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テレビなどで悪霊や除霊のドキュメンタリをみかけます。
悪霊に取り付かれた人間は、人格と言葉使いが変わり、不幸が重なったり、不健康になったりします。
そして祈祷師、霊媒師、神主などの除霊により本来の自分を取り戻します。

このような現象は昔からあると思います。
このことを科学、とくに心理学ではどのように説明しているのでしょうか?

・有名な研究者はいますか?
・悪霊にとりつかれる原因は何でしょうか?
・女性が多いのはなぜ?
・自己催眠のようなものでしょうか?
・多重人格に近いのでしょうか?
・心理学的な治療法はありますか?
・除霊されるメカニズムはどうなっていますか?

科学的でもなくてもかまいません。
一つでも説明できる方お願いします。
わたし自身霊的な経験はありません。
ただ、巫女さん的な体質の女性の人格が変わる(男性の声)のを目撃したことはあります。
芝居をしているようには思えませんでした。
本人は、話した内容は覚えていないそうです。

A 回答 (4件)

>悪霊憑依現象は昔からあるのに、独立した病名さえないというのは驚きです。



精神疾患の病名なんていい加減なものですよ。あえて分類している、というのに過ぎないでしょう。
病名をつけたら病気が治るというわけでもなし。

病気を原因から分類し原因を取り除くというのが西洋医学的パラダイムですけど、ユング的臨床心理療法はそこから考えると異端ですね。先の回答で書き忘れたのですけど、ユング的臨床心理療法って「東洋医学の精神疾患治療版」みたいなもんですよね。

もっとも、東洋医学ではこころと体すら分けて考えませんよね。
そもそも、病気を「心の病気」「体の病気」→「心臓の病気」「消化器系の病気」「肝臓の病気」「腎臓の病気」などと分けて捉えようとするのは西洋医学的パラダイムです。
東洋医学では「人間の不調」というとらえ方をしますから、そもそも「器質的疾患」「精神疾患」というわけ方自体がありません。

どちらが科学的かどうかわかりませんが、

・西洋医学:わからんもんでもとりあえず分けてみる
・東洋医学:わからないんだから無闇に分けない

ということですよね。これのいずれが科学的態度なんでしょうか?

世の中の事象を「わかるもの(実証できるもの)」と「わからないもの(実証できないもの)」に分け「わからないもの」には蓋をして「わかるもの」だけ考える。これがオカルティズムの排斥です。このような思考過程には必ず「科学的には」という前置きがつきます。でも、これってぜんぜん科学的じゃないんですよね。単に「くさいものに蓋」してるだけです。
「わかるもの」はわかる、「わからないもの」はわからないと素直に認める。「わからない(実証できない)」=「ありえない」などという逃げはしない。これが真の「科学的アプローチ」じゃないでしょうか。
ということで、私はユングを「真の科学者」として尊敬しております。
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この回答へのお礼

西洋医学=実証主義に偏り、実証できない現象を排除
東洋医学=実証する姿勢に乏しい
と、理解しました。

ユングは「心をわけて考えることはできない」と考えたのでしょう。
すくなくともバランスが崩れた状態が精神病と定義したのだと思います。

精神病患者の運営サイトを覗いてみましたが、共通するのはなかなか直らないということですね。
この医者がよかったという話はおめにかかったことがない。
日本では、精神医学の歴史が浅く、治療法が確立していないのだと感じました。
先生も対話(心にメスを入れる)より薬に頼っている印象です。
話術がへたなのでしょうか。
あとあまりお金にならないのでよい人材(先生)が集まらないのかなとも。

お礼日時:2004/01/08 16:02

>悪霊の人格は、無意識からやってくるわけですね。



と考えるのがユング流ですね。

>天使の人格(賢くて悪さをしない)でも同じ診断名でしょうか?

