みなさま、こんばんは。
教師をしているのですが、不思議だと思うことがありますので、皆様のご意見をお聞かせください。
学校に対して不信感を抱いておられる方の質問や回答欄には、必ずといっていいほど「子どもを人質にとられている」という言葉が出てくるように思うのですが、これがよくわからないのです。
書かれている方は、学校に対して文句を言ったら、子どもの成績に響いたり、担任を含めた教師から冷たくあしらわれたり、わざと嫌味を言われたりするとご心配されておられるのだろうと思うのですが、自分自身、そんな考え方今まで思いつきもしませんでした。
子どもを教え育てていくには、学校だけでも限度がありますし、ご家庭だけでも大変だと思います。
子どものことを第一に考え、できるだけ良いと思える環境を与えることは、大人として当たり前のことです。
ですから、子どものためになっていないんじゃないかと思うことを言うのに、なにを憚る必要があるのかと思うのです。
根回しをしたり、何人かでまとまって言わなければならないものなのでしょうか。
私も今まで様々なご意見を頂きましたが、言われて初めて気づくこともありました。
ただ、やはり人間ですし、自分なりに懸命に考えた方針で学級経営しておりますので、あまりに高圧的な話し方や、こちらの考えや方針を聞きもせず、要望だけを押し通そうとされる方には、正直腹が立つこともあります。
ですが、それは親の人間性の問題であり、子どもは別、それはそれ、これはこれ、です。
以上のように思うのですが、いかがでしょうか。
残念ながら、人間として恥ずべき者が教師になっていることもある現実には、憤りを越えて嘆きを感じておりますが・・・。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
先生がcolin-farrelさんのような方ばかりならいいのですが・・・。
実際には、教師をしている方の中には、colin-farrelさんとは違うタイプの方も多いのではないでしょうか?
どうしても評価する側にいる先生に嫌われるようなことをするのは怖いと思う親御さんは多いでしょう。
自分の思うとおりにしない親御さんの子供に対して、個人的感情で成績や学校生活に影響させるような人もかなりいるのではないでしょうか?
そもそも、子供が第一ということが建前ではなく、心底そう考えている先生がどの程度の割合でいらっしゃるのか・・・。
ご質問文にあるお考えには大賛成です。
まったくの同意見です。
ですが、自分の子供の担任を完全に信用できると感じられるようなケースを除けば、言いたいことをストレートに先生にぶつけるのは怖いと感じるでしょう。
それを表現する言葉が「人質」なんでしょうね。
親御さんが人質にとられていると感じないようにするには、先生を信用できると思わせるしかないでしょう。
日頃の先生の行動で「あ、この先生は真剣に子供のことを考えてくれている」と思われれば、そこに「人質」という感覚はなくなり、先生が自分と同じ側にいると感じるでしょう。
口で言うのは簡単ですが、大変なことだと思います。
colin-farrelさんだけでなく、多くの先生がそのように行動してくださるようにお祈りいたします。
papa0108さん、ご回答ありがとうございました。
子どものことを第一に考えられなかったり、私情をぶつけたりしてしまう教師がいることは、とても残念なことです。
教員の不祥事をニュースで知るたびに、こういう人間のために、熱心に取り組んでいる他の教員の信頼まで損なわれてしまうことを考えると、腹立たしくてなりません。
自分が保護者の信頼を得ているのかどうか、なかなか知ることはできませんが、ご回答を拝見させていただく限り、今まで私にご意見を言ってこられた方が、例え辛らつなご意見でも、一対一で訴えてこられてくる方ばかりだということは、それなりに信頼されているのかな、と思いました。
言われた時は、さすがに動揺しますが、冷静になって客観的に振り返ると、言って頂いてよかったことがたくさんあります。
>口で言うのは簡単ですが、大変なことだと思います。
colin-farrelさんだけでなく、多くの先生がそのように行動してくださるようにお祈りいたします。
今の職場には、熱心な教員が多いです。
ですが、そういう教員ばかりではないことは確かです。
私も切にそう願っております。
No.12
- 回答日時:
幼稚園時代の話ですが・・・。
「人質」というか「いつも子どもが先生にお世話になっているのだから(だから先生の言うことは絶対に聞かないとダメ)」という保護者がいました。もうすっごいゴマスリでしたねえ。先生も先生でまんざらでもなかったみたいですよ。子どもも可愛がられてたし。園長がその保護者にPTAの副会長を依頼していましたから。だから「ああ、やっぱり先生もやりやすい保護者を優遇するんだな」と思っていました。
先生も人間です。親と子供は別とはっきりと区別が出来る人は少ないと思います。先生に意見を言って得することは滅多にありませんよ。特に意見が食い違い、言い合いみたいな形になると最悪ですね。子どもが被害にあいます。
でも、あなたのような先生もいらっしゃるのですね。安心しました。
この回答への補足
ご回答下さった皆様、有難うございました。
