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 こんにちは。毎度お世話になります。

 先ほどオークションで英文で書かれたある紙片を見かけました。よくよく見ると、日本帝国海軍がオーストラリアを表敬訪問した際に上級乗組員に配布されたものだと判明しました。このような表敬訪問の乗務員に対して現地での行動の便宜を図るために、何らかの優遇措置が取られることは通常であったようです。
 ところで問題は、その紙片には年代の記載が全くなく、これがいつの時期のことであったのか判らない点です。その資料はかなり古そうに見えるのですが、果たしていつのものであるのか。紙の状態からは日本で言うなら明治末から大正半ばくらいではないかと推測されます。年代に関らず、相当に珍しいものであることは確かだろうと感じています。
 一応「日本帝国海軍 オーストラリア 表敬訪問」といった辺りで検索してみたのですが、思わしい結果を得られませんでした。このような事柄に詳しい方もおいでだろうと思いますので、質問をします。よろしくお願いします。

A 回答 (14件中11~14件)

No3さんの回答に補足します。



日本海軍の士官候補生は海軍兵学校を卒業するとまず実地練習のため練習艦隊に乗り組んで遠洋航海に出ました。
実地練習の中には外国の表敬訪問も含まれます。

練習艦隊はかなりの頻度でオーストラリアを訪問しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%B4%E7%BF%92% …

「日本海軍の練習艦隊の項目」
をご覧ください。
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この回答へのお礼

 お礼が遅くなり、申し訳ありません。新たな手掛かりをいただき、感謝しています。

 ここまで4件の回答とも相応の内容のあるもので、それぞれ得るところがあります。この回答では練習航海の内容に付いても触れていただきました。国の代表であるということから、訪ねる側も迎える側もそれなりの心構えをしていたということですね。
 日本でもイギリスやアメリカの艦船が来訪すると、乗員に無料乗車券を配布することが通常でした。その一例がこちらにあります(先に記したWhite Fleet乗員用)。
http://home.c03.itscom.net/nikken/page333.html
 さて、肝腎のその乗車券ですが実はオークションへの出品で、現在進行中です。相当な収集をしていると思われる人が既に入札しているため、おそらく私には落札できないでしょう。
 ともあれほんの小さな紙切れが歴史的な証拠になっています。単なる趣味としての収集対象以上の意味がある、貴重な資料だと感じます。
 実はロシア語、中国語が併記された大連発の鉄道切符らしいものを先年オークションで見つけて入手しています。ところがロシア語を読めないのと、適切な助言や資料を得ることが出来ないため、いまだにこれの意味するところを解明出来ません。ロシアまたはソ連が中国から土地あるいは線路を借りて鉄道を運営していた時期が史上で2回あります。いずれにしてもかなり混乱していた時期だけに、これが日本に在ったことだけでも驚きです。ただ、本当に鉄道切符かどうかも確認できず、謎のままになっています。

 皆様、回答に参加していただきありがとうございました。
 尚恐れ入りますが、いずれも有益な回答ということで、ポイントの発行は敢えてしないことにします。また念のためにあと少々はこのまま締め切らずに置いておきます。こちらもご了解ください。

お礼日時:2012/04/29 22:11

明治時代、日本の軍艦は練習航海で何度もオーストラリアに行っており、シドニーやメルボルン、ダーウィン、ブリスベーンなどを訪問しています。



コルベットの「龍驤」は練習航海で明治14年と明治20年にオーストラリアを訪問しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E9%A9%A4_ …

ウィキぺディアには書かれていませんが、コルベットの「比叡」と「金剛」も練習航海でオーストラリアを何度か訪問しています。
(オーストラリア訪問は書かれていませんが、とりあえず貼っておきます)
「比叡」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E5%8F%A1_ …
「金剛」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%89%9B_ …

「比叡」は練習航海で明治24年にオーストラリアのブリスベーン、シドニー、メルボルンを訪問しています。フィリピンや香港も訪問しています。
明治33年には同型艦「金剛」ともに練習航海で、やはりオーストラリアのブリスベーン、シドニー、メルボルンを訪問しています。この時はもう少し足を延ばしてニュージーランドも訪問しています。

「金剛」は明治27年に練習航海でハワイを訪れた後にオーストラリアのシドニーを訪問しています。
明治31年には練習航海でオーストラリアのブリスベーン、シドニー、メルボルン、ダーウィンを訪問しています。

