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今更ながらの疑問で恐縮ですが・・・。


日本は法律上、正当防衛でないと武力行使ができませんよね?
簡単に言うと「あっ、撃たれた!」「では反撃!」って事でしょ?


でも、某国の不審船なんかが近づいてきた時に、日本の海上保安船が機銃で威嚇射撃してますよね?アレって先制攻撃に入らないのですか?(水しぶきが立ってたので空砲には見えませんでした)
物理的に当たらなければいいのかなとも思ったのですが、中国船によるレーダー照射を受けただけで、日本は大騒ぎしてるでしょ?


もちろんロックオンの為の照射なので気分のいい物でありませんし、
「あの国は一体何考えてるんだ?」と呆れてはいます。
海上保安官は警察なので照射された護衛艦の自衛隊とはまた違うような気も致しますが・・・。


もう一つ、ちょっと論点がズレますがせっかくなので。
米国が尖閣諸島は日本の領土であり日米安保条約の範囲内だと明言しましたよね?
議会でも可決され、大統領もサインし正式に法案が通ってしまいました。


・・・っという事はですよ?
日本が尖閣諸島の問題で中国(他の国とも)と武力衝突した場合、必然的に米国が軍事介入する事を意味しますよね?
これって日本にとって「ありがたい」反面、「戦争の引き金」になるとんでもない事なんじゃないかと思うのですが、考えすぎでしょうか?


質問は3つです。

(1) 海上保安庁による威嚇射撃は先制攻撃には当たらない?(もし自衛隊がやったら?)
(2) 「小競り合いで弾が1発でも当たれば」→「武力衝突」→「アメリカ軍事介入」→「日本も交えた戦争勃発」ってのは大げさ?
(3) ぶっちゃけ自衛隊って強いんでしょうか?


完璧な答えを求めているワケではありませんし、(1)~(3)の内、答えたい回答だけでも全然OKです。
皆さんはどう思っているのかな~っと言う感じで質問させて頂きました。

A 回答 (12件中1~10件)

(1) 海上保安庁による威嚇射撃は先制攻撃には当たらない?(もし自衛隊がやったら?)



当たりません。
国際法上も、領空侵犯等に対する正当な手順として認められています。

因みに、威嚇射撃の次の段階は、拿捕や強制着陸であって、攻撃はその次ですから、威嚇射撃はかなり手前です。

レーダー照射との決定的な違いは、拳銃で言えば、銃口を向けているかどうか?の違いです。
威嚇射撃は警告射撃とも言われ、引き続き拳銃で言えば、明らかに空とか地面に発砲する状態です。
一方のレーダー照射は、「もし相手が引き金を引けば、殺される」と言う状態ですから、その時点での応戦は、正当防衛に該当します。


(2) 「小競り合いで弾が1発でも当たれば」→「武力衝突」→「アメリカ軍事介入」→「日本も交えた戦争勃発」ってのは大げさ?

大袈裟の極みです。
たとえば朝鮮半島では、小競り合いは日常的に発生しており、割と最近では、延坪島で相互に砲撃し合いましたが、これは「延坪島砲撃事件」表現されます。
文字通り「事件」であり、「延坪島戦争」などとは言いません。

かつ、日本は戦争放棄の憲法なので、厳密には「戦争」と言う選択肢はありません。
「自衛を目的とした必要最小限の実力行使」までです。


(3) ぶっちゃけ自衛隊って強いんでしょうか?

強いから、中国側も挑発行動にとどまっているのです。
もし自衛隊が弱けりゃ、武力の使用を躊躇する国ではありません。

島嶼領土の防衛戦争に限って言えば、世界でもトップクラスです。
たとえば、竹島争奪で軍事衝突すれば、1日で日本が勝つと、韓国側が分析しています。

尖閣沖で日中が武力衝突しても、まず日本が勝ちます。
中国の艦艇数は日本の数倍ですが・・・日本で言えば、海上保安庁の巡視艇まで数えている様な感じで、日本の護衛艦とまともに戦える戦力は半減し、残りの物量差は、性能差で日本が上回るでしょう。

特に戦闘機や潜水艦の性能差が顕著で、これらは日本側は無傷の圧勝と言う可能性もあり得ます。
それらによる前哨戦で、戦闘機や潜水艦を失えば、中国海軍はもうダルマみたいなモノで、手も足も出ないでしょう。
艦砲戦など無く、引き続き戦闘機と潜水艦だけで、中国海軍を全滅してしまうかも知れません。

中国は、中国大陸で陸上戦をすれば、アメリカやロシアでも手こずりますが、逆に海上戦,空中戦は話しにならないと言うレベルです。
未だに台湾との間で、「二つの中国問題」が解決出来ていないのが、その証拠ですよ。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

国際法上も正当な手順として認められていると聞いて安心致しました。
危惧していたのは、発砲による見解が、威嚇なのが明確な攻撃なのかの判断って現場では難しいと思いません?
相手側からすれば、「うわっ!撃って来やがった」って事でしょ?

