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当方54歳になる男性です。
このほど前立腺癌の告知を受けて治療方法の選択で迷ってます。
4年前に1度PSA値が4.3ありその後3.5ぐらいで今まで来ました。
ところが、今年の1月にPSA値が7.3あったため総合病院で針生検をしたところ12本中右1本から
グリソンスコアー3+3=6、ステージT2の前立腺癌が見つかりました。
少々ショックでしたが、CT、MRIからは特に異常がなく医師からは初期のガンということでした。
骨シンチグラフィーは近々受ける予定です。
医師からは、経過観察か左の神経を残した摘出手術いいのではと言われたのですが、
私は全摘出手術を考えていたので少々迷っています。
前立腺癌に詳しい方、もしくは経験者の方お教えください。

A 回答 (4件)

比較的若くで前立腺癌を患われ、また初期ということで治療法も色々ありますので、迷われるところかと思います。



質問文の解釈に迷ったのですが、
【1】性機能の温存を特に希望されず、左の神経も残さずに取って欲しいと言うことでしょうか?であれば、泌尿器科医に、「術後の性機能の温存は希望しないので、神経も温存せずに全摘出術をしてほしい。」とおっしゃればいいです。

【2】手術した上で性機能の温存も図れるならば、それに越したことはないが、取り残しがあったりして再発するのが不安だ、ということであれば、質問者様の進行度ではまず大丈夫です。術後に、万一、局所再発した場合でも、術後放射線療法というものがあって、救済治療が可能です。

【3】経過観察でもいいならば、それに越したことはないが、本当に大丈夫か不安、ということであれば、まだお若いこともあり、手術なり、放射線治療なり、根治治療をお勧めします。経過観察は、よほど身体的・精神的に治療が受けられないという以外、やめておいた方がいいのではないでしょうか。

【4】根治的に治療はしたいが性機能をできるだけ保ちたいということであれば、長いですが、以下の通りです。

私も、放射線治療がいいのではないかと考えます。ただ、ほかの方は外照射をおすすめになっておられますが、再発時の懸念があるようですので、「小線源治療」がいいのではないかと思います。

小線源治療は二種類あり、(i) 低線量率と (ii) 高線量率というものがあります。

(i) 低線量率小線源治療は、ヨードシーズ治療、シード治療などと呼ばれることもあります。これは会陰(股の下)から、放射線の出る粒をいくつか前立腺に埋め込み、長い時間かけて前立腺の中に潜む癌をