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朝報道によると、ある原発避難民が東電に90万円を賠償請求したそうです。
請求書にはレシート、領収書などをきちんと添付して、さらに嗜好品(酒、タバコなど)はちゃんと除外しての90万円の請求だったそうです。
東電側の担当者も
『こんなにきちんとやっていただけるよ分かりやすくてありがたいです』
というぐらいだったそうです。
ところがその後すぐに担当者が代わり、19万円だけ賠償支払いしてきたそうです。
請求者が
『前の担当の方にもよく話して、全額支払ってくれるようにお願いしたのに、なぜ19万円だけなのですか? 前任者から引き継いでいないのですか? この19万円はどの品物の分の支払いなのですか?』
と質問しても
『前任者からは話は聞いていません』
『19万円の明細はわかりません』
としらばっくれているそうです。

まったく、東電は何を考えているのでしょうか? 賠償金が惜しいのでしょうか?

A 回答 (7件)

4番目と6番目の話の補足です。

参考までに、東京電力の社債明細表のリンクを載せておきますね。いつ、いくら借りて、いつ償還期限が来るか、正確な数字が書いてあります。なおこれは銀行融資の残高ではなく、あくまでも東電債だけの明細です。

東京電力は、原発事故の後、完全に債務超過状態になってしまっていても、償還期限の来た東電債のお金を全部きちんと払っています。
平成 23年 3月14日、 500億円
平成 23年 3月17日、 500億円
平成 23年 5月25日、1000億円
平成 23年 6月15日、 500億円
平成 23年 6月22日、 500億円
平成 23年 7月28日、 700億円
平成 23年10月26日、 500億円
平成 23年11月15日、1000億円
平成 24年 1月31日、 500億円

見事な払いっぷりですね。あるところにはあるじゃんと、思います。実のところ、このお金は、政府から賠償支援のために受け取った7000億円が支えています。
でも、道徳や倫理の問題を別として、ビジネスの問題として考えた場合、たしかに東電債の償還をやめて賠償金の支払いにまわすことは、会社の即死を意味するため、それをやれば賠償の予定も完全に不透明になります。ですから、東京電力としては、少しだけ払って時間を稼ぐ、あわよくば被害者の泣き寝入りを期待する、という方法しか取れないというのも事実です。

今度政府から1兆円を賠償支援のためにもらう予定で、もらえれば賠償金の支払いはもっと進むはずですが、政府もさすがに、ただでプレゼントするわけにはいかない、東電の株の2/3をよこせ。と言っています。今の東電の株の時価総額が3200億円くらいなので、1兆円欲しいならその分の新株を発行して政府に渡せと。こうなれば、東電は完全に国有化ですし、今の経営者たちは全員クビ。さらに、安全管理の義務を怠って大事故を起こした責任を問われ裁判にかけられることも眼に見えています。
そんななわけで、東電としては、金は欲しいが株は渡さない、政府が金を出さないなら、被災者が苦しむだけだぞと被災者を人質にとって、綱渡りの駆け引きをやっているところです。

東電には賠償金を支払うだけの十分な現金が不足しているのは事実ですが、しかし、被災者に金をきちんと払わない、という行動によって、政府に圧力をかけるという計算もあるというわけです。

ちなみに銀行も、東電が潰れると3兆円くらいの融資が吹き飛んでしまい、銀行そのものが倒産に追い込まれるため、かなり切羽詰まった状態なので、政府に「早く東電に金を出せ」と言っています。ですが、銀行は、そもそも金を貸すときに、その使い道に危険なものがないかチェックする義務があります。他人の金を預かって貸すのですから、当然のこと。今まで東電に金を貸して原発事業を支えてきた「貸し手責任」を、銀行や生命保険会社は、まだ果たしていません。それどころか、政府から被災者支援のために東電に渡された金が、被災者には届かず、銀行や生保の懐に入っていくというのが現時点のお金の流れ。このへんの問題について、きちんと筋を通す必要がありますね。

あくまで想像ですが、東電はいったん債務超過状態になって国有化され、その過程で、銀行や生保、株主は、それ相応の損をかぶり、貸し手責任や株主責任を取らされることになると思います。

参考URL:http://www.tepco.co.jp/ir/keiri/pdf/meisai.pdf
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
すごい会社ですね。

お礼日時:2012/02/20 23:02

4番目の回答者です。

正確な日付は覚えていませんが、昨年の5月か6月の東京電力の記者会見の場で、こんなことがありました。

この日は、たまたま東電債(東京電力の借金)のひとつが償還日でした。10年前に発行した500億円の東電債が満期を迎えたので、東京電力は金融機関に500億円を返済しなければなりません。もちろん、東京電力は、1円の不足もなく全額を金融機関に返済しました。

記者会見の場で、ブルームバーグという経済専門の雑誌社の記者が「今日は、償還日で、お金をきちんと返したそうですが、銀行に払う金はあるのに、原発被災者に賠償金を払わないのはなぜですか」というような、質問をしています。実のところ、ブルームバーグの記者であれば、こんな質問は愚問で、銀行に金を払わなければその瞬間にすべての東電債の価値は地に落ち、東京電力は完全に潰れることを知っていないはずがないので、ちょっと揺さぶりをかけて何か失言を引き出そうという意図があったんじゃないかと、私は思います。

つまり、東京電力に「銀行に払う金はあっても、被害者に払う金はない」状況であることを、この記者さんは知っていて、その上で、「そういうのって、どうなのさ?」と追求したわけです。

東京電力側は、これに対して「払うべきものは払っていきます」とだけ答えて、賠償金を払うとも払わないとも言いませんでした。賠償金を「払うべきもの」と考えているかどうかについては、ひとことも触れなかった。確かに、現実的に言って払うだけの十分な金がないというのも事実ですが、でも、東電の経営者が、経営権を政府に差し出すなら、政府は東京電力の賠償金を一時的に肩代わりする用意はあったんですよね。でも、東電は、賠償金支払いを遅らせるほうを選んだ。まあ、政府に経営権を差し出せば、今の経営者たちはみんなクビですから、自分の身のほうが可愛いというわけです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、銀行は怒らせたらコワイが、避難民は後回しで構わん、ってことですね。
ま、当たり前か。

避難民にとっては一円足りなくても「充分な補償がない!!」ってことになりますが、
東電としては一円でも賠償すれば「最大限の努力をした。即ち、補償は完了した」という論理ですな。

お礼日時:2012/02/15 22:15

東京電力の方針は、損害賠償の金額を値切ることなのでしょうね。



90万円と19万円の差額の71万円を訴訟を通じて請求した場合、
弁護士に30万円前後の手数料を支払うだけでなく、
更に、時間もかかります。

裁判はすぐに決着がつかないし、面倒ですからね。

被害者が訴訟を諦めたとき、東京電力は値切ることに成功します。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほどね、
「文句があるなら法廷でお会いしましょう。いつでも受けて立ちます」
って事か。大企業様は法務費用がふんだんに使えますから、庶民なんて虫ケラの如く対応するんですね。
いやはや尊大な態度だこと。

お礼日時:2012/02/15 22:10

そんな事したら会社として成り立たなくなり電力供給はストップですよ

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
結局、全額賠償なんてするつもりがない、ってことですね。

こういう場合は
『現実問題として』『事実上、』『そんなこと言ったって』
という単語が幅を聞かせますね~。まるで大所高所からの御意見の如くに。。。。。。
わたしもその単語、使ってみようかな。。。。

お礼日時:2012/02/15 16:25

払う金がないんでしょ

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
でも給料日には社員、役員には給与をしはらいますよね。
まあ、ヒラ社員の給与についてはとやかく言いませんが、部長職以上の給与は住民税と社会保険料分だけ支払って、
『向こう10年以上は給与は支払えません。貯金を取り崩してやりくりして下さい。それができないなら辞めてくださって結構です。』
ぐらいの社内通達はして欲しいですね。

お礼日時:2012/02/15 15:58

東京電力は、賠償金を義務通りに払うと倒産するので、可能な限り引き伸ばしをし、被害者が根負けして請求をあきらめるまで、何十年でも支払いを遅らせるつもりなのでしょう。

いっそ被害者が自殺してくれればいいとさえ思っているんじゃないですかね。

そういう会社の方針に疑問を感じるまともな人間性のある社員は、どんどん退社しています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
東電は被害者が死ねばいいのに、と思っているなんて知りませんでした。
退社した社員にはすべてを明らかにして白日の下に晒して欲しいですね。

お礼日時:2012/02/15 15:53

多分、愛想よく満額を認めてしまったので、前の人は即行で担当を替えられたのかと思います。


なので、後任者が会社の意思を反映した担当者ということでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
酷い話ですね。査定を渋く行う社員が重用されるわけですね。日航ジャンボ機墜落事故みたいな話ですね。

お礼日時:2012/02/15 15:50

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