それが、たまたま当たらなかっただけか、威嚇射撃による「警告」なのかの判断ってどうにでも取られると思うんですよね。「今から貴公に威嚇射撃しま~す」何て言うわけないんだし。
じゃぁ、たまたま威嚇射撃が相手国に当たったら???

中国船による体当たり行為も、明らかに向こうから激突してきてるのに認めていないわけでしょ?
明らかに射撃の為の照準レーダーを照射しているのも同様に・・・ヾ(・・;)

それから、自衛隊が強いと言うご意見はやっぱり嬉しいものですね。
物量の差を性能や情報戦によってカバーできると言ったトコでしょうか?

お礼日時:2013/02/14 21:55

返信有り難う。


 一言のみ追加させてください。

 第二次大戦が終わり、日本にマッカーサーが来て、基本的な日本の憲法を作成した。

 この際に、アメリカは日本に軍隊を持たせてはならない、と決めたのです。
  その後に、日本を守る組織は必要であった事から、軍隊を設けることには反対される立場から、自衛隊として国を守る組織をつくったのが始まりですよ。
 その代わり、アメリカは日本を防衛しましょうとなったのが、安全保障条約。


 即ち、戦後シンガポールのリーカンユー氏は、日本人の恐ろしいまでの組織力(血気が上がりやすい)にブレーキを掛けなければならないと、戦争中の日本軍による悪徳を、国民に宣伝し、危険性を伝え認識させる政策をしたものです。

 その後、シンガポールはゴーチョクトンに大統領が変わった1991年だと思います。
 それまで、日本を警戒する為に、国営テレビで放映していた、国民への戦争体験の報道を、「何時までも恨みを抱いても進展は無い、シンガポールは自国で、日本に勝る国家を成しえる事ができる」と、全ての放映は止めました。現在はし知りませんが、世界の旧首脳の大半は、日本軍が構築される事に恐れを抱いていたのは事実です。

  その忠告は、当時リーカンユー氏によって、毛沢東に面会を試み日本人の危険性を伝えようとしたのですが、彼はリーカンユー氏は元々国家を捨てた人間であると、会うことは無かったのです。
 後にリーカンユー氏の再三による訴えに、三人の閣僚だったと思いますが、リーカンユー氏に会い、彼の主張を熱心に聞き賛同した事が、現在の大きな反日への行動の基本でもあるものです。
 日本軍が攻めてきた当時の状況は現在マレーシアでも放映していますが、中国は当然全土に至っています。

 即ち、日本に軍隊が無いのは、当時の世界の首脳の希望であったものですよ。

 日本は、その経緯を忘れないで、何事も決めなければならないと、私は思います。

 軍隊を持つ必要は無いと考えます。

 現在の一部外国人が、日本に軍隊が無い事で馬鹿にするのは、その事実をしらないからで、歴史を再度振返った際に、果して、どんな風に世界は感じるか?。

 いずれにしても、資源が少ない日本では、自衛隊で充分と考えます。
 軍隊の活躍イコール資源となりますね

  軍隊ができれば、アメリカは日本に対して安全保障をする必要が無いとも言えるのでは
  一歩一歩孤立化していく恐れの方が多いですね。

 
 世界平和を率先して主張してもらいたいものですね
 あまり、お金持ちではなくて良いから、家族、そして男女平等意識は止め、男女一対政策を行い、面白く可笑しく、そして安心な生活を得るほうが良いのでは。
  
 あなたの質問から離れてしまい、ごめんなさいね
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

そういった経緯があったのですね。
憲法や保障条約は昔ならったハズなのですが、マジメに勉強してなかったのがマズかったようです。
お恥ずかしい(/・ω・\)

ただ、「リーカンユー」さんの事は初めて聞きました。
中国にもシンガポールのような視野を広げる事の出来る心を持つ指導者を切に望みます。

お礼日時:2013/02/16 19:45

勉強不足でよく知らないので、3だけ言うと(これも不確かだけど)


