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ガイガーカウンターがほしいと思い調べていたら、堀場の PA-1000 Radiという放射線測定器の評判が良いので、詳しく知りたいと思っています。
ガイガー管ではなくシンチレーションなので、精度が高いそうですが、実際のところ良く計測できるでしょうか。
周りの環境と、できれば食品も計れればいいです。
10万以上と、お手軽なカウンターよりは高いので、使用した方の意見もよく参考にしたいと思っています。

A 回答 (3件)

堀場製作所のPA-1000(Radi)を5月に注文して、品薄で7月になって商品が届きました。



仕事や災害支援の関係で宮城県、福島県に行くときに携帯したほか、自宅の周辺で測定してみています。

東北に行ったときに、一緒に行った方がドイツ製のものを持っていましたので、同じ場所で見比べてみたところ、ほぼ同じ数値を示していました。
堀場製作所のものもドイツ製のものも、どちらもしっかりした製品だと思います。
ちなみに、私は堀場製作所のものを13万円で購入しましたが、ドイツ製のものは20数万円したそうです。

5月当時、中国製のもは5万円程度でしたが、知人で購入された方がいたので見てみたところ、表示される測定値は小数点以下3桁になっていますが、数値そのものは(まるで赤・黄・青の信号のように)何段階かしかなく、とても荒っぽい感じでした。それも見て、少々高いが日本製の堀場のものを買うことに決めました。

福島では、地域によって数字の大小がはっきり確認できました。また新幹線に乗っていても、トンネルに入ると数値が下がり、抜けると数値が上がるという、正しい動作をしていました。
東京都内でも、道路や公園で測ってみると、あるときの例では道路面で0.046、道路側溝で0.067、公園の茂みで0.058、それぞれマイクロシーベルトで、他を測定してから元の測定点に戻ると元の値と同じ値を示すなど、キチンと作動しているのがわかりました。

また、最近、ご自分用にウクライナ産のものを購入(2万円弱)された方の測定器と、堀場のRadiを東京都内の同じ場所で並べてみたところ、ウクライナ製は0.6マイクロシーベルト、Radiは0.052マイクロシーベルト、東京都の測定公表値は0.05マイクロシーベルト前後でした。
そのウクライナ製の持ち主の話ですと、小さな値のときはいいかげんだが大きな値のときは正確だと聞いているとのことですが、そういう状況には遭遇されてはおらず確認はできていないようです。

以上が、私が堀場のRadiを使用したときの状況です。
堀場製作所は、環境測定器の会社としては世界的に有名で、確か自動車排気ガス測定器は世界の80%が堀場製作所製だと聞きました。
十分信用のおける放射線測定器かと思います。

なお、Radiを始め放射線測定器はその場所のガンマ線(放射線の一種)を測定するもので、単位もシーベルトですが、野菜などの食品で問題になっているのは、放射線というよりは放射性物質の放射能(放射線を出す能力)であり、単位もベクレルです。
野菜などの食品に放射性物質が吸収・付着・混入していて、それを食べた場合に人の体内に放射性物質が入り、場合によっては体内に蓄積し、その放射性物質から長時間、出続ける放射線がDNA等に悪さをするという内部被爆の問題なので、あるときのある場所の放射線の量(シーベルト)ではなく、放射線を出し続ける力である放射能の値(ベクレル)を測定しないといけません。
放射線と放射能は違い、Radiなどの放射線測定器ではその場所が安全かどうかなどはわかりますが、放射能を測ることはできません。食品の放射能は、その食品をすりつぶしてまったく別種の放射能を測定する機械で調べているはずです。
食品にRadiなどの放射線測定器を向けても、その場所の放射線量の値が出るだけで、食品に含まれる放射能の値は測定できません。放射線量が低くても、放射能の危険性がないとは言い切れないことになります。

放射線と放射能の違いなどは、いろいろなサイトでご覧になることができると思います。
例えば、東京都健康安全研究センターの以下のページに解説があります。
http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/qanda01.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
綿密な作動チェックの方法がとても参考になりました。
食品の安全性は、どうやら素人が調べるのは難しそうですね。

お礼日時:2011/11/10 03:24

NO、2です。



読み返してみると誤解されそうな変な文章になっているので全文を訂正します。

機械の説明にもあると思いますが、シンチレーション式なのでγ線しか測定できません。また、環境放射線量を測定するためのモノです。従って結論からいうと表面汚染を調べることは出来ません。

γ線が出ているということはβ線も出ているということになります。しかし、β線は飛距離がγ線より短いです。
また、透過力も低いです。(但し体内での拡散率はγ線より大きい)
この機器はこういう特性のβ線の測定機能を廃し、γ線に特化したものなので環境の放射線の測定性能はいいです。

しかし、β線を測定できないこの機器では表面から発せられるβ線プラスγ線は測定できません。なので表面の汚染度合いは測定できません。
かといってβ線のみを正確に測定する方法はありません。試算で出すことは可能ですが。

ここで重要なのは両方が測定できるGM管でβ線プラスγ線を測定した場合は検出機の性質上、正確な値は測定できません。
「この食品は周りより線量が多い」位の精度だと思っていただいて問題ありません。
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この回答へのお礼

どうも食品の値を正確に出すのはかなり難しいようですね。
国や企業の発表を信用するしかないとすればかなり問題だと思います。
私などはまだ呑気なほうですが、気にする人はどうやって精神衛生を保っているんでしょう。

お礼日時:2011/11/10 03:38

珍しく回答付くのが遅いですね・・・・



機械の説明にもあると思いますが、シンチレーション式なのでγ線しか測定できません。
表面汚染や食品汚染の場合はβ線です。従ってこの機械ではほぼ測定出来ないと思って間違いありません。

測定出来るとすれば、体表面や食品にγ線を発する放射性物質が含まれている場合です。
周りの環境でも同じです。

今言われている多くの場合はβ線です。

ガイガーミュラー管は精度は低く不安定ですが、α、β、γ線を簡単に測定できるのが一番の強みです。
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この回答へのお礼

即日のご回答十分早いと思いますよ。
シンチレーション式だからとか、値段が高いから必ずしも良いわけではないのですね。
このところ急にこの方面の勉強をしているのですが、正直混乱します。
そもそもこんなものに詳しくならなければいけない世の中が恨めしいですね。

お礼日時:2011/11/10 03:33

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