帝国海軍の全ての艦船を調べた事はありませんので、他にもオーストラリアを訪れた船があるかもしれません。
いずれにしろ、当時、日本の軍艦は練習航海で数年おきにオーストラリアを訪問していたようです。
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この回答へのお礼

 お礼が遅くなり、申し訳ありません。具体的な例を挙げての詳しい説明をしていただき、ありがとうございます。
 
 これを読んで、東海岸に寄航するのが通常であったように思えてきました。ダーウィンを含む北部は途上でもあるので、これもある程度は訪問の回数があったと思われます。
 しかしながらフリーマントル(パース)に関しては例外的なケースだったのかもしれません。艦船の寄港地を詳しく調べてみると、かなり絞り込める可能性もありそうです。(以上短文で恐縮ですが、その4に続きます)。
 

お礼日時:2012/04/29 21:31

日英同盟の折、オーストラリアとの関係は良好であり


第一次世界大戦中、日本海軍はオーストラリア陸軍輸送船の護衛に従事しています。

フィリピンに近いドイツ領を獲得してから日米の関係は冷えますが
それでも思いの他多くアメリカに寄港しています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%B4%E7%BF%92% …

艦名や寄港地、経由地などで絞り込むしかありません。
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この回答へのお礼

 お礼が遅くなり、申し訳ありません。こんな短時間に皆さんご回答いただき、ありがとうございます。

 そのようなオーストラリアとの歴史的な友好関係があったことは知りませんでした。木曜島周辺での真珠養殖への出稼ぎが、戦前のオーストラリアと日本の関りで最も有名なものかと思います。一つの質問がなかなか面白い展開を見せていると感じます。
 さて、本題に戻りましょう。
> 艦名や寄港地、経由地などで絞り込むしかありません。
全く仰せのとおりなのですが、既に記したように手掛かりは地名しかありません。これ以上の探求はほとんど無理かもしれません。
 もちろんその切符の元の所有者が判明すれば話は簡単かもしれません。ですが古物商が扱っている一連の切符の1枚のため、これ以上は追及のしようが無いかとも思います。同時に入手した現地の物品も合わせて扱っているなら、まだ手掛かりがあるかもしれません。ですが今回はそれも無いようです。
 それでも尚私が明治末から大正初期と言うのには、その切符の紙質に特徴があるためです。そのような、厚紙に薄手の紙を張り合わせた切符が使用されていたのは遅くて大正の中期頃まででした。これは世界的にほぼ同じようです。(その3に続く)

お礼日時:2012/04/29 20:23

 このあたりはいかがでしょう。



港の名前の方が当たる気がして、オーストラリアの代わりに世界3大美港のシドニーを入れてみました。

昭和になっても寄港したようですが、時代としては合いませんね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%A5%BD% …
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この回答へのお礼

 お礼が遅くなり、申し訳ありません。こんな短時間に皆さんご回答いただきありがとうございます。

 これを含めた回答で、かなり頻繁にこのような航海が実施されていたのが 明らかになりました。アメリカが白船("Great White Fleet")とも称された世界表敬訪問艦隊を送り出したことがあります。もちろんここまで長期間で大規模なものは空前絶後のものだけに別格の話です。一方では単独艦での演習航海に伴っての表敬訪問が、国を挙げての特別な催事としてではなく、かなりの頻度で行われていたことが判りました。
 質問文に記しませんでしたが、その紙片は鉄道及び軌道(路面電車)の優待乗車券です。地名も記されており、Perthとその近郊の地名が読み取れます。本回答中の参考ページには2回とも寄港地「フリーマントル」とあります。ここからパースは10kmほどしか離れていませんし、西海岸で最大の都市であるようです。
 以上からそれがいずれかの日本艦の仕官に配布されたものであることが確実と思われます。また日付が入れらていないのは、数年に一度はそのような訪問があるため、随時発行が可能なように券面には敢えて日付を印刷しなかったのではないかとも推測できます(券番は有ります。今回のものには500番台となっています)。

※本件では回答4件に亘って、総合したお礼を書きます。その1はここで終わりにします。続きはもうしばらくお待ちください。

お礼日時:2012/04/29 18:27

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