自衛隊って結構強いみたいですよ。
他の人も言ってたけど、潜水艦の性能が決定的だそうです。

イージス艦や戦闘機なんかに比べると地味な存在ですが、こと戦闘に関しては潜水艦は絶対だそうです。何か漫画にもあったよね、世界は海で繋がってるみたいな。

昔のユーボート的な古い潜水艦映画はあるけど、意外に最新鋭の潜水艦映画ってないと思いません?それくらい秘密のベールに包まれてるとか何とか。

後、コレもちらっと聞いただけでソースも何もないんだけど、アメリカだったか韓国だったか、日本 VS 中国で戦争をシュミレートした結果、日本が勝ちゃったそうです。理由はやっぱり潜水艦の性能差で。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

海に国境はないと申します。
自衛隊も弱いよりは強いほうが嬉しいのですが、各々様が仰られているように情報戦や、
外交努力によって武力衝突を抑えるやり方が一番なのでしょうね。

お礼日時:2013/02/16 19:43

再々お礼、ありがとうございます。


多少はお役に立った様で何よりです。

> 撃ち返しても国際法上は問題なかったように感じます。

実際、火器管制レーダーを照射されたら、砲撃しても、ルール上の問題無いんですよ・・。

ただ、あくまでルール上の話しであって、「裁判すれば正当防衛が認められる」と言う様な話しです。
ヤクザに殴られて、「法律違反だ!」「裁判する!」なんて言っても無意味な様に、ヤクザ国家である中国にも、そもそもルールが通用するかは疑問です。

> でも日本は何だかんだで絶対に撃ち返さないし、やったとしても、今度は世論がうるさいんでしょうけどね。

それが日本の良さであり、悪さでもあると思いますよ・・。

今回は結果的には「応戦せず」で正解だったと思いますが、今後、絶対に応戦すべき状況があれば、躊躇せず応戦する国であって欲しいとは思いますね。

それでも応戦しないとなると、それはとても強いコトなのかも知れませんが、めちゃくちゃ弱いコトなのかも知れず、それがマジ判らなくなってしまいそうです。

でもまあ、安倍政権の間は、応戦すると思いますよ。
安倍首相は、割と真剣に「応戦出来る国」にしようとしています。
それが正しいのかどうかは、後世の歴史が判断することで、スグには答えは判らないと思いますが・・。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

仕事でバタバタしており、お礼が遅くなりました。
何度も私のようなクダラナイ質問にご回答頂き、感謝の極みです。

ヤクザの例も大変わかりやすかったです。(T▽T)

お礼日時:2013/02/16 19:43

お礼ありがとうございます。



> 威嚇なのが明確な攻撃なのかの判断って現場では難しいと思いません?

そんなコト無いんですよ。

ゼロ戦時代じゃなく、近代兵器は、殆どがレーダーでロックオンする等して使用します。
特にマッハの世界の戦闘機では、目視で撃墜など不可能に近いです。

拳銃で300m先の的を射抜くなんてコトは出来ませんが、狙撃用ライフルなら可能です。
警告射撃は、その拳銃みたいな感じで、レーダー使用だと狙撃用ライフルです。

従い、火器管制レーダーの使用有無によって、銃口を向けているか?と言う判断基準になるワケです。
逆にレーダー不使用で射撃しても、当たるハズが無いので、明確な威嚇(警告)と判断出来ます。

それと威嚇の前には、無線で音声による警告も、複数回行いますよ。
それでも従わない場合、威嚇射撃。
まだ従わなければ、更にロックオンして強制着陸を勧告。
それにも従わなければ、撃墜と言う流れです。

日本などは、国際法に忠実ですから、こういう手順を確実に踏んでると思います。
一方では、映画などを見ると、「いきなり撃ってきやがったゼ!」なんて言うセリフがありますが、実際にも無線警告も無しに、威嚇射撃くらいする様な国はあるのではないか?と思いますよ。
威嚇射撃ってのは、「その程度のコト」で、そんなに緊張感がある状態では無いんです。

逆にロックオンなどは、再び映画で言うと「ヤバイ・・ロックオンされた!助けてくれ!」の世界で、レーダー機器の使用は、「マジ」「恐怖」と言うことです。

威嚇・警告射撃までは、「しちゃった」「されちゃった」で済みますが、火器管制レーダー照射は、それでは済まないことです。
現場の護衛艦から、直ちに上層部まで連絡が行き、指示を仰ぐと共に、艦長は相当な決断を迫られる状況です。

