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下記の問題がよくわかりません。
やさしい回答をお願い致します。

COD300mg/lの排水のBOD値は同じく300mg/lであった。
これと同種類のCODを測定したところ200mg/lであった。
この排水のBODを測定する場合の希釈倍数の範囲はどれか?

(1)5~10 (2)10~20 (3)20~30 (4)50~100 (5)70~125 正解は(5)

問題の解説には、
正しいBODを得るための培養前後の溶存酸素は3.5~6.2になるとありますが、
そこが、どうしてなのかよくわかりません。
これにBOD値200mg/lを代入して70~125を選ぶ。

よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

どんな分析もその結果は分析方法によって変わる。

したがって、分析方法を一定にしておかないと結果の比較ができない。それで、公定法としてJIS K0102などで分析方法が決められている。とくにBODは分析方法による変動が大きいので、その方法をきちんと守る必要がある。
「正しいBODを得るための培養前後の溶存酸素は3.5~6.2になるとありますが、
そこが、どうしてなのかよくわかりません。」
わかるわからないの話ではなくて、たとえばJIS K0102でそのように決められているのです。そうしないと分析結果が公定法によるものとは認められず、他の水域の分析結果との比較や、規制のデータになりません。

JIS K0102 BOD 抜粋
試料の採取量
BODの試験で最も重要なことは、試料を希釈水または植種希釈水を用いて適当な希釈倍数で希釈して希釈試料を調整することである。希釈試料は20℃で5日間培養する間に、最初の希釈試料に含まれていた溶存酸素量の40~70%が消費されるように希釈したものが、もっとも正常に好気性の微生物の育成を促し、十分に酸化分解された結果を示す。したがって、BODの試験では,同一の試料について段階的に希釈倍率が異なる数種類の希釈試料を調整し,培養前及び5日間培養後の溶存酸素量(D1、D2)を測定し,(D1-D2)×100/D1が20℃の飽和溶存酸素量(8.84mgO/l)の40~70%(3.5~6.2 mgO/l)範囲内(この条件の中央値付近になるのが最も望ましい。)にある希釈試料の結果を用いてBOD値を算出する。
試料のBOD値が予想できれば、この関係に基づいて、採取する試料の量V(ml)
は下記の式によって求めることができる。なお最終液量は1lとする。

V=(3.5~6.2)×1000/試料のBOD予想値(mgO/l)

ということで、3.5~6.2はいいと思うが、「正解」はいいのかな。
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この回答へのお礼

okormazdさん、回答ありがとうございます!

大変よくわかりました。
飽和溶存酸素量(8.84mgO/l)に対する40%~70%だったのですね。
納得ができました。

最後の正解は、現在のBODは、200mg/lだから、
3.5~6.2の数字を代入して、
3.5×200~6.2×200→あれっ・・・違うみたいです・・・(~_~;)

もしご存知でしたら、ぜひ最後の正解の部分も教えてください。
何回もすみませんが、よろしくお願い致します。

お礼日時:2012/09/27 15:01

試料採取量が


V=(3.5~6.2)×1000/試料のBOD予想値(mgO/l)
ということだから、
BOD予想値200mg/Lで、DOが3.5mg/Lなら、
V=3.5×1000/200=17.5mL
これを、1L=1000mLにするのだから、倍率は、
1000/17.5=57倍
DOが6.5mg/Lなら、同様にして、32倍だから、
正解は、
30~60倍程度ということになるが、選択肢にない。
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この回答へのお礼

なるほど、よくわかりました!
丁寧な回答を頂いて、ありがとうございます。

問題は、公害防止管理者水質の問題集から、
抜粋したものだったのですが、
問題集の回答が違うということもあるのですね・・・。

お礼日時:2012/10/01 13:33

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