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 以下のURLのページに掲載されている情報に拠りますと、アメリカ海軍のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)であるUGM-133AトライデントIIには、核出力475 ktのW88核弾頭を備えたMk5再突入体が、4~5発搭載されていて、条約による制限が無ければ最大で14発まで搭載可能とされています。

【参考URL】
 トライデント (ミサイル) - Wikipedia > 4.2 性能と特徴
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9% …

 このMk5再突入体は、トライデントIIミサイルの先端部分のフェアリング内に収められている第3段ロケットモータを取り囲むようにしてリング上に配置されています。
 しかし、以下のURLのページ

【参考URL】
 W88 (核弾頭) - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/W88_(%E6%A0%B8%E5%B …

に掲載されている情報に拠りますと、円錐形のMk5再突入体の直径は0.55mもありますから、直径が2.11mしかないトライデントIIミサイルには最大でも8発までしか搭載出来ない筈です。(フェアリング内のスペースの中心部分には第3段ロケットモータがあるため、再突入体は一重のリング状にしか配置する事が出来ません)

 そこで質問なのですが、トライデントIIミサイルにMk5再突入体を14発搭載する場合には、一体どの様な配置で搭載するのでしょうか?

 因みに、再突入体は円錐形をしていますから、もしも、再突入体を搭載するスペースの形状が円柱形(第3段ロケットモータがある部分を除けば、輪切りにした竹輪の様な円環形)であったならば、再突入体を搭載する際に、天地を逆向きに搭載するものと、天地を順向きに搭載するものを交互に互い違いに配置すれば、円環形の搭載スペースに8発の2倍の16発を搭載する事が出来るのですが、残念ながら以下のURLのページ

【参考URL】
 Trident II D-5 Fleet Ballistic Missile FBM / SLBM - United States Nuclear Forces
  http://www.fas.org/nuke/guide/usa/slbm/d-5.htm

に掲載されている図[Mk 4/Mk 5 ABs ON TRIDENTII(D5)MISSILE]を見た限りでは、再突入体は、ミサイル先端部近くの先細りとなっているフェアリングの内部に搭載されていますので、搭載スペースの上部の直径は(搭載スペースの下部の直径よりも)小さくなっていますから、再突入体を天地逆向きにして搭載する事はとても出来そうにありません。(直径0.55mの円をリング状に8個並べるためには、搭載スペースの内径は最小でも1.99mは必要になります)
 又、第3段の尾部と第2段推進剤タンクとの間のスペースは高さが足りませんから、Mk5再突入体を搭載する事は出来ないと思います。

A 回答 (1件)

>弾頭:W76(核出力100 kt)搭載Mk4再突入体またはW88(核出力475 kt)搭載Mk5再突入体


>弾頭数:最大14発

ってことですから、W76を最大14発。ではないのでしょうか?
W76の具体的なサイズは書かれていませんが…おそよ164kg程度のようですし、W88の半分くらいのサイズになります。
直径と高さも半分程度(2/3程度)であれば、段違いにして隙間に入れられるのかも知れません。

http://nuclearweaponarchive.org/Usa/Weapons/W76. …
にも、「UGM-133A Trident II D5 SLBM. Trident II can carry up to 14 warheads」と書かれていますし。
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この回答へのお礼

 御回答頂き有難う御座います。

>W76を最大14発。ではないのでしょうか?

 成程、そういう事なのですね。
 つい、型の新しいW88の方にばかり意識が行ってしまい、旧型のW76を搭載する場合に関しては失念しておりました。

お礼日時:2013/03/02 23:54

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