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オール電化住宅で東京電力の「電化上手」というプランにしました。
冬の間の暖房について、深夜~早朝の電気代が安い時間帯はエアコンで、日中の電気代が高い時間帯は石油ファンヒーターを使おうと思っています。

電気料金だけで単純にこう思ってしまいましたが、実際コスト的にはどうなのでしょうか?

A 回答 (1件)

>オール電化住宅の暖房



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本来は、家庭内のあらゆる光熱エネルギーを電気で行うのがオール電化なので、石油ファンヒーターは厳密に言えば想定外ですが、設備機器ではない後から購入商品と言う解釈でお答えします。

オール電化での暖房機器については、熱源は電気と決まっているので選択のポイントは快適性とランニングコストですね。

全国10電力会社毎に、名称や契約内容や季節&時間帯別の料金制度にオール電化の特典、優遇制度がありますが・・・

要約すると、全ての熱源を電気にする事で、ナイト(深夜・早朝)タイムの電気代を昼間(デイタイム)の約1/3に、昼間時間の電気代は若干割り増しに、夜間と昼間の間の時間帯(リビングタイム)を標準家庭の料金並に設定されている場合が多い。

従って、利用家庭では、快適性(エコ・安全・安心・清潔・使い勝手)と省エネ(ランニングコストの低減)を両立しようとされ、主な用途である→給湯(エコキュート)、調理(IHクッキングヒーター)、冷暖房(エアコン・蓄熱暖房機・床暖房他)を全て電気熱源で利用している。


そこで、暖房ですが・・・
我が家では、エコと省エネ、光熱費ランニングコストの節減と快適性や利便性の両立を図るために→

◇有利な夜間・早朝は
起きている時間や場所は、床暖房+超省エネエアコンの単独又は併用
和室は電気ではないが、囲炉裏の炭火で、体感&視覚的にも十分暖かい。
就寝時は、湯たんぽ+羽毛布団。

※余談ですが、消費電力が多く、時間を要するものは→浴室乾燥換気・食洗機・生ゴミ処理機・衣類乾燥機・沸騰ポットを我が家では23:00~7:00にタイマー予約等を活用して使っています。


◇昼間は
高断熱・復層ガラス・樹木や蔓性植物の日除け風除け・散水・換気・扇風機・被服・いぐさゴザや絨毯による調節。
避暑避寒に旅行をします。

但し、来客時や年間で数日の我慢出来ない日は、超省エネエアコンの身体と家計に優しい省エネモード運転です。
やっぱり、冷暖房やドライ運転、換気や空気清浄も1台で可能なエアコンは「備えあれば憂いなし」TPOで使いこなせる便利な召使・心強い助っ人です。

※床暖房は、どうしても足元だけであり、頭寒足熱で風が吹き付けないのは心地良いのですが→勿論、冷房が出来ず、暖房もお部屋全体の温度が低いと寒いし、設置場所以外へ移動すると満足度が下がりますので、あくまでも補助的に使えるように設備しているだけで滅多に使わない。

むしろ、瞬間的な補助暖房機は、セラミックヒーター・蓄熱暖房機を夏の扇風機のような使い方で用意してます。
書斎や脱衣所や玄関では、結構、ワンポイントリリーフに活躍しています。

以上、あくまでも我が家の場合の→オール電化を意識・活かした暖房機器の選定と使い方です。
何かのご参考になれば幸甚です。



ご参考:エアコンと石油ファンヒーター

暖房機には種類が多いこと。
電気暖房機の消費電力は→エアコン以外、若干の力率や熱ロスを除き、エネルギー消費効率(COP)が1.0ですから、結局は暖房能力に比例します。

※COP=出力(暖房能力:w)/消費電力(w)
※現在の超省エネエアコンはCOPが、約3~6ありますので、簡単にいえば同じ暖房の仕事量に対しては電気代が1/3~1/6で済む省エネ商品です。

つまり、電気代=消費電力kw×使用時間h×23円(kwh当たりの平均的な家庭での単価)になります。

従って、多少の暖房感の違いはあるが、省エネは同じ暖房負荷に対しては使用時間によって決まり、設定温度や運転モードを省エネにするにはお部屋の断熱構造と加湿器やシーリングファン等の活用による体感温度への配慮が補完する場合のキーポイントになります。

