉ではメリットが大きいようです。また、高速炉はプルトニウム増殖に使う他にもマイナーアクチニド燃焼による放射性廃棄物の処分量減少にも利用でき、ヨーロッパではそちらの研究が中心です。
安全性については、日本ではナトリウム火災のイメージが強すぎてそればかり強調されがちですが、周辺住民の被ばくに繋がるような過酷事故に対してはナトリウム冷却はむしろ安全です。加圧する必要がないため、爆発的な事象はまず起こり得ません。
高速炉の安全性に対する最大の弱点は、最大反応炉で運転していないというところです。軽水炉というのは最大反応炉運転です。どういう事かというと、全ての条件を整えて反応度を最大に保ってようやくぎりぎり臨界状態になるよう設計されていて、何らかのトラブルで条件が一つでも欠ければ未臨界になってしまいます。つまり「止める」のが非常に簡単だということです。高速炉は運転状態より反応度が高くなる可能性がどうしても残り、そこをどう制御するかが安全性の要となります。
事故が起こった場合、軽水炉では「止める」のは難しくないため、その後「冷やす」、「閉じ込める」過程が重要となります。福島第一もここで失敗しました。この点、ナトリウム冷却高速炉であれば外部電力がなくても自然循環だけで十分に冷却可能で、圧力が大気圧より高くなることもないため遮へいも容易です。

高速炉はまだまだ発展途上の技術であり、もんじゅは実証炉に過ぎません。経済的に成立する実用炉の完成はまだ当分先でしょうが、何らかの形で原子力の利用を続ける限りは不可欠な技術です。
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この回答へのお礼

 
ナトリウム火災を防ぐのであれば、安全対策として高速増殖炉全体を窒素やアルゴンガスなどの不活性ガスで密封するぐらいのことはできるはず考えますがどうでしょう。
もちろん運転状態では高速増殖炉周辺の作業員は酸素マスクをすることになるが。
 


 
 

お礼日時:2011/08/18 15:11

 高速増殖炉の未来は厳しい。



 平成9年に原子力委員会で「2030年ころまで実用化する」としていた。

 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siry …

 この報告書の 3.2.(1) にはウランが約 73年で枯渇する事にも触れている。

 9年後の平成18年には「2050年ころに実用化する」と言い出した。

 http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siry …

 その後も「もんじゅ」の事故等により原子力委員会は高速増殖炉の実用化について期限を白紙に戻してしまった。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%93% …

 さらに福岡第一原発事故により、高速増殖炉の安全性が問われている状態。

 今はプルサーマルで時間稼ぎ出来ても、高速増殖炉が実用化するまでにウランが枯渇してしまうかもしれない。
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素人ですが、少なくとも、もんじゅを含めた福井県の原発で事故が起きて、福島県のような爆発に至った場合、100kmほどしか離れていない、日本の製造業を牽引する愛知県が被害に合う可能性が高いです。

その時は、日本の経済は、麻痺。致命的です。

もんじゅが成功事例とならなければ、次の高速増殖炉の建設などありえないでしょう。
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別情報で。



原子電池というものがあります。
原理はウィキペディアとかで調べてください。

大型ものもから超小型のものまで。


http://www.monogocoro.jp/2011/01/24/flexblue.html

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20 …

http://wirelessbroadband.seesaa.net/article/1355 …

安全性は原発と変わらないとの見解もありますが、地中に埋め込めたら海中に沈めたりとかもできます。
超小型の安全性は判りませんが、ベーター崩壊による発電なので当然ベーター線出します。
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未来は明るくはないです。



ご質問のもんじゅ型に付いて。

先のナトリウム漏れ事故でも判るように、一般的な原発では減速材兼冷却材に水を用いますが、この場合ナトリウムを使用します。ほかの金属も試されたようですが、ナトリウムが高熱にも耐えられ比重が水と近いため特別なポンプを使用しなくていよい。

でも、このナトリウムがくせ者で水や空気(酸素)に触れると非常に激しい酸化反応をおこします。高温で激しく燃えると思っていただいて差し支え有りません。
原発のように高圧をかける必要は有りませんが、水では漏水で収まるところを配管等から漏れだした瞬間、激しく燃焼を始めます。
つまり、配管類にいかなる微細な欠陥(漏れに繋がるヒビ等 溶接時に発生する)や配管の繋ぎ手部分のゆるみもダメです。

以上のようにナトリウムの取り扱いは非常に難しく、設備の管理も大変。

さらに致命的なのが実稼働中にナトリウムが漏れだした際に炉心を冷却するすべがありません。(炉心緊急冷却)
今回の福島原発のように海水の注入などができないのです。理由はナトリウムと反応してしますから。
漏れにより激しい火災が発生し、さらには炉の核反応による発熱を防ぐ手だてがない・・・・
理論上は優位ですが、技術的には非常に難しいのレベルを超えて不可能に近いですね。

あと、反応のメカニズムと言うか挙動が完全に判っていない。
フランスでは原因不明の出力低下を起こしています。これでは異常な出力上昇が無いとは言い切れません。

そんな理由は各国とも興味はかなり薄れているのが現状です。

以上。非常に簡単に問題点を書きました。
現在の原子力発電でも管理が難しいのにそれの2乗は運用が難しいのでは?
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