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お世話になっております。
下記の{}内の文章が理解できません。

{貸付金や借入金には市場価値がないため、対象となる金融資産、金融負債から発生する将来キャッシュフローを割引いて現在価値をDCF法を用いる}
とあるのですが、
現金10/借入金10
なら時価は借入時から10のままではないのでしょうか?
また、{敷金、保証金の時価もDCF法による}とあるのですが、 こちらも
差入保証金10/現金10 で支払時の価格が時価ではないのでしょうか?
DCF法をここで使う意味がわからないです。
どういった場合の説明と考えればよろしいでしょうか?
たぶんかなり的外れな質問なのでしょうが、全くわかりませんのでご指導願います。

A 回答 (1件)

貨幣等の時間価値のお話ですね。



いまいちピンとこないかもしれませんが、例えば同じ1万円でも今手元にある1万円と10年後に手に入る1万円は同じ1万ですが、同価値ではありません。


例えば国債を10万円分買ってたとします。
仮に10%の複利だったとすると、10年後には約26万円になります。


ということは、今手元にある10万円は10年後には26万円の価値があるわけです。
逆に言えば、10年後の26万円は現在価値に直すと10万円しか価値がないとも言えます。

これがDCF法で時価を表すときの基本的な考え方です。




質問者様が例に出した借入金、敷金保証金を上の例に当てはめて考えてみます。


借入金10を例えば、2年後に返済するとします。2年後に10の価値を返済すればいいわけです。
ところが、上に書いたとおり、2年後の10と今の10は同価値ではありません。
利率を3%だとすると、2年後の10は現在価値では約9.4となります。
(利息の計算無視してるので、厳密に計算するともう少し大きくなりますが)
これが時価となります。



敷金も一緒です。

10年後に現在の貸家を退去予定だとすると、10年後に10の敷金返済があるわけです。
しかし10年後の10は現在の10も価値がなく、例えば割引率を3%とすると現在価値は約7.4となります。
これが時価です。



・今手元にあるお金と将来手に入る(支払う)お金は価値が違う。
・将来の10と現在の10を比べた場合、将来の10のほうが価値が低い。

この2つが理解できれば、概ね理解できるかと思います。
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この回答へのお礼

将来のお金と現在のお金の価値が違う事は理解しておりましたが、
ここでの話とは全く関係ない話だと思っておりました。
大変分かりやすく、理解できました。
誠にありがとうございました。

お礼日時:2011/08/31 07:55

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