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大学受験範囲です

「問題
塩化銀の溶解度積を8.1×10^-11(mol/L)^2として次の問いに答えよ。
0.10mol/Lの硝酸銀水溶液100mLに0.1mol/Lの塩化ナトリウム水溶液を0.20mL加えたとき
塩化銀の沈殿が生じるか判断せよ」

「回答
[Ag+]=0.10mol/L
[Cl-]=2.0×10^-4mol/L
イオン濃度の積が溶解度積より大きいので沈殿を生じる」


回答があまりにシンプルで説明が無いに等しいのですが、[Ag+]、[Cl-]は混合直後の
銀イオンのモル濃度と塩化物イオンのモル濃度を表しているのですよね?
そしてそれを塩化銀の水に対する溶解度積と比較しているということですよね。

ここで疑問なのが
[Ag+]の数値を見ると硝酸銀は全て溶解し全て電離してると見なしていますよね?
[Cl-]の数値を見ると塩化ナトリウムは全て溶解し全て電離しているとみなしていますよね?

これはどうしてなのでしょうか?
なぜこう言えるのでしょうか?

A 回答 (2件)

たとえば,硝酸イオンや塩化物イオンは,水中では完全電離したイオンになるか,そうでなければ溶けないか,のどちらかが基本です.


同様に考えて良いのは,1属,2属の陽イオンも,基本はそう思ってかまいません.
重金属イオンはやっかいで,たとえばFe3+のように,水から OH- をうばって錯体化するとか,そういうのもあるので,いろいろ面倒なところはあるので,ここらは諦めて覚えるしかないでしょうかね.まあ,しかし,受験範囲内と限れば,この辺りも基本は完全電離か,さもなければ溶けていない,という2択で考えてもいいでしょう.

つまり,NaCl とか AgNO3 という状態で水に溶けていることはないと思って良いのです.これは,大学レベルでも基本的にそうです.そこが,たとえば CH3COOH という形でも溶けているし,CH3COO- というイオン態でも溶けているという,弱酸なんかとかは違うところです.無機塩は,基本は完全解離で溶けるか,溶けないかのどちらか,という扱いで,当面は十分でしょう.
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この回答へのお礼

なるほどよくわかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/08/01 21:29

硝酸銀の水に対する溶解度は219 g/100 cm3 (20 °C)とかなり多きので塩化ナトリウムと同じように水の中では溶解し、完全に電離をしており、溶液を調製した後の銀イオン濃度は使用した硝酸銀の量から求めることができますね。

塩素イオンもまた同様です。
溶解度積よりも[Ag^+]*[Cl^-]の値が小さければ沈殿は起きないのですが、大きい場合にはそれらのイオンの一部が沈殿となり、溶液中では両方のイオンの濃度の積が溶解度積の状態になっています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

>>硝酸銀の水に対する溶解度は~~
>>塩化ナトリウムと同じように~~

今回の二つの物質はこのように殆ど溶解して殆どイオンになっていましたが
他の物質が同じような問題に出てきたらどうなるのでしょうか?
一つ一つ事実を覚えるしかないのでしょうか?
それとも傾向みたいなのはあるのでしょうか?

お礼日時:2012/07/31 21:47

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