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高1の男子のことです。
高2になるにあたり、理科の選択を「化学・物理」にするか「化学・生物」にするか迷っています。
成績は、予備校の試験であと少しで高得点者リストに載りそうなくらいです。

こういう場合、将来何をしたいかにより選択を決めるべきなのでしょうが、彼の場合、漠然と理系に進みたいという状態です。
とりあえず理科選択により
・受験できる学部が狭まらないこと
・受験の際、得点に不利にならないこと
・大学に入ってから困らないこと
ということを重視したいようです。

私自身は物理を選択し、受験時も大学時代も何も困らなかった・・・というか物理はコツさえつかめば勉強時間が少なくても高得点がとりやすい、理系学部の研究に応用しやすいという考えなのですが、何しろもう十数年も前のことで、受験事情は既に変わっているかも・・・と思っています。

彼にどんなアドバイスをすればよいでしょうか?
どんなご意見でも助かりますので、どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 二年前まで受験生だったものです。

  
 私は医学部に在籍しておりますが、私の受験時代のころも物理選択のものが50%~60%を占めていました。特に国公立大学医学部を受験するものでその傾向は顕著でした。 
 理由は何でしょうか。知り合いの医大生(物理選択)に聞いてみると、物理は解法のコツ、現象のコツを理解するとあまりその後は問題演習に時間を割かなくてもよい。その時間に、他の自分が苦手とする科目が勉強できる、といったことでした。 
 変わって、私は生物選択でしたが、私は昔から生物が好きで、単純に人間の体に昔からとても興味を持っていたゆえの選択でした。高等学校の生物では人間の体の機能のみならず、植物や動物の進化、細胞構築、動物、植物などの発生、遺伝などを習うので、私は始めは多少面食らいましたが、それでも生物は好きでした。それが試験でよい点数を取ることができたひとつの要因であると思っています。生物は好きか嫌いかで試験の合否を分ける重要な鑑別ポイントになると考えます。ことに、国立大学の生物の問題はほとんど記述式ですので、日ごろから事象を生物学的に考察する能力を付けることが求められます。生物が嫌いであったらもうやっていけません。 
 今の時点で生徒さんに生物ではこんなことを習うんだよという一連のアウトラインを話して、生物を習うことに抵抗を感じなかったら生物選択でもよいと思われますが、理系で農学部、理学部生物学科、一部の薬学部などを除いたすべての学部に適用できる物理を学ぶことを薦めたほうが試験で高得点をとる上では賢明ではないかとも考えられます。 
 しかし、理科は、結構その人の好き嫌いによって勉強する気合の入り方も違ってくると思います。ですから、最終的には生徒さんの学びたいほうを選択させたほうがよいと思います。高等学校で将来学ぶ専門的な内容の基礎を学ぶのですからね。 
 補足ですが、大学に入って始めて生物を学ぶ人は、かなり授業についていくのに苦労していました。もし物理で受験することを考えるのなら、医学部に入ったら生物を入学前の休みなどに勉強するとかしておかないと、入学後の授業についていくことが少し難しくなるかもしれないことは付け加えさせていただきます。
 もう一度生徒さんと話す機会を設けることを期待します。
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この回答へのお礼

 大変分かりやすい説明で、大きく頷きながら読ませて頂きました。
 相談者の彼も小さい頃から生物分野に興味をもっていたようでPaulさんと状況が似ている為大変役に立つアドバイスです。そのまま彼に見せたいと思います。
 大学で初めて生物を学ぶのは大変だということは考えていませんでした。初めて物理を学ぶのも苦労する人は多いのでしょうけど、物理はセンスがあればすぐについていけるかもしれませんね。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2003/12/20 01:55

疑問に思いましたのは,現在は文系でも教育課程では理科2科目が必須です。

理系なら普通は理科3科目(化学・物理・生物)学習するのではないでしょうか。受験科目をどうするかというご質問なのかと思います。

・受験できる学部が狭まらないこと
・受験の際、得点に不利にならないこと
・大学に入ってから困らないこと

すべてに該当するのは物理と思います。物理ならすべての理系学部が受験可能です。センター等では物理の方が圧倒的に高得点が望めます。高校生物ぐらいなら大学に入ってから独学が可能です。

現状では難関大学受験者のほとんどは物理です。特に,医学部ではわずかな得点差が合否を決定しますので,ほとんどの受検者は物理です。ただし,東大の理(3)でしたら物理は難しいと思います。生物の方がよいかも知れません。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
今も医学部は物理選択者が多いのでしょうか・・・。確かに、十数年前はそうだった記憶があります。
ただ、それが問題視され、制度が変わりつつあるのかなと思っておりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/18 01:04

 漠然と理系ということであれば迷うと思います。

ただ、この二つの中での選択なら、「化学・物理」の方がより理系的であり、点数も取りやすいといえるのではないでしょうか。「化学・生物」の場合は生物が入りますから、暗記の要素も排除できません。もっとも、興味があれば別ですが。
 現段階で興味が絞りきれておらず、なおかつ高得点をということなら、得点にもっともむらのない物理、そして応用がきき(仮に生物分野にすすんでも、十分に役に立ちますよね)、多方面に活用可能な化学ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
物理が得点にむらができない科目というのは初耳で、
参考になりました。

お礼日時:2003/12/18 00:59

ごめんなさい。

訂正です。

#1では、
>医学部なら生物は必修のはずです。
こう書きましたが、
使わなくても入れる学校はあります。
 ただ、入った後は必ずやることになるので、
生物を取った方がいいです。
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 理系志望だとのことですが、


それは医学部を含んでいるのでしょうか?
もし含んでいるなら、
>受験できる学部が狭まらないこと
この理由により、生物を取るべきです。
医学部なら生物は必修のはずです。

>受験の際、得点に不利にならないこと
 どっちだから不利ということはないと思います。
もちろん、学校によってはこっちの教科の方が点が取り易いということはあるでしょうが、
志望校が決まっていない状態(ですよね?)ではそういうことは考えられないでしょう。

>大学に入ってから困らないこと
成績は上位の方とのことですので、多分上位の方の大学に進むでしょう。
そういう学校なら、理工学部に進んだ場合、
生物の授業はなくても物理の授業はあるという大学は多いと思います。


以下一般論です。
 センスがあれば物理はあっという間にマスターできます。
だから、(点数/時間)の効率がよい教科ではあります。
ただ、逆にあまり得意ではない場合、
いくらやってもあんまり成績が伸びないということがあります。
また、満点が取り易い科目でもありますが、0点も取り易い科目です。

 生物は、どっちかといえば暗記系の科目に入りますので、
時間はかかるけど誰でもある程度の点は期待できます。
0点の危険がないかわりに、満点の期待もない科目です。

やっぱり最終的には、
本人の興味のある方を取るのがいいと思いますよ。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
彼は医学部も含めて理系を希望しているようです。

最近、生物必修の医学部があることは知っていましたが、
意外に多くあるようですね。
各大学の試験科目を調べ(でも2年の間に科目が変わってしまうこともあるんですよね・・・)、かつ自分の興味を尊重して判断するようアドバイスしたいと思います。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/18 00:28

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