中国は、シャレでは済まないコトを、やっちゃったんですよ・・。
警告射撃を「セクハラ?」って言う程度とすれば、火器管制レーダー使用は、「明らかな強姦未遂罪」くらい。
「ごめんなさい。もうしません。」で済むか、確実に有罪・実刑判決になるか?くらいの差があります。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

全く知らなかった情報を沢山お持ちのようで驚いています。
また、分かりやすく解説をして頂けた事に対しても感謝しております。

レーダー照射の件に関してはすごく分かりやすい解説でした。
無知とは恐ろしいもので「射撃レーダーくらい大した事ないんだろう」と軽く考えていたんですが、
知れば知るほど、まさに「シャレ」では済まないとんでもない事をやっちゃってたんですね。( ´Д`)

実際に発砲している威嚇射撃の方が国際法上も認められ、しかも「その程度」ってのも意外でした。

じゃぁ、もう「射撃レーダーを照射された」 = 「攻撃された」と同等で、撃ち返しても国際法上は
問題なかったように感じます。

でも日本は何だかんだで絶対に撃ち返さないし、やったとしても、今度は世論がうるさいんでしょうけどね。

そういう意味では日本もかなり変わった国ですね。
何か「歯がゆい」と言うか「もどかしい」感じがします(´口`メ)

お礼日時:2013/02/15 10:33


大袈裟とも言えませんし、歴史を見る限りそんな事例はよくあります。
特に最近の中国は本気か意図的かはともかく、政府と軍部の意思疎通が正常に行われていないフシがあります。
可能性はあると思いますよ。


何事もやってみなければ分からないものですのでなんとも言えません。
ですが、中国が日本を攻撃するには船か飛行機かミサイルが必要です。これらは一度出航ないし飛び立つのを迎え撃つよりは
地上にあるうちに叩いた方が確実に相手を無力化できますが、自衛隊はそのための装備がありません。
日本の憲法もそんな行為を容認しません。
サッカーで言えば自分はペナルティエリアから出られないのに、相手はコートを自由に使って攻めてくるって感じです。
どれだけの実力があろうと、そんな状態で「勝つ」ってのは不可能だと思います。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

武力衝突による戦争勃発が「大げさでない」と言うのが怖いですね。
あってはならない「可能性」が現存する状態が現実味を帯びてきているのでしょうか?

人によっては「馬鹿げてる」との見解がありますが、どんなご意見でも参考になります。
サッカーの例え・・・・、圧倒的に不利ですね。

もしかしたら・・・いつの日か憲法が改正され、自衛隊でなく「新・日本軍」となる日が来るのでしょうか?
同盟国がアメリカだけってのがおかしいと思いません?
イギリスやドイツ、イタリアとも結べばいいのに!ぶっちゃけて言うとロシアとも・・。

そうすれば中国や韓国も黙ると思うんですけどね。
要は舐められている感があるんです。米国の傘がないと、この国はどうなってしまうのでしょう。( ´Д`)

お礼日時:2013/02/14 21:44

なんか~、戦争は絶対に行わないと言っていた日本が、だんだん戦争する雰囲気になってきましたね。



 安部首相も、断固、断固とした言葉が多くなったり、日本を世界一にするなどの言及もあったり。

 (3) ぶっちゃけ自衛隊って強いんでしょうか?

  強い弱いは問題では無いでしょう。

 物資の問題と人口比率で勝敗はきまるでしょう。

  http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121229/pl …
 > 「現状では中国に対応不能」 森本前防衛相インタビュー 海保・自衛隊の資源不足に強い危機感

 人口でも日本は十分の一

 過っての毛沢東も、日本を壊滅するには3日で充分と豪語したものですね。

  アメリカの援助が無ければ、日本は中国で言う文字通り小国となりますから、彼等にとっては自信はあるでしょう。

 実際には私にも判りませんが、正確に中国のミサイル基地、及び指示地区に攻撃できるか問題ですね。

 全てが子供の喧嘩みたい、他に考えようがないのかね~

 
 
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

憲法第9条で戦争の放棄を謳っておりますゆえ、
少なくとも現在では戦争はせず、あくまでも「防衛の為の攻防」と呼ぶそうですが。

実際に攻められて戦闘行為が始まればそれはもう、「戦争」と言ってもいいと思うんですけどネ。
そもそも自衛隊と軍隊は世界的に見れば違いもなく、滑稽に見えるそうです。
「自衛隊 = SELF DEFENCE ARMY」だったかな?「ARMYって軍隊ジャン」って外人の友達が言ってました(;^_^A

