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平安時代の庶民の生活の状況は何となくわかるのですが、特に彼らの遊んだおもちゃについて研究したいと思っています。
しかし、自分が調べてわかるのは平安貴族の文化のみで庶民のおもちゃと親しむ様子をうかがい知ることができません。そもそも文字を使うのが学のある上流階級の人間のみであったことも大きいと思うのですが、そのせいで全く調べても描かれているのは庶民の様子ではないのです。
どなたか平安時代の庶民の遊び・玩具について記載がある書籍をご存じの方がいましたら教えて頂きたいです。どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

今様とか催馬楽を読み解いて、あとは想像で考えるしかないのではないかと思います。


催馬楽に『田中井戸(田中)』『田中の井戸に 光れる田水葱 摘め摘め吾子女 小吾子女  たたりらり 田中の小吾子女』という歌があるそうです。
http://homepage3.nifty.com/false/garden/kuden/ka …
菜を摘む、花を摘む、花飾りを作る、紐を編む、髪飾りや垂緒を作るなどは女の子がやりそうです。
http://www.iz2.or.jp/fukushoku/f_disp.php?page_n …
源氏物語には、女の子が雀を飼ってた話も載っています。
http://www.sainet.or.jp/~eshibuya/text05.html#in13
伊勢物語では、どのような遊びをしていたのか明記されていませんが、何となく、おままごとぽい感じにも思えます。
http://oak.zero.ad.jp/teru/gakusyu/ISE/TUTU/top. …
とにかく、片端から古典を読んで、その中から、遊びや子供のシーンを抜き出して、それで研究されてはいかがでしょうか。現代語訳も多く出版されているので、ある程度の研究はできると思います。
 
なお、鎌倉時代あるいは江戸期においても、子供は労働力として期待され、現実に働いていました。子守りだけでなく、雑草とり、貝拾い、魚とり、木の実や山菜採取、水くみ、道具類の手入れもしたでしょう。 その中で、ごっこ遊びは多かったし、どろんこ遊び、模擬戦闘(弓矢やチャンバラ、石打(つぶて))などは男の子が多くしたのではないでしょうか。
女の子なら、大人の親がやる子育てのごっこ遊びもしたでしょう。
棒きれ、石ころ、貝殻、草花、布、紐、縄などがあれば、多くの遊びはできます。
追いかけっこ、かくれんぼ、トンボとり、縄跳びなどもしたかも知れません。
 
玩具は大人が与えるものではなくて、子供自らが見立てて遊びに使うものでしょう。
 
でんでん太鼓はもしかしたら、一部地域にはあやす道具としてあったのかも知れません。
http://kiyoko-motegi.com/tyosaku/tyosaku4/omotya …
独楽や凧、鞠は、平民や隷属民などの子供の道具としては、なかった可能性が高いと思います。
人形遊びは、アミニズムや呪が関わるのでたぶん禁忌で、子供に許されることはなかったのではないかと思います。
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先答の物語についで絵巻物、絵物語が参考になります。


平安時代に描かれた絵巻物は非常にすくないのですが、
鎌倉時代に平安期の物語を書いた絵巻物などは多く、小児
が描かれているものもあります。

ほんの一部しか見ていませんが、
「西行物語絵巻」に子供の凧揚げがあります。
「法然上人絵伝」に竹馬遊びがあります。
「年中行事絵巻」に子供が紐の先に草鞋や藁をつけたものを
犬にじゃらして遊んでいます。
紐の付いた二本の棒で遊ぶのもありました。

鎌倉時代に描かれた絵はその当時の風俗の影響は受けますが、
物語の時代を考慮している筈で参考になrるでしょう。

庶民の玩具も当時入手し易い、藁、木、竹、土器を使うもの
が多かったと思います。   布は貴重品でした。

藁馬、藁蛇などの粗末な藁細工。
竹馬(今の乗る竹馬は江戸時代、平安期は笹を尻尾のように
引きずって竹馬と言った)。
1500年位前に高麗王より贈られた竹独楽(唐独楽という)
は貴賤を問わず流行したとのこと。
お手玉は源平盛衰記に出てきますが、庶民でも上級でしょう。
棒や先に何か付けた棒での叩き合い(チャンバラ)。

簡単な木細工や土器の玩具もあったと思います。
手毬が庶民に行き渡るのは後年でしょう。

以上 「日本の遊戯」、「日本の遊戯史」  拓石堂書店 を参考。
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