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今週のイニシャルDについてです。

とうとうラストバトル!?で相手はレビン。その車の特性を説明するシーンで、

トレノは3ドア(ハッチバック)で、車体が長いから空力的にGT向き。
レビンは、2ドアなので剛性が高くラリーに有利というようなことが書かれてますが、現実に僕の知ってるGTかーは9割2ドア。ラリーカーは多くがハッチバックで逆です。どういうわけなのでしょうか?

A 回答 (5件)

 AE86型レビン&トレノのボディ形状による競技への相性の事と、レースのベース車両の事については分けて考えられた方が良いかと思います。




 AE86型はレビンとトレノ双方にそれぞれに2ドアクーペボディと3ドアハッチバックボディのモデルがありましたが、ラリー車の場合は悪路を走行しますので路面からの入力が大きく、それによって車体のサスペンション取り付け部が動いてしまうと相対的にサスペンションジオメトリー(アライメント)も変化してしまいます。ラリー車に限らず競技車両は、選べるのであればボディ剛性はより高い方が望ましいです。
 3ドアハッチバックボディは2ドアクーペボディに比べてリヤの開口部が直線的で大きく車体剛性面で不利となります。また、2ドアクーペボディには車室内にトランクとの隔壁がありますが、3ドアハッチバックボディには無くこの点も車体剛性面で不利となります。重量バランス的にも重いガラスが車体上部にある点も多少なりとも影響があるのではないでしょうか。
 他には、ラリー競技ベース車として、装備のもっとも簡略化されていた(=最も安く軽い)「GT」グレードが2ドアクーペボディにしか設定が無かった点も多少の影響はあるのではないでしょうか。また、「GT」のみリヤブレーキがドラム式でサイドターンがやりやすいという点もあるかもしれません。

 続いて3ドアハッチバックボディの方が空力面で有利という点を考えて見ます。
 3ドアハッチバックボディでは、2ドアクーペボディに比べてルーフラインがなだらかに傾斜していますが、横から見たこのラインは最近の燃費を追い求めたプリウスやインサイト等もこのようなルーフラインを描いていると思います。拳銃の弾丸のような形ですが、空力的には後ろに向かって上下左右から絞っていくデザインの方が良いはずです。ただし、車体下部に入った空気は車体を浮かせてしまう方向の力を生み出しますので、リヤバンパー下部はこの空気を後方に引き抜くデザインになっています。
 また、2ドアクーペボディはリヤガラスの傾斜がきつく、走行中はここに走行風が巻き込み(車体を後ろに引っ張る力が発生し)空力面では不利です。また、ルーフ後端で気流が乱れトランクフードに取り付けたリヤウイングに走行風が当り難くなります。リヤウイングをルーフ面よりも高い位置に取り付けられれば問題無いのでしょうが、フォーミュラカーを除いてほぼ全ての競技でレギュレーションによって取り付け高さなどがルーフ高までに制限されていますので難しいです。(ランエボのボルテックスジェネレーターやインプレッサWRX(4ドア)のルーフスポイラーはこの辺りの空力を改善するためのパーツです。)
 こういった点などが3ドアハッチバックボディの方が空力的に有利といわれる所以ではないでしょうか。


 現代のレースベース車両についてですが、レギュレーションによって年間の生産台数やボディサイズなど参加可能な車種が制限を受けます。
 ラリーベース車で考えた場合、例えばボディの全長の最大値がレギュレーションによって決まっていた場合トランクのないボディ形状の方がホイールベースを長く取れます。またオーバーハングは短い方が無駄な慣性ヨーモーメントが発生し難く運動性能的に有利です。エンジン出力の限られているクラスの場合は、トランクがない分軽量化及び重量バランスの車体中央部への集約化に繋がります。(ドリフト走行をした時にもリヤのオーバーハングが長いとコーナーのアウト側の壁に車体後端が当たりやすくなります)

 「GTカー」の「GT」とは「グランド・ツーリング(またはグランドツアラー、グランツーリスモ、グランツーリズモなど)」の略で、外国から入ってきた言葉です。元々は長距離(途中に道路以外何も無い都市間数百キロの移動など)を大人2名分程度の手荷物を載せて高速で快適に移動するための車といった意味です。
 この事から、オープンカーはありえませんし、スポーツカーほどガチガチに硬くないまでも高速域でも安定した走行が可能な一般乗用車と比べて硬めのサスペンションセッティングです。車内もスポーツカーほどに狭くなくそれでいてエアコンやカーオーディオなどの快適装備もついています。車高も横風の影響を受けにくいように低めとなります。トランクも、スポーツカーでは軽量化のため省かれている場合がありますが、手荷物を入れておく為のトランクスペースがきちんと確保されています(トランクと車室内が空間的に繋がっていると荷物のにおい等が伝わってきてしまいますので、車室と空間的に隔離されたトランクスペースである事が多いと思います)

 また、自動車レースは技術開発と宣伝効果を狙った両面があります。レースで活躍してその事によってメーカー自体やベース車の人気、販売台数が上向く車種でないとメーカーとして旨みが薄くなります。
 「スポーツカー」ですと買える人が限られますし、レースで大躍したからといって爆発的に売れる物でもありません。また、昨年度のSUPER GTを例にするとレース中にフェラーリやランボルギーニをカローラが抜いてもカローラが爆発的に売れたという事もありません。(今年度参加しているプリウスは宣伝しなくても大人気ですけれど…)
 ランサーエボリューションやインプレッサWRXなどはその最たる例ではないでしょうか。この両車はラリーなどで大活躍し、現在も街中でよく見かけます。この中で実際にラリー競技に参加されている方は僅かだと思いますが、実際にラリー競技をしない人でもラリーでの活躍に惚れて購入されるのだと思います。
 また、ラリーではサーキットで行われるレースほど連続的に速度を出しませんので、空力よりも運動性能重視で最近はハッチバックボディなのではないでしょうか。(コンパクトカーはほとんどハッチバックボディですので、ベースになる車がいないというのもあるのかもしれませんが)
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#3です。

修正です。

今は 4WD可能でした。
(FF限定ではありませんでした)
失礼しました。
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ラリー競技に詳しすぎる訳でもないですけれど


(現在のラリーの)車体に関するレギュレーションの厳しさからきていると思います。
WRCは 生産台数の少ないボディでは 出走不可です。
(現在はエンジンがテンロク ターボ ですし 駆動はFF限定であるのも大きな要素です) 
そのなかで 少しでも軽くて安いボディを選択したい(且つ勝ちたい)と考えると
ハッチバック一択なのです。ボディ強化はロールケージで対応します。
エンジンが同等ですと
4ドアセダンは勝ち目がなく
2ドアクーペは 勝ち目があっても出るに出られないのです。

(国内ラリーでは ある程度の基準を満たしておけば 市販車ベースならほぼどんなボディ形状でも 出走は可能なはずです)
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空力的にってのが、その程度の話だからです。

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最近は見てないのでよくはわかりませんが。



トヨタ2000GTは3ドアで、トヨタS800は2ドア(天井を入れたら3ドア?)
トレノとレビンの違いは当時の販売チャンネルの違いが大きいだけ。

発売当初よりレビンのほうがつねにわざわざダサいデザインにしてただけ
という印象はないでもないですね。(もちろん好き好きの問題ですが)

そうなんですか、藤原トウフ店もついにたまがなくなりましたか。
ぜひ古本屋で調達を考えたいとおもいます。
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