こういう質問の場合、頂いた色々なご意見に対し、点数をつけて評価するのはおこがましいとは思うのですが、独断と偏見により選ばせて頂きました。
私にとってはどの方のご意見もとても参考になりました。
有難うございます。
marimarimariruさん、ご回答有難うございました。
>「いつも子どもが先生にお世話になっているのだから(だから先生の言うことは絶対に聞かないとダメ)」
>先生も先生でまんざらでもなかったみたいですよ。
確かに一人間とすれば気持ちがいいかもしれませんが、こういう保護者ばかりだと、自分を見失ってしまうそうで怖いですね。
常にこれでいいのか、あれで良かったのか、と自問しながら子ども達と接しているので、100%問題ないですよ、というご意見にばかり接していると、妙な自信がついて、独りよがりの人間になってしまいそうです。
そんなことで独断的になってしまうようでは、まだまだ弱いのかもしれませんが。
>「ああ、やっぱり先生もやりやすい保護者を優遇するんだな」と思っていました。
こちらの言うとおりの保護者ではなく、言うことはきちんと言って下さり、問題が解決したら後腐れなく接することのできる保護者の方が好感持てるなぁ、と個人的には思います。
>特に意見が食い違い、言い合いみたいな形になると最悪ですね。
やはり大人同士ですから、感情で物を言うのではなく、冷静に話し合うことが必要ですね。
>でも、あなたのような先生もいらっしゃるのですね。安心しました。
有難うございます。子どもの笑顔と、学校に来るのが楽しいという言葉、保護者の方の暖かいお気持ちに支えられて教師としても成長していけるのだなぁと、つくづく感じます。
No.11
- 回答日時:
人質・・・・・とても考えさせられました。
ある面でそのように考えたこともあるがです。すいません。理由は子供が理不尽な事を経験したことがあったからです。その時は学校に何度も出向き、親として先生と協力しながら問題を解決できたので、今はもういいのですが、当初は子供の立場がどうなるか心配しました。それで「人質」です。でも率直に問題について先生に話し、協力して問題解決をするなら、良い結果が得られる事も学びましたので、「人質」というのは間違っていたなと今思いました。
私はほとんどの先生が一生懸命子供たちの事を考えてくれていて、教育に熱心で、上手に指導してくれていると思っていますし先生たちにも感謝しています。
保護者の側にも、それは家ですることでは?と思うことも学校のせいと考える人、無関心なのではないかと思える人もいますから、そういうのも問題てすよね。基本的な子供のしつけ(?)まで学校に押し付けている感じがします。そうすると先生の負担は大きくなりすぎてしまいますよね。もしかしたら先生のなかにだってジレンマや理不尽さを感じる方があるかもしれません。(かわいそう・・・)
やはり保護者と学校のオープンな協力関係が、一部欠けていることも問題なのかもしれませんね。学校が何のためにあって、どうして子供が通うのかということじたいが、あいまいになってしまっているのでしょうか・・・?少し残念な感じです。
でも、親として言わせてもらうと子供が学校で学んでいること・またさまざまな活動は、親が全部を同じになんて絶対にできません。(私は) やはりプロの先生方の努力と熱意で出来ることだと思います。子供は、楽しんで学習しているようです。そういうことは本当に感謝しています。
脈絡のない意見ですみません。
mamakaさん、ご回答有難うございました。
謝って下さる必要はありません。
ご丁寧に有難うございます。
>学校で学んでいること・またさまざまな活動は、親が全部を同じになんて絶対にできません。(私は) やはりプロの先生方の努力と熱意で出来ることだと思います。子供は、楽しんで学習しているようです。そういうことは本当に感謝しています。
ご家庭だけでは学べないことを教えるのが、学校の大きな役割ですね。
学校で学びきれなかった部分をご家庭でサポートして頂いたり、またその逆もあったり、情報を交換し合いながら協力して子どもを育てていきたいと思います。
楽しんで学習されている、そのお言葉を頂けると、一教師としては、大変嬉しく思います。
No.10
- 回答日時:
はじめまして。
担任との信頼関係があれば出ない言葉だと思います。
私は子供の小5,6の先生を信頼していたので、全くそんなことありませんでした。
先生の指導方法について疑問を感じた時は率直に申し上げましたが先生は真摯に受け止めてくれました。
しかし、これは希有な場合で大半は言いたい事があっても引いてしまうと思います。
特に中学になると高校の内申がからんでくるので、尚更です。小学校と比べ親が学校へ
出向く事が減り担任と交流を持つ場がないので、信頼関係を築きにくい。
うちの子の中2の担任は、「俺に楯突いたら内申で泣きを見るぞ」と、もちろんジョ-クでしょうが、そんな言葉を生徒の前で発言するような人でした。
こんな人に何か言ったらっ!!!!て誰でも思いますよね。
また、一般的に学校って閉鎖的なイメ-ジがあります。
最近は地域との交流も多くなってきましたが、まだまだだと思います。
以上のような理由で人質云々の言葉が出るのではないでしょうか?