米国との条約がなくなれば日本も核武装・・・するのかな?
物騒ですね。

お礼日時:2013/02/14 21:35

まず、自衛隊でも威嚇射撃は行ないます。

特に冷戦時代のソ連の航空機が領空進入した場合、自衛隊の戦闘機がスクランブル発進し、無線による警告の後、それでも指示に従わない場合は威嚇射撃を行ないます。
これらは実際に何度も行なわれていますし、すべて国際間の交戦規定に基づいています。

(1) 海上保安庁による威嚇射撃は先制攻撃には当たらない?(もし自衛隊がやったら?)
威嚇射撃と先制攻撃は意味がまったく違いますし、方法もまったく違います。

威嚇射撃というのは「相手に当たらないように発砲し、且つ相手に対してこちらは武力行使の用意がある、と示すことでこちらの指示に従わせる」ということです。

分かりやすく拳銃で言えば、空に向かって撃ち「いつでも撃てるけど、今はお前を狙ったものではない」という意味を持ちます。

それに対して、中国軍の射撃用レーダー照射は意味が違います。拳銃で言えば、相手に対して拳銃の照準レーザー(映画で出てくる赤い光を当てるやつ)を当てたようなものです。つまり、そのまま引き金を引けば、相手に当たることが確実ということです(艦船の場合はそう簡単ではありませんが・・)

つまり、射撃用レーダー照射されれば「撃てば当たる」ということです。拳銃でも大砲でも何でもいいですが「確実に狙って当てる」ことを意図している、ということで、引き金を引くか引かないか、というだけの状態なわけです。

これは「お前を攻撃する」と言っているのと同じです。たまたま引き金を引かなかった、だけかもしれないからです。

ですからこのような場合は「射撃用レーダー照射=攻撃開始」として、相手が本当に撃ってきて、反撃不可能になる前に、こちらから攻撃を開始しても「正当防衛」が成り立つ、と解釈されています。

アメリカで言えば、銃を突きつけれたらすぐに相手を撃ち殺しても正当防衛が成り立つ、というのとまったく同じです。

威嚇射撃とはまったく別のものなのです。


(2) 「小競り合いで弾が1発でも当たれば」→「武力衝突」→「アメリカ軍事介入」→「日本も交えた戦争勃発」ってのは大げさ?

大げさではありません。十分にありえますし、過去にもそういうちょっとした前線の兵士の勇み足が全面的な戦争に至った例はたくさんあります。

ただこの点になると単に軍事力ということではなく、政府の意向や外交力によるところも大きいので、どうなるかはまったく分かりません。

ただ、大きな戦争にならなくても、1発でも日本側に弾が当たれば、日本は自衛隊の国軍化や交戦規定や有事立法、そして憲法改正まで一気に進むでしょう。
それは間違いないことだと思いますし、中国としては一番やってほしくないこと、だといえます。

(今の日本の外交・軍事なら尖閣はいずれ中国が攻めて取ることが可能な状態だといえます。なぜなら、日本は受身でしか交戦できないからです。中国が数を頼んで何百人の単位で人を尖閣に上陸させてしまえば日本は排除するのが現状では困難です。
 しかし、一般的な国家と同等の交戦規定や有事立法を整備し、自衛隊を国軍に格上げした後であれば、一般的な国家と同等の対応として、尖閣に上陸した外国人を排除するためにミサイル攻撃も可能になりますし、現地で威嚇射撃しても抗議をはねつけることが外交上可能になります。そうなると中国も相当の犠牲を覚悟しない限り、尖閣諸島を日本の実行支配から奪うことは不可能になります。ですから、寝た子を起こすような今回の射撃用レーダー照射は、政府や軍上層部としてはとても困った事態になっているはずです)

(3) ぶっちゃけ自衛隊って強いんでしょうか?
少なくとも弱くないです。

また士気も相当に高いです。今回の射撃用レーダー照射については、現場にいた中国フリゲート艦が勝手に照射したのだろう、という分析が優勢になってきています。私も同意します。