そこで、
~前提としての暖房機選びの概要~
<余計なお世話の場合はスルーください>

◇熱源
電気・ガス(都市ガス・LPG)・石油・その他(薪・練炭他)

※熱源と光熱費の大雑把な関係

石油<都市ガス<電気・LPG

但し、エアコン暖房はヒートポンプ(空気熱回収)とインバーター制御&高効率熱交換器により、暖房時、実際には石油機器の約1/3程度の光熱費となり経済性も高い。


◇熱伝導の方式・仕組み

対流:
暖められた空気が上昇し、冷たい風が下部に潜り込む事で、部屋の空気が攪拌を繰り返して徐々に暖まる。
この時に、自然に空気の温度による比重差で対流する自然対流式と、送風ファンで強制的に対流を起し、スピードや温風の到達距離を長くする強制式対流に区分される。

*ストーブ・オイルヒーター<自然対流>
送風音なし・温風の吹かれ感なしは良いが、部屋全体の暖房には時間が掛かり機器の付近と他の場所の温度差が出易い。

*ファンヒーター・エアコン<強制対流>
送風でスピード暖房・送風音や温風の吹かれ感が嫌われる事もある。

輻射(反射):
暖められた発熱体から、近赤外線や遠赤外線が発生し、身体の皮膚や温点を刺激して暖かさを感じる。
基本的に無音・無風と成る。
パネルヒーター・遠赤輻射ヒーター

伝導:
発熱体に直接に接触して熱を伝えるので無音・無風で快適だが、部屋全体とか接触面以外には暖感が伝わり難い。
電気カーペット・床暖房・電気毛布・電気アンカ・湯たんぽ


◇暖房目的

主(メイン)暖房:
お部屋の温度を快適にする為の能力を持つ暖房・長時間且つ大能力となりますので光熱費・効率が重視される。

副(サブ)暖房:
主暖房と組み合わせ(併用・又は主暖房で暖まった状態のキープ)て使用。
単独ではお部屋を適温にする能力は無い。
メイン機器に比べると、補完&相乗効果なので、快適性とか暖感を重視

パーソナル・局所暖房:
特定の場所、人を暖める。
その人の感性・TPOで選択の基準・優先順位は変わる。

◇暖房機(暖め方)へのコダワリ
暖房能力・ランニングコスト(維持費)・イニシャルコスト(機器&設置費用)・暖感(無風・無音・乾燥)・モバイル性・燃料供給の手間・デザインetc


そこで、ご質問の件ですが・・・

1.お部屋には、メイン暖房機としては・・・

経済性と安全性、冷暖房や除湿や空気清浄機能・換気・気流等の総合的空調が出来る事から超省エネエアコンが、快適性・スピード・省エネ性(光熱費の有利さ)・付加機能より(商品により、加湿・換気・衣類乾燥・結露予防・冷房・除湿他)お薦めです。
それは、暖感[高温風や手元に置ける)の面での違いは別として、エネルギー消費係数(COP)がエアコンは石油ファンヒーターの3~5倍であり、空気熱を利用して経済的である事、燃焼による空気の汚れが無い事、ン燃料供給や保管の煩わしさが無い事、年間空調としての利用価値からです。

2.使用時間(冷房・除湿が不要な時)が少ない場合は・・・

必要な時だけ、スポット的に暖めるには、スピード暖房と身体に近寄せられるモバイル性から、石油ファンヒーターがご希望に向いていると思います。<電気であれば、セラミックファンヒーター>

3.さらに、省エネへの配慮としては・・・

加湿器の併用(湿度10%で体感的には1℃アップ)、天井付近への暖気たまりに扇風機でのサーキュレーション効果を出し、快適性と省エネの両面から改善を図る。

4.それ以外にも・・・

住まいの構造や暮らし方の工夫でも省エネを図る。
内・外断熱の住宅構造、既存のお部屋でも窓や間仕切りの隙間への断熱パッキン、サッシ等へのエアパッキンとかプチプチを貼る、厚手のカーテンを使用する事で暖房負荷&熱ロスは変わります。
当然、夜間はシャッターや雨戸等の確実な開閉、外気の影響を減少させる対策・暖房運転のパワー調節や使用時間の短縮が有効です。

以上、長々と申し上げましたが、表現力の無さと拙文にて申し訳ございません。



abtate様に於かれましては、皆様のアドバイスを参考にされ、暖かく快適な楽しいホットライフを実現されますよう、心より祈念申し上げております。
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