houjyoukiさん、ご回答有難うございます。
子どもと信頼関係が築けているかというのは、日々の会話や子どもの態度などで伺うことができますが、保護者との信頼関係ができているかは、子どもとの関係から推し量るしかありませんので、信頼されていると思ってもいいのか?と考えると心配になります。
学級通信で自分の考えを保護者に伝えたり、懇談の時に頂いた質問や要望には、無理のない範囲でできるだけ応えるようにしていますが、それを保護者に対するごますりと捉える方もおられるかもしれません。
>「俺に楯突いたら内申で泣きを見るぞ」
気分がのって言ってしまった冗談かもしれませんが、言っていい事と悪いことがありますよね。
日々の発言、特に冗談のつもりで言う言葉には本当に気をつけなければと思います。
No.9
- 回答日時:
私も20年来現場にいる人間と保護者の両者して一言。
ご質問の内容はもっともだと思います。マスコミなど周囲は教師の素質・学校の問題として取り上げられることが多いですが実際、学校というものは30、40人の子供の学級運営を円滑に進め子供をサポートする立場であって、子供の生活にまで担任や学校が干渉するのではないと思います。子供の生活の基盤は家庭にあることをもう少し保護者側が認識する必要があると思います。学校は「しつけ」る場所ではないと思います。
学校・教員側も保護者との意思疎通をもう少し図る必要がありますよね。多くの子供にとっては支えてくれるいい先生といい友達に出会うことが一番の環境ではないでしょうか。あまりに保護者が介入し過保護になるのも子供にとって良くないとつくづく思います。
tatsuya777さん、ご回答有難うございます。
最近は子どもにまつわる事件が多いので、必然的に学校が注目され特に目立っているのでしょうね。
>子供の生活にまで担任や学校が干渉するのではないと思います。
本来ならそうあるべきだとは思うのですが、生活面で問題があると、どうしても家庭での生活にまで踏み込まざるをえないこともあり、切り出しづらい思いをすることはありますね。
各家庭の教育方針にまで口を出して指示するのはおこがましいような気がするのですが、子どもの将来のことを考えると言わざるを得ないときもある。
否定してしまうようで気が引けます。
それでも言うべきことは言いますが。
>多くの子供にとっては支えてくれるいい先生といい友達に出会うことが一番の環境ではないでしょうか。
そうですね。それに加えて親から愛されているという実感、見守ってくれているという安心感があれば、子どもはぐんぐん成長しますからね。
意思疎通、簡単なようでなかなか難しいものです。
今までどおり、一年ずつ徐々に信頼関係を築いて増やしていくのが一番近道なのでしょうか。
いっぺんにどかっと築くいい方法はないでしょうかねぇ。
No.8
- 回答日時:
colin-farrelさんが皆さんへのお礼欄に書かれている内容から疑問に感じることが多々ありますので、再度おじゃま致しますことをお許し下さい。
お気に触らなければ是非この件にご回答いただければ嬉しく思います。
1クラス30人学級・・・そんなに無理があるのでしょうか?
そのことが原因で手のかかる子供にしか配慮が行き届かないならば、どうして校長なり教育委員会なりにたとえcolin-farrelさんお一人ででも直訴しに行かれないのですか?何らかの行動をおこされていますか?
もちろん国や自治体の財政状態も絡む問題であるので、容易くいかないことは承知していますが、それ程無理なら改善しなくてはなりません。
その為には現場の意見をもっとぶつけなくてはなりません。
colin-farrelさんが保護者に期待されているような毅然とした態度を、ご自身もとれていらっしゃいますか?
30人学級の運営を無理と感じる教師ばかりでしょうか?
>役員会議ではあまり要求や提案を出さないのに、何かあれば総攻撃のように学校を責める、そういうことがあるようで、苦々しい思いをすることもあります。
学校側も、教員だけでは無理だと、どうしてもっとはっきり言えないのかとも思います。
お互いに本音を隠しすぎてはいないでしょうか
という言葉がありますが、そう思われるのなら、どうして校長や他の教員方に自分の意見を真正面からぶつけてみられないのですか?
うちの場合は校長も担任も「学校だけでは無理です」と明言されていますが・・・。
>学校と保護者、地域が協力し合って子どもを育てていくことはもはや理想論であり、実現不可能なのだろうか、そういう気になってきます
この事について実際に何らかの努力はされていますか?
これもうちの場合で恐縮ですが、校外学習や侵入者等を含めた安全面への配慮、学習面の補助は一部の保護者により実現されています。
ただ各家庭の経済的困窮度や教育的観念の相違により、全ての保護者に協力を求めることは、なかなか難しいというのが現状です。
ところで、池田小学校の事件や類似の事件の全てを、学校の責任と感じている保護者が一体どれくらいいるでしょうか?
教員の不祥事の報道を見て、目の前の熱心な教師にまで不信の目を向ける保護者が一体どれくらいいるでしょう?
一部のマスコミの情報を鵜呑みにしていけないと思います。
侵入者の件にしても、一度でもPTAを経験したことのある人間であれば分かりますが、学校を完全に閉鎖してしまうことが至難の業である事くらいは明白です。
今までの担任の中に、教師としてのみならず、一人間としても心から尊敬出来る方との出会いが、僅かながらではあるものの存在したことを本当に嬉しく思っています。
その方々に共通するのは『教師という職業をまさに楽しんでいらっしゃる』という風に見受けられたことです。
その教師にうけもっていいただいた年に、子供はぐんと成長しました。変化が手に取るようにわかりました。そして私たち親はそれまでとは違った特別なことはしていません。
親が駄目だと、教師がどのように手をほどこしても無理かと言えば、一概にそうとは言えないのではないかと思っています。その反対も同じことが言えます。
もしcolin-farrelさんが保護者とのコミュニケーションが“実際に”十分に取れているとすれば、お書きのような保護者がごく一部であることは認識されているのではないか?、それならばあえてこの質問を投げかける必要があるのか?と、ふと疑問に感じましたので、差し出がましいとは思いましたが長々と追記させていただきました。
この回答への補足
Mr_adultさん、色々なご意見、有難うございます。
気に障ることなどありません。
自分の質問に対するご意見に目くじらを立てるのならば、初めから質問などして人の意見など聞かなければ良いと思いますし。
最初のご質問ですが、30人ではなく、40人近い人数で日々過ごしておりますが、一人一人と徹底的に向き合うには、この人数は多すぎます。
ここで問題になるのは、徹底的という言葉です。
それなりにならば見ることができ、今日はこの子はこんなことをしていて、授業中はこんな態度でした、ということぐらいならば一人一人言えるのですが、毎時間ノートに書く字をのぞいてやれたか、休み時間を共に過ごせたか、下校時の背中を見送ってやれたかと言われると、NOと言わざるを得ません。
8時45分から3時10分まで、給食もまともに食べず、休憩もせず、トイレも我慢すればできたと言えるのかもしれません。
しかし、毎日続ければ死にます。
もしくはストレスで子どもに悪影響を及ぼします。
徹底的というのは、そういうことではないかと思うのです。
2番目、3番目のご質問にも共通して言えるのですが、直接教育委員会に対して意見を言うことはしたことがありません。
そういうことをしても話を聞いてもらえるわけでもなく、
校長がお叱りを受けて終わりでしょう。
上から降りてくる方針に対しては、職員会議などで校長に対して意見を述べています。
その方針をとる意図が不明だ、もっと子どもの現状に目を向けろ、現場の意見を聞いてくれ、労働条件を改善してくれないと過労死する、と、職員全員が個々の意見を述べていますが、結果板ばさみになって、一番過労死しそうなのは、まじめに意見を聞いて上と掛け合ってくれている校長です。
残念ながら、今の私の学校はそんな状況です。
教育委員会の言うことを聞くだけの学校は気に入られ、どんどん追加の教師が送られ、意見をばんばん言う学校は嫌われ、介護の必要な子どものケアも、専門家でない自分達だけでやらなければならない。
いじめをするなと唱えている学校を指導監督する立場のものがいじめをする、そんなわけのわからん組織なのです。
個人的に意見を言っても、迷惑は校長に返るだけ。
だから組合に頼らざるを得ない部分が多々あります。
学校を取り巻く地域によって、子どもの教育に対して熱心か熱心でないかも、非常に温度差があります。
こちらがいくら提案しても、保護者や地域がそこまでする必要はないし、したくないと言われればそれまでです。
したくない派の意見が圧倒的多数であれば、やってもいい派の意見など返ってきません。
ですが、諦めはよくないですね。
自分のできることからやっていこうと思いますが、今はみんな疲れきっていて、新しいことを始める余力がなくなっているのも無視できない事実ですが。
この質問を投稿したのは、自分の周りにもそう考えているふしのある保護者がいるからではなく、今までそういう保護者がいなかったので、人質という考え方をする保護者の方のご意見をお伺いしたかったからです。
よくわからないご意見を納得いくまで聞いてみたいと思うのは、職業病でしょうか?
No.7
- 回答日時:
子供は人質・・・実は私も以前からこの発想には強く疑問を抱いております。
私も2人の子供を育てており、学校や担任の教育方針に不信を抱くことがあり、その度に率直に意見を言ってきました。
かなり辛い立場に立たされる場面もありましたが、それでも「子供が人質」と感じたことはありませんし、子供の口から酷い対応を受けているとの言葉も聞いたことはありません。私自身も、何か納得いかないことがあったからと言って、それ以後ずっとそのことを引きずる性格ではないので、済んだ事は済んだ事として処理しています。
先生方もそうだとばかり思っていました。
私は子供を「人質」というよりむしろ「権利」として捉えています。
意見する、意見できる権利です。
恐らく「人質」(←この言葉そのものに嫌悪感さえ感じます)的な発言をする方の多くは、自分の意見をたった一人で真正面からぶつける勇気がない人ではないか?それとも以前に同じようなことを経験した結果ではないか?と考えています。ゆえに集団で行動を起こす・・・。
しかしどうでしょう?世の中には様々な意見や考え方を持つ人間が存在し共存しなければならない以上、こういった発想をするなと言うのも少し無理があると思うのです。
私のように後先考えず単刀直入に意見できる人間もおれば、そうでない人間も当然いるでしょう。
子供たちの見本になるような出来の良い教師ばかりが存在するわけではないのと同じことです(1人で意見を言わない親が悪い親だといっているわけではありませんので誤解なさらないで下さいね)。
又別の見方ですが、保護者の立場からすれば、教師は決して「1人」ではないということです。
「学校」や「教師仲間」という集団に見えているのです。それに立ち向かうには・・・という発想もあるのでしょう。
事実私も1人で闘った結果、学校という大きな力により制圧されてしまいました。正しいことを言ったのは私です。しかし残念ながら結果は教師ぐるみの『もみ消し』という最悪のものでした。証拠を残せなかった私の敗北でした。
担任教師は事が次第に大きくなりだすと主任教師のみならず、最終的には校長にまで話を持っていきます。新米教員が責任ある応対をしようと思えば当然のこととして経験豊富な教師に頼るべきですし、それ自体は保護者にとっても大変有益なことです。
しかしながらそこまで行ってしまえば、1人で立ち向かったはずの保護者は集団を相手に話し合いを進めなければならなくなるのです。
1人ぼっちなのは本当はどちらなのでしょう・・・。
子育ての経験が多い人ほど、何らかの問題があるたびに少なからず私と同じような経験をされてきたのではないでしょうか?
とは言うものの、今後も何かあれば、私は1人で意見を言うつもりです。
>扱いにくい子どものほうが、個としてすばらしいものを持っているかというと、そうでないことも多々あります
全くもってその通りです。
私も多くの子供と接してきましたが、どちらが勝っているというものではなく、子供は1人1人みな素晴らしいものを持っています。その子にしかないたった一つのものを持っていない子供など一人としていません。
学級経営という言葉の問題に関しては、違和感を感じたことは無かっただけに、少し驚いています。
ただ教師という立場において、保護者に向かって遣う言葉としては適当でないかもしれませんね。
それとこれはかなり苦言かもしれませんが、
>こちらがいくら手を差し伸べても、救えない子がいるということはとても歯がゆいです
ということですが、これは残念ながら指導力不足です。
心が通い合っていないからです。
これは親にも言えることです。「うちの子供は言うことをきかない」と仰る方がいますが、「聞かない」のではなく「言いきかせる力」が無いのです。
子供であれど、きっちりと説明が出来、それが正当なことであれば必ず言うことをききます。
言うことをきかない子供、救えない子供がいるならば、『自分にはまだまだやるべきことが残されている』と考えるべきです。
これがNo.2の方の
>木を見て森を見ずという諺がありますが、群ればかり見て個々に思いをいたさない教員が多すぎます。
学級経営などという言葉は糞食らえです。すべての個々を徹底的に見つめていく先に学級が見えてくるはず
という言葉につながるのです。
これからも今のcolin-farrelさんのまま、1人でも多くの人の意見を聞くことの出来る教師であり続けていただきたいと切に願います。
この回答への補足
長いので分かれてしまいました。
>>こちらがいくら手を差し伸べても、救えない子がいるということはとても歯がゆいです
指導力不足と言われればそれまでかもしれませんが、実際そういう子どもがいるということを、お知りおき頂きたいと思うのです。
最近の事件で、子どもを栄養失調で餓死寸前までに追いやった親の話がありましたが、いくらこちらが努力しても、踏み越えられない壁というものはどうしても残っているような気がするのです。
私は小学校勤務しか経験がありませんので、そのことを踏まえてお聞き頂きたいのですが、小学生の子ども相手に、いくら心を通い合わせても、親の言うことは間違っているから、先生の言うことを聞きなさい、という指導は通じません。
まず親を否定することはできないし、してはいけないと思います。
それほど親という大人の存在は絶大なのです。
こちらがいくら愛しても、親からの愛情を感じていない子どもは荒れます。
ほんの数日間母親が留守をしただけで、赤ちゃんが生まれてそちらに手を取られているだけで、学校では落ち着きをなくして騒ぐのです。
こちらがいくら話をして抱きしめてやっても、親から抱きしめてもらえない子どもは、突然施設に行ってしまったりします。
こちらがいくら手を差し伸べても、ということは、そういう意味で言いました。
ですが、
>言うことをきかない子供、救えない子供がいるならば、『自分にはまだまだやるべきことが残されている』と考えるべきです。
というお考えはその通りだと思いますので、自分ができる限りのことは、親だ学校だと線を引いて諦めずに、やっていこうと思います。
Mr_adultさん、ご回答ありがとうございます。
すぐに御礼を申し上げられなくて、申し訳ございませんでした。
平日はやはり諸々の仕事や一日の疲れのため、パソコンに向かう時間が取れません。
要領が悪いからそうなるのだと言われればそれまでなのですが。
置いたままにしている間に何度かご意見を頂いておりますので、以後順に御礼していこうと思います。
この質問を投稿して良かったことは、今まで思いつきもしなかった保護者の方のご意見がたくさん伺えたことです。
>保護者の立場からすれば、教師は決して「1人」ではないということです。 「学校」や「教師仲間」という集団に見えているのです。それに立ち向かうには・・・という発想もあるのでしょう。
こんな風に考えたことは今までありませんでしたので、とても新鮮とでもいうのでしょうか、新しい発見でした。
私自身は今まで保護者の方との話し合いは、常に一対一でおこなってきましたので、担任を通して学校や教師仲間を捉えている方もおられるということは、勉強になりました。
企業勤務経験があるので申しますが、どこの職場でも、問題が大きくなれば、上司に報告するのは、ある意味当然のことかと思います。
Mr_adultさんがどんな問題に出会われたのかは、文面から推し量ることはできませんが、その時に感じられた、一対多数といった数的威圧感を教師も受けるので、なるべくなら個人でご意見をおっしゃって頂ければ、ということを申し上げたかったのです。
日々の保護者の方とのやりとりで、管理職(こういう言い方には弊害があるでしょうか。教頭、校長のことです。)
が出てくることはほぼありません。
話し合いというよりも、ケンカになってしまう時などには、管理職立会いで話すことがあるようですが、自分自身に経験がないため、聞いたことのある話からしか想像はできません。
No.6
- 回答日時:
colin-farrelさん、こんにちわ。
この質問は私の質問が引き金になってしまったでしょうか?
ご自身も最初にお書きになったように“不信感を抱いて”いる場合が多いと思います。実際私もその一人ですが・・・
親と先生の相性も大きな要因になると思います。親と子供にも相性ってありますから、当然他人同士でも起こりうると思います。相性だけが不信感の原因にはなりませんが、一度抱いた不信感はなかなか消えないものです。信頼関係を作るためにコミュニケーションはとても大事なことです。でもそれが上手くいかなかったり話し合いがいつまでも平行線のままだと、根回しをして集団でなければいけないような状況になってしまうのです。
それには十分な努力と正確な理解が必要だとも思っています。人の話を鵜呑みにして行動することは避けるべきです。自分の判断基準に従ってものを考えることを、独りよがりではないかと恐れる謙虚さが強すぎてまず周りを見渡し、周りの判断に従って行動する親が多いのも事実です。
話が微妙にずれてしまいましたが、人質だと感じる一つの原因は不信感であること、不信感の原因の一つにはコミュニケーション不足と正確な言葉のキャッチボールが出来ていないことがあるように思います。
憚ることなく子供のためを思った話し合いをしたいと感じています。
でも、それでも上手くいかなかったらどうしよう・・・などと考えてしまう自分も居ります。そうなってもやはり一人でやりとおすべきでしょうか。不信感を払拭し信頼関係がもてるまで、やりとおすべきでしょうか。
k10s6s6さん、こんにちは。
ご回答有難うございます。
私の質問は、特定のどなたかのご質問が引き金というわけではありませんので、お気になさらないで下さい。
相性の問題ですが、あるとは思います。
人間ですから、それが保護者でも子どもでも、合う合わない、ということ、あって当然だと思います。
実の親子にさえ、相性があるようですし。
ただ、そこは言っても仕方のないこと、どの職場にも合う人合わない人はいます。
だからと言って、考えの会わない人の意見をはねつけたり、あからさまに態度を変えるのは問題ですね。
ましてや教師として(人としても)、子どもを盾に親を黙らせようなんて、とんでもないことです。
>自分の判断基準に従ってものを考えることを、独りよがりではないかと恐れる謙虚さが強すぎてまず周りを見渡し、周りの判断に従って行動する親が多いのも事実です。
周りの保護者の方のご意見をお聞きになるのは、こちらがどうのこうの言わせて頂くことではありませんし、自然なことだと思います。
ですが、やはり教師も一人の人間、複数人でやって来られると、必要以上に責められている、といった気持ちになり、逆に保身しようと構えてしまうのではないでしょうか。
言いたいことがあるのだったら、どうして一人で言いに来ないのだろうと、初めから反感を抱いてしまいがちになると思うのです。
私としては、直接お顔を拝見しながら、一対一でお話するのが一番理想だと思っております。
話の中で、表情が曇ったり、相槌を打たなかったりと、納得のいかない部分があれば必ずわかりますので。
その部分をとことん詰めて話し合えれば、信頼関係とまではいかなくても、お互いの考えを理解しあうことはできると思うのです。
もちろん、互いに自分の考え方を押し通そうとするような
頑なな姿勢では、いつまでたっても平行線のままで終わるでしょうが。
個人的には、お一人でやってみて下さいと言いたいところですが、強くおすすめは致しません。
なぜなら、これはあくまでも私個人の意見です。
ご参考までに、こう思っている教員もいるのだと頭の片隅にでもおいて頂ければ、それだけで幸いです。
学校と保護者、地域が協力し合って子どもを育てていくことはもはや理想論であり、実現不可能なのだろうか、そういう気になってきます。
No.5
- 回答日時:
現場の人間として、一言二言。
#2>すべての個々を徹底的に見つめていく先に学級が見えてくるはず。
ごもっともですが、自分のこども数人だけでもいっぱいいっぱいになってしまい、こどもを見つめることを放棄してしまっている家庭がたくさんあります。
そのようなこどもを含めて、30~40人のこどもに一人で対するのが学級担任です(副担や教科担もいるので厳密には一人じゃないですけれどね)。
本当に30~40人の個を徹底的に見つめてゆくことができるかどうかを考えていただければと思います。
現場では、「手のかかるこども」の対応で手一杯です。
無断で休む。親からの連絡はなく、こちらからも連絡が取れない。
平気で他の生徒に手を上げる。罵倒する。親もこどもに同じことをしていることがよくあります。
万引き、飲酒、喫煙。親が容認していることも少なくありません。
問題を起こさない「よい子」に目をかけている暇などないのですよ。