この場合は「病気」とはみなされないでしょう。
ただ、本当に天使のような心を持った人とは、若干違う雰囲気をかもしているのではないでしょうか。

先ほどの統合失調症の話でも「あえて病名をつければ」と申しましたのは、ユング心理学では「統合失調症」などという診断を下したりはしないからです。
ユング心理学は、あくまでこころを全体像としてとらえるところに面白みがあります。統合失調症も、神経症も、こころの全体像のバランスの乱れに過ぎないというわけです。その過程で心身症や、そう状態・うつ状態という状態が現出することもある、という風に理解されます。

>原因はやはり子供時代の精神的苦痛(精神が健全に育たない)でしょうか。

精神、というか自我の形成過程に問題があった可能性は高いと思われますが、これは患者によって異なると思います。

>悪霊患者の成育歴などを調べてみると面白いかもしれません。

そうですね。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。

>統合失調症も、神経症も、こころの全体像のバランスの乱れ

 これは自我が未熟(未分化)であるということでしょうか。
 というと多重人格に近い症状なのかもしれませんね。
 悪霊憑依現象は昔からあるのに、独立した病名さえないというのは驚きです。
 統合失調症というのも、どんな症例でもあてはまりそうな都合のよい名前ですね。

お礼日時:2004/01/08 08:30

>第二次世界大戦を予言したこともあったそうです。



第一次世界大戦じゃありませんでしたっけ?
というのはどうでもいいとして

>精神医学では、悪霊にとりつかれた人の治療法は確立していないということですね。

んん?そんな事は言ってませんよ。
まあ、きっちり確立されているとはいえないかもしれませんが、まったく方策がないわけではありません。


ユング心理学的には「悪霊に取り付かれた状態」は「自我が無意識の圧力に負けた状態」と認識されます。あえて病名をつけると、統合失調症(精神分裂病)になります。
したがってこの場合、自我修復の治療を行います。

ユング心理学の場合、箱庭療法や夢診断により患者の無意識にアプローチしていきます。無意識の根底にある「セルフ」を呼び起こし、自我の修復を行うような面談治療を行うようです。
患者の状態にもよりますが、さっくり直る場合も、10年以上の治療を要する場合もあるようです。

ユング派以外の精神化治療を受けると「統合失調症」と診断され薬を処方(ほぼ一生のみ続ける)されて終わりですね。
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この回答へのお礼

>第一次世界大戦じゃありませんでしたっけ?

 そうでした。すいませんでした。
 悪霊憑依現象は、統合失調症ですか。だいぶイメージが違いますね。

>「悪霊に取り付かれた状態」は「自我が無意識の圧力に負けた状態」

 悪霊の人格は、無意識からやってくるわけですね。
 天使の人格(賢くて悪さをしない)でも同じ診断名でしょうか?
 原因はやはり子供時代の精神的苦痛(精神が健全に育たない)でしょうか。
 悪霊患者の成育歴などを調べてみると面白いかもしれません。
 どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/01/07 23:59

いわゆるオカルトと科学は水と油です。


このため、オカルトにまじめに取り組んだ科学者はほとんどいません。
私が知る唯一の科学者が、ドイツ人のカール=グスタフ=ユング。心理学者です。

彼の心理学の詳細はここでは説明し切れませんので名前の紹介にとどめますが、彼の母親はシャーマン(日本で言うところの「イタコ」)で、憑依現象などは子供のころから目撃してきているようです。
彼自身にも霊能力のようなものもあったようです。ただ、学会での発表にあたってはその信憑性を損なわないように、そういう発表はあまりしていません。
しかし、彼自身はそういう現象の存在をまったく否定していませんし、科学的な説明も持ち合わせているようです。
詳しくはユング心理学を研究してください。初期の論文にはオカルト現象に関する考察もあるようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ユングの入門書は読んだことがあります。
第二次世界大戦を予言したこともあったそうです。

精神医学では、悪霊にとりつかれた人の治療法は確立していないということですね。

お礼日時:2004/01/07 23:20

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