ノルディックウォーキングについて質問です。

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質問者：Cyobo0301
質問日時：2012/03/15 16:03
回答数：3件

７０代の夫婦でノルディックウォーキングを始めたいのですがポールの選び方やその他注意点があれば教えてください。また、実施されている方の感想も聞かせてください。

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回答 (3件)

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No.3

回答者： nor-happy
回答日時：2014/04/12 23:54

ポールについては、現在、日本国内では２種類のポールが販売されています。

後ろに押して歩く本来のノルディックウオーキング用と、前に突いて歩く、主に療養、リハビリ用のポールウオーキング（ノルディック・ウオーク）の２種類です。　

双方、ポールを使用して歩きますが、歩くフォームがまったく違います。そのため、ポールのグリップ部やポールの先端に付くアスファルトパッドの形状も異なり、互換性はありません。

体力の維持、向上のために取り組まれるなら、本来のノルディックウオーキング用のポールを購入されたほうがあとあとよろしいです。何故なら、ノルディックウオーキング用のポールは後ろに突いて押します（もちろん前にも突けます）が、ポールウオーキング用のポールは後ろに押すことはできません。

後ろに突いて押すことで運動量が増加して、エネルギー消費量が10～20％増加しますので、前に突くポールウオーキングではこの効果はあまり期待できません。
双方のポールの使用目的が違いますので、購入される場合はその点に気を付けてください。

ポール本体は長くもちます。普通に使って10年以上です。（ノルディックウオーキング用ポールが日本に輸入されてまだ10年ちょっとです）　特にカーボン製は誤って踏みつけてもまず折れたり、変形したりはありません。少し高価ですが、軽くて操作性が良いのでお薦めです。

そして出来れば伸縮しない1本もののポールを使って下さい。とにかく軽さが違います。軽くて丈夫で扱いやすくバランスがよろしい。後ろにドンと突いて押してすぐに前に戻しますので、軽さが重要です。ポールの強度によるビビりも操作性に影響します。ビビりは少ないほうがいいので、カーボン製がその点でもよろしいです。

ポールについて他に留意する点は、日々使用しますとポールの先端のアスファルトパッドが減ります。使用頻度にもよりますが、何ヶ月かで新しいものと交換します。外国製はこのアスファルトパッドが高価です。

私は外国製の１本ものの最上級品から中級品、2段伸縮のものなど、5本(セット）所有していますが、現在は国産の「ナイト工芸のセレクトフラッシュ」を愛用しています。価格もカーボン製でありながら1万円以下です。外国製最上級品と比べると少し重いですが、バランスが良いので操作性は劣りません。

そして、消耗品のアスファルトパッドが外国製に比べて約半額。グリップのストラップも、くたびれてきますので２、３年で取り換えますが、それも約半額です。　長い目でみるとこの価格差は大きいです。

ノルディックウオーキング自体はむつかしいものではありませんが、お近くで開催される講習会に参加されて、基本から学ばれることをお薦めします。　基本が大切で、変なフォームを身につけられると、後で矯正するのが大変です。

私は「日本ノルディックフィットネス協会　（ＪＮＦＡ）」のインストラクターをやっています。（ノルディックウオーキング歴、還暦の６０歳から始めて今年で９年目です）　
年齢を重ねて腰や膝に不安のある方も、ポールを用いることでカバーできますので、中高年の生涯スポーツとして、ノルディックウオーキングは最適のものと確信しています。
一歩ごとにポールを押すことで腰が伸びて姿勢が良くなり、気持ちまでが伸ばされてリフレッシュできます。

体力の維持、向上としてのノルディックウオーキングに取り組まれるなら、「ＪＮＦＡ」のホームページをご覧になって、例会案内や講習会をさがして、是非参加してください。インストラクターの指導の元、楽しいノルディックウオーキングを始めてください。