なぜなら、レーダー照射をして本当に交戦状態になったときに、中国軍がどのように対応するかの準備ができていたように見えない、からです。中国の海から見て、日本の領海側はレーダーも届かず、どこに敵国(日本や米軍)の艦船などが居るか分かりません。
そのような状態で交戦状態になったら、目の前の自衛艦を沈めることができても、見えない市から他の自衛艦や米軍艦などがミサイルなどを発射して、レーダー照射したフリゲート艦だけでなく、近くにいる他の艦船まですべて攻撃され撃沈される可能性を考慮していないからです。
また現地にはかなりの自衛隊潜水艦がいて、すぐに対抗処置が取れるとも言われています。

この点を考慮すると、中国側のある程度まで艦船の位置などを把握している自衛隊側とほとんど見えていない中国側ではそれだけで、自衛隊側が有利だといえます。

少なくとも艦船の質と兵器の質、軍の煉度、情報の確度と共有、という点については自衛隊のほうが有利だといえます。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。


「射撃用レーダー照射」と「威嚇の為にあらぬ方向への射撃」が全くの別物であると言う事がすごく分かりやすかったです。
小競り合いが戦争の勃発になった歴史もあるとの事ですね。大変参考になりました。
また、自衛隊の武力や士気も高いとの意見も嬉しく思います。

お礼日時:2013/02/14 21:26

海上保安庁の巡視艇が発砲する場合と、自衛隊の艦船が発砲する場合では基準が違います。

そこを理解しないとどんな回答も無意味です。

保安庁の場合

領海侵犯、不法出入国、違法操業、密輸、自国領海内での海難事故などに対して警戒行動と監視を業務としています。海難事故で発砲はあり得ませんが、不審船の行動次第では指摘の通り発砲します。

ただし、いきなり不審船に対しての攻撃はしません。最初に信号旗と無線で停船命令を出し、従わない場合は発砲する旨を伝え、何度も警告を出します。それでも停船命令に従わなければ頭上に向けて数発発砲し、さらに信号と無線で停船を命じ続けます。これでもダメであれば、初めて船体向けて発砲するわけです。

先制攻撃にはあたりません。

自衛隊の場合

国防のために攻めてくる相手の第一波攻撃を受けた後発砲許可となります。この時の判断は防衛大臣ですが、先制攻撃を受けた後であれば、応戦として発砲が認められます。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

やはり世界からみれば「立派な軍隊」である日本の自衛隊と警察では勝手が違うようです。
手順に従い、再三停船を呼びかけての威嚇射撃は適法であるとの事ですね。

ただ、最終的には威嚇ではなく船体射撃(つまり当てちゃっても)問題ないって事ですか?
自衛隊ではなく、海上保安官だからできる行為ですか!!

お礼日時:2013/02/14 10:58

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%B7%9E% …
こちらによれば、漁業法に基づいた臨検無視に対して、まず威嚇射撃を行いそれでも止まらなかった為、各種警告後船体射撃を行っています。
不審船からの攻撃が有ったのは、その後接舷しようとした時に自動小銃・重機関銃で行われ、巡視船が退避した後ロケット弾が発射されたとの事です。
そして不審船はさらに船体射撃を受けた後、自爆沈没という流れになりますね。
まあ言ってしまえば巡視船の方から先制して射撃している訳ですが、条文の内容は知りませんが、「海上保安庁法第20条1項」というのを根拠にしているようです。
この事件の場合は、もともと米軍からの情報で工作船と分かっていたからやれた訳ですが、もし単なる密漁漁船に船体射撃なんかやったら大問題になるでしょうね。
また自衛隊の方が正当防衛という縛りはきついでしょうから、威嚇も含めて先制攻撃は難しいんじゃないでしょうか。

宣戦布告くらいまで行けばともかく、そのまえにアメリカは収めにかかるでしょうね。

航空機・艦船等の兵器の性能は日本の方が上かもしれませんが、兵士の戦闘力では一部の精鋭部隊を除けば向こうが上でしょうね。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます。

懐かしいですね。北の工作船ですか!

>>ロケット弾が発射された
そう!そこなんですよ。
相手が明確に攻撃したのであれば、威嚇に留まらず船体発砲も許される行為ですが、まだ何もしてないのに、
威嚇とは言え「撃っちゃっていいの?」ってのがありまして・・。
国際法にのっとった「手順」のようなものがあるのかも知れませんね。

そうですか!
火器や船の性能は上なのでしょうが、兵士の戦闘力はやはり期待できないんですね。
自衛官の愛国心や平和ボケした日本特有の症状ですかね~。

お礼日時:2013/02/14 10:49

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