電子書籍の厳選無料作品が豊富!

関数f(x)に対しf(a)=aを満たす点x=aをf(x)の不動点という。
f(x)が閉区間[0,1]上の連続関数であり,その値域が閉区間[0,1]に含まれるとき,f(x)の不動点x=aが区間[0,1]に必ず存在することを示せ。

関連問題も解けるようになりたいので,解説もお願いします。

A 回答 (2件)

閉区間[0,1]に,x=aが存在すれば,必ず成り立つことを以下,証明する.


====================================================
f(1)-f(0)=k(1-0)
それぞれに値域が等しいことから,

0≦f(0)≦1,0≦f(0)≦1より,
必ず,
0≦|f(1)-f(0)|≦1
となる.
つまり,|k|≦1
しかも,f(a)=aより,

(i)a>1のとき,
f(a)=a>1となり,
関数f(x)に関して,閉区間[0,1]内に,aは存在しないとなり,値域の定義に矛盾する.

(ii)a<0のとき,
a=f(a)<1となり,
関数f(x)に関して,閉区間[0,1]内に,aは存在しないとなり,値域の定義に矛盾する.

(iii)0≦a≦1のとき,
f(a)=aより,
0≦f(a)≦1となり,
f(x)が閉区間[0,1]上の連続関数であり,その値域が閉区間[0,1]に含まれるとき,f(x)の不動点x=aが区間[0,1]に必ず存在する.
以上,(i),(ii)および(iii)より,
題意は証明された.
    • good
    • 0

g(x)=f(x)-x


とします。g(x)は[0,x]上の連続関数です。

このように置くとこの問題は[0,1]上でg(x)=0となるxが存在することを示せ、という問題に置き換わります。

g(0)とg(1)の大きさを調べ、g(0)≠0,g(1)≠0の場合は中間値の定理を使えば示すことができるでしょう。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!