プロが教えるわが家の防犯対策術!

この質問に対する回答はモルモン教の指導者マニュアル、預言者の発言、福音の原則(新会員用の日曜学校テキスト)及び教師マニュアルの抜粋から願います。(教団の正式コメントで願います)
恣意的な回答は遠慮ください。

モルモン教の献金制度は総収入の租税公課(税金、保険、年金控除)前の10%(個人事業主の経費は除く)と定められていますが、少し踏み込んだ例について質問です。

モルモン宣教師は「献金は義務ではない」と教えているようです。
また池上彰氏がモルモン教についてテレビ番組で解説されておりyoutubeに動画がアップされています。
ここでも「献金は義務ではない」とアノテーションを付けてますね。

これは喩えて言うなら
「義務教育課程の中学生が授業を受けることは義務ではない」
「お金を払う気がなくともレストランに入れる」(何も注文しなければ良い)
というようなものかと思います。

モルモン教は信者と勧誘している入信見込者向けのダブルスタンダードがあり、
・信者には献金は義務だと教える。
・入会見込み者には献金は義務ではないと教える。
実際のところ、ダブルスタンダードどころかトリプル、クワトロ・・・なのですが。

さて質問に入ります。
・労働対価以外の収入からも什分の一を支払う必要はありますか?
 労働対価から10%の献金を納めた後のお金を貯めて1千万円の不動産を取得し、後にこれを1千百万円で売却して百万円の利益が発生しました。
さて、献金は1千百万円の10%を納めるのですか?
それとも利益分百万円の10%を納めるのでしょうか?

・遺産相続した場合、評価額の10%を納めるのでしょうか?取得価額の10%?それとも現預金相続部分の10%を納めるのでしょうか?

・老齢年金は掛け金部分と運用益の配当的性格がありますが、支給総額の10%を収める必要があるのでしょうか?

・失業給付などの政府や自治体が支給する意図が明確な給付金から10%収める必要があるのでしょうか?。

A 回答 (1件)

私は末日聖徒イエス・キリスト教会の会員の一人、20代前半の学生です。


恣意的にならないように注意しながら回答しますが、
もし誤りがあったらすみません。

>ダブルスタンダードではないか?ということに関して

順を追って説明したいと思います。

<神の戒めである>

什分の一は神様から与えられた戒めであると理解しておられるでしょうか?

「わたしの宮に食物のあるように、十分の一全部をわたしの倉に携えてきなさい。これをもってわたしを試み、わたしが天の窓を開いて、あふるる恵みを、あなたがたに注ぐか否かを見なさいと、万軍の主は言われる。」(旧約聖書マラキ3:10)

戒めは、神様から与えられるものです。
戒めは義務でしょうか?

<選択の自由がある>
私たちは選択の自由があります(モルモン書第2ニーファイ2:27-28 http://www.scriptures.lds.org/jpn/2_ne/2/27-28#27)(旧約聖書申命記11:26-28も参照)
私は義務、という言葉の意味をはっきり知っているわけではないので、
私個人の意見になってしまいますが、
神様の戒めを守ることが義務であれば什分の一も義務でしょう。
しかし、選択の自由があり、強制されないという意味では義務ではないと思います。

<宣教師の立場>
宣教師は19歳~26歳くらいの若者であり、一生懸命教えています。
宣教師としては、多くの人に福音を学んで欲しいと望んでいます。
一方で、断られたらどうしよう、という人間的な思いもあります。
なのでなるべく受け入れてもらいやすいように説明してしまうこともあると思います。

教会に入り、バプテスマを受けることは、
神様の教えに従って生活することを決意したことを表します。
強制はされませんが、信仰を持っているならば、
自ら進んで什分の一を納めたいと望むのが自然ではないでしょうか。

宣教師は、収めなくてもいいとは言わないと思います。
でも、義務ではない、と教えることはあると思います。
それは、あなたに選択の自由があるから、義務ではないというのでしょう。
あなたは神様の戒めに従うべきだという意味で「義務だ」という場合もあるかもしれません。
これは、「ことば」が不完全であるがゆえにおきる問題ではないでしょうか。

私個人の意見としては、教会に入ったら什分の一を神様に納めるべきだと思います。


>労働対価以外の収入からも什分の一を支払う必要はありますか?

什分の一はあなたと神様との個人的な事柄ですから
あなた自身がそう思えばそうすれば良いと思いますし、
他の人があなたのことにとやかく文句をいうことはありません。
それに、あなたの納めた金額については教えない限り周りの人は知りません。

教会の正式な声明は、「全利益の十分の一を納める(教義と聖約119:3-4)」としかありません。
それ以上のことは個人に委ねられています。
そのような疑問がある場合、祈りによって解決するか、
指導者に助言を求めることができます。
(書籍、「質疑応答p102-105」を参考にしました)

>遺産相続した場合、評価額の10%を納めるのでしょうか?取得価額の10%?それとも現預金相続部分の10%を納めるのでしょうか?
>老齢年金は掛け金部分と運用益の配当的性格がありますが、支給総額の10%を収める必要があるのでしょうか?
>失業給付などの政府や自治体が支給する意図が明確な給付金から10%収める必要があるのでしょうか?。

いずれも上に示したとおり、個人の決定に委ねられています。

自分なりに一生懸命回答しました。
以上、答えになりましたでしょうか?

あなたが、教会の教えを受け入れ、
その道に歩まれることを心から祈っております。

参考URL:http://www.ldschurch.jp/index.php/aboutthechurch …
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