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ネットで育て方などが記載されているのですが、毎年、1まわり大きな鉢に植え替える事が推奨されています。

そこで質問なのですが、毎年、ひとまわり大きな鉢を買うのではなく、思い切って大きな鉢に植え替えると、数年は植え替えなくても大丈夫なのでしょうか?

A 回答 (4件)

オリヅルランの根は、太い貯蔵根があまり枝分かれせずに、まっすぐ鉢の縁に伸びていきます。

そしてそこからは伸びる場所がないので、鉢の縁に沿って根が巻くように伸びていき、そこだけ幾重にも根が重なって密集してしまいます。そして水はけが悪くなったり、根が酸素不足を起こしたりします。これが「根詰まり」と言う状態で、一回り大きな鉢に植え替える理由です。

最初から大きな鉢に植えてもこの事情は同じで、多少根詰まりを起こす時期は遅くなりますが、数年は植え替えなくて良いと言うことにはならないのです。根詰まりを起こした鉢を抜いてほぐしてみれば、鉢の中心にはあまり根が張っていないことが分かると思います。根を鉢内にまんべんなく張らせるには、小さめの鉢から1年ごとに大きな鉢に植え替えることがよく、最初から大きな鉢に植えるよりも生育もよくなるのです。
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この回答へのお礼

なるほど、鉢の縁に沿って根が密集するから、一回りずつ鉢を大きくしていくのですね。
疑問に思っていた事がよく理解できました。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/06 17:03

他の回答者さんの書かれているように、生長にあわせて少しずつ大きな鉢に植え換えてゆく方が良い、というのが模範的な回答でしょうね。



でも・・・大丈夫ですよ。
オリヅルランはとても丈夫な植物です。水浸しで腐らせでもしなければ、枯らす事の方が難しいでしょう。私もランナーから切り離した子株をいきなり6号鉢に挿して、そのまま鉢一杯まで育てた(放置した?)こともありますが、何も問題ありません。緻密で立派な株に育ちましたよ。

ただ、一般的には植え替えの効果は確かにあります。例えば、植物の生存に必要な微量要素や土中の有機物はだんだん失われてゆきますから、植え替えには、それを補給するという意味もあります。当然、植物の生長には効果的に働きますので、花付きが良くなったり、生長が活発になるという効果はありますが、数年怠ったからといって枯れるということはないと思います(特殊な植物は除いて)。

まぁ、園芸は「いじる楽しみ」も大きいですし、大きな鉢に小さな株がぽつんとあるのも間抜けですから、毎年鉢を大きくしていく作業がうれしいものですが、見栄えを厭わず、手間もかけたくないなら最初から大きな鉢に植えてしまって良いと思いますよ。
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この回答へのお礼

なるほど、わりと大雑把でも構わないのですね。
実は、もう2年植え替えしていないので、心配になってきて、
だけど毎年一回り大きな鉢を買ってくるのも不経済だなと
思ったので、質問させて頂いたのですが。。。
ご指摘のとおり、「いじる楽しみ」も味わってみようかと
思い直しましたw

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/06 17:10

まずどうして植替えが必要なのかを説明する必要がありますね。



オリヅルランはユリ科の多肉質の植物ですが、多肉質の植物は根や葉や茎等に
水分が蓄えられる機能を持つ植物の事を総して呼んでいます。
オリヅルランを鉢から抜くと良く分かるのですが、根が太くて切れやすいはず
です。これは根が多肉質だからで、乾燥に強いのは根に水分を蓄えているから
夏場でも枯れずに生きて行けるんです。

土は日に日に雑菌の数が増えます。サボテンや多肉植物等の多肉質の植物の多
くが、雑菌に非常に弱い性質を持っています。雑菌が多くなると根枯れや根腐
れ等を起こし枯れますから、雑菌から根を守るために植替えが必要な訳です。
土は固いと根が張りにくいので、十分に根張りが出来るようにするために、土
を新しくして根張りがスムーズに出来るようにするために植替えが必要です。
土と言う物は日に日に疲れます。土が活性化していないと生長は悪くなります
から、植物を元気に生育させるには土を新しくする必要があります。
通気性、保水性、排水性、保肥性の4つが常に安定する事が生育を良くさせる
方法です。1年で効力は半減します。2年では更に半減しますから、植替え時
と比べると2年で効力は1/4以下になってしまいます。
効力は減り続けますが、雑菌は増え続けます。

大きな鉢に植えれば数年は植替えは不要と言うのは間違いです。
根の生育が旺盛な植物なら、植替え時に少し大きめなサイズに植替えても構い
ませんが、生長速度が遅い植物の場合は大き過ぎると逆に生育が衰えてしまい
ます。サイズが大きければ大きくなると考えるのは間違いで、鉢は根の生育に
応じたサイズを使用する事が必要です。

植替えの目安ですが、サボテンと多肉植物は7号鉢を目安にして、7号鉢以下
なら年毎に、8号鉢以上なら1~2年毎に植替えます。
サボテンと多肉植物以外の多肉質の植物の場合は、出来れば年毎に、無理なら
長くても2年毎に植替えが必要です。
樹木や果樹の鉢植えでも、2~3年毎に植替えが必要です。

オリヅルランの植替えは4~9月が時期です。植替えの際に直ぐに植替えをし
ないで、まず株を鉢に入れて見て大きさを判断して下さい。その時に少し狭い
かなと感じる位が最適です。少し大きいかなと思ったら、以前のサイズの鉢で
植替えをして下さい。
オリヅルランの根は多肉質ですから、無理に根をいじると切れたりします。
サボテンは全ての土を落としますが、多肉植物は1/2~1/3程度の古い土
を残します。オリヅルランも多肉植物のように1/2程度は古い土を残して下
さい。これは根を守るため土を残します。
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この回答へのお礼

とても豊富な知識をお持ちのようですね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/06 17:05

こちらが参考になるかと思います


http://www.yasashi.info/o_00009g.htm

植物に対して土の量が多いと土が乾きにくいため加湿になり
根腐れをおこしやすくなります
ひとまわり大きな鉢に植え替えるというのは 植物本体の大きさと土の量のバランスを保つためです

植え替えが面倒で大きな鉢に植える場合は 
複数の株を植えるか他の植物(生育環境の近い物)と混植するなどして
植物の量と土の量のバランスをとればよいのではないでしょうか

大きくしたくない場合は株わけしたらいいです
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
土の量のバランスというのは、地面に直接植えた場合に
どう解釈すればいいのでしょうか?
元々、植物は無限大に土がある地面に生えているものですし。。。

お礼日時:2011/12/06 16:59

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