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65歳3ヶ月の男性です。喫煙歴は18歳以来1~2箱/日、65歳誕生日で禁煙しました。

<今までの経緯>
1)今年2月10日に受けた人間ドックの胸部X線検査で右側の肺の下部に網状影との結果が出ました。(毎年受診しており今年初めての異常結果)
2)3月22日に受診した二次検診のCT診断結果は初期の肺気腫との医師からの説明で、3ヶ月後の6月12日に再度CTと血液検査を受けることになりました。
3)昨日受けたこの6月12日の検査に対する診断結果(医師は違っていました)は間質性肺炎の症状が両肺の背中側に見られるが、血液検査(KL-6が基準値0~500U/mlに対し290、SPーDが0~110g/mlに基準値に対し17)に異常は認められないというものでした。次回は6ヶ月後に血液検査とCTを受けることになっています。

<お伺いしたいこと>
真の病状は何だろうかと困惑しています。妻の兄を間質性肺炎で亡くしたばかりで気掛かりです。
1)画像診断上、肺気腫と間質性肺炎は混同されやすいのでしょうか?
2)KL-6の値が基準中心値より高めですが、どのように受け止めるべきでしょうか?

以上、宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

呼吸器内科医です。


画像を見ないとなんともいえませんが、恐らく肺気腫と間質性肺炎の両方があるのだろうと思います。

肺気腫は長年の喫煙習慣で、肺尖部を中心にボコボコ空洞があったと思います。
間質性肺炎は基本的には原因不明のことが多いですが、喫煙歴の長い人は喫煙が原因だろうとされる間質性肺炎が見受けられることが多いです。

なぜ前の医者は間質性肺炎を指摘せず、後の医者は指摘したのか?
重喫煙者の肺底部に索状影・間質陰影が見えることは珍しいことではありません。前の医者は軽度の間質性肺炎は認識していたが喫煙に伴うもので程度も軽かったので、問題となる肺気腫のみ指摘した。
後の医者は、画像上間質陰影があり、間質性肺炎があるのは間違いないのでただその指摘をした。

何れも、肺気腫に関しては労作時呼吸困難を聞かれて、もしくは呼吸機能検査をした上で、中止して経過観察と言われたでしょうが、間質性肺炎に関してはただ経過観察と言われたと思います。

禁煙を成功させたのであれば、ほかによい方法があるわけでなく、ただ経過観察するしかないでしょう。唯一あるとすれば、過去の喫煙を後悔し二度と喫煙しないと誓うことぐらいでしょうか。

KL-6の値は高ければ臨床的に意味がありますが、低い中では意味がありません。正常範囲なら気にしなくてよいです。

義兄が何歳で亡くなられたかわかりませんが、あなたの間質性肺炎とは意味も重症度も違ったはずです。
気にされず、禁煙を続けてください。
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この回答へのお礼

大変詳しく、適切且つ判り易く回答をして頂き、心より感謝します。安堵すると共に、禁煙に対する決意を新たにしました。先生を主治医にもつ患者さんを羨ましく思います。

義兄の特発性間質性肺炎が診断された時は既に病状はかなり進行していて、主治医からは予後2年半と言われていたようで、正にその経過を辿り80歳で他界しました。

私は質問時に書き忘れましたが、息切れを感じることもなく、自分でマッチテストをしてみましたが消すことも出来ます。

お忙しい中回答を寄せて頂き本当に有難うございました。

お礼日時:2012/06/22 18:03

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