#4>保護者の立場として、「学級経営」と言う言葉に違和感を感じます。
これは言葉の問題ですね。慣例として使っているわけで、いやがられるようであれば変えてもかまいません。
どのような言葉がよいでしょうか?「学級運営」あたりは、使っている学校もあると聞いています。
>自分の子どもは絶対に正しいと信じている親も増えているような気がします。
自分のこどもを最後まで信じてあげられるのは親ですから、信じることが悪いことだとは思いません。
しかし、盲信してしまう親が少なからずいるのが問題ですね。「悪いことは絶対にしない」なんてあり得ないでしょう。ましてやこども、間違えをたくさん犯して、そこから学んでいくこともあるわけです。
間違えたことをしたときに毅然として叱り、その上でこどもを信じてその先の成長を促すのが親の役割です。
が、それを理解していない親が少なからずいるんですよね。
bullfrogさん、再度のご回答有難うございます。
中学校か高校の教員の方なのですね。
子どもの犯罪行為、法律違反を黙認する親、放任主義を通り越して育児放棄に近いと感じることがあります。
親が何も言わないのであれば、いくら学校で指導しても子どもには響かないことが多い。
やはりある程度の年齢までは、子どもにとって親という大人は絶対です。
その後の人格形成にも多大なる影響を及ぼす。
こちらがいくら手を差し伸べても、救えない子がいるということはとても歯がゆいです。
子どものことを信じるのは確かに親として当然ですが、盲目的に信じる親は問題です。
我が子の言うことは絶対に正しく、非を認めない。
事情を説明すると、逆ギレして帰って行く。
そういう保護者がいることを、幾度か耳にしました。
親は子どもの味方をしてしかるべきだと思いますが、同時に客観的に事実を見る力も重要だと思います。
子どものご機嫌とりをしている親も、増えてきているのでしょうか。
学校も保護者も地域も、互いに責任逃れをしようと、相手任せにするようになってきている気がします。
やはりもっともっとコミュニケーションを取り、大人の意識から変えていかないと、怖い子どもは増え続けるのでしょう。
責め合うだけで、お互いのことを認め尊重しようとしない大人が、今の学校問題を作り出しているような気がします。
No.4
- 回答日時:
だれかに責任を押し付け、責任転嫁をし、自分達の主張に正当性を持たせたいだけだと思います。
事無かれ主義のPTA会議や、意見を求めても発言しない保護者会等、学校と保護者の意思の疎通が出来ていないと思います。学校での教育やしつけと、家庭での教育やしつけのギャップが激しすぎるのではないかと思います。
根回しをして、会議をスムーズに進行させることは必要かと思いますが、「一人ででもするんだ」と言う人はいなくなった様な気がします。
保護者の立場として、「学級経営」と言う言葉に違和感を感じます。
ozisanさん、ご回答ありがとうございました。
>学校と保護者の意思の疎通が出来ていないと思います。
全くもってそう思います。
役員会議ではあまり要求や提案を出さないのに、何かあれば総攻撃のように学校を責める、そういうことがあるようで、苦々しい思いをすることもあります。
学校側も、教員だけでは無理だと、どうしてもっとはっきり言えないのかとも思います。
お互いに本音を隠しすぎてはいないでしょうか。
最近重要視されている不審者対策も、学校だけに任せて、地域の協力なしにしては不可能です。
いくら校門に警備員をおいても、本気になったら、周りのフェンスを乗り越えていくらでも入れます。
事実子どももそう言っています。
いくら努力しても、何かあれば必ず責められるのだと思うと、報われない気がして暗澹たる思いでいっぱいです。
そういう意味でも限界を感じます。
学級経営という言葉ですが、言葉面だけ見れば、子どもを物として扱うようで、確かに違和感がおありかと思います。
教員一人一人、考え方は違うのかもしれませんが、私が思っているのは、まずクラスの子どもと向き合って、自分と子どもの関係を作っていく。
そこから、子供同士が、私をおいていってでもいいので、自分達で一つのまとまりを作って、お互いに手をつないで助け合いながら物事に取り組んでいく意識と連帯感を持たせる、それが学級経営だと思っております。
動くのは子ども、最低限のルールを決め、ある程度の向かう先を示し、アドバイスするのが教員の役割だと思います。
方針や意識付けは、こちらのコントロールになるのかもしれませんが、実際に学級経営するのは、本当は子ども達自身ではないかと思うのです。
言葉が全く足りませんで、ぽんと使ってしまった表現でした。
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