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数学の過去問

京都府立医科大の過去問で、


一つの球面上に3つ以上が一点で交わらないn個の大円をかくとき、
これらによってこの球面全体は何個の部分に分けられるか。
ただし、大円とは球面とその中心を通る平面との交点である。


という問題があるんですが、
どこから手を付けたらいいのかまったくわかりません。


解法、解答の流れ等教えていただけたら幸いです。

A 回答 (1件)

「1つ大円を追加することで,領域がいくつ増えるか?」について考えます.


領域の増分に注目することで,漸化式の発想が生まれます.

【解答】
n個の大円で球面を分割してできる領域の数をA_nとする.
3つ以上が1点で交わらないので,n個の大円があるときに(n+1)個目の大円を追加すると,今までのn個の大円と2点で交わる.
新たにできた交点により,(n+1)個目の大円は2n個の弧に分割される.
それぞれの弧が今まであった領域を2つに分割するので,領域は2n個増える.

したがって,
A_1 = 2
A_(n+1) = A_n + 2n
よって,n≧2のとき,
A_n = A_1 + Σ[k=2~n-1]2k
= 2 + n(n-1)
= n^2 - n + 2
これはn=1でも成り立つ.よって,
A_n = n^2 - n + 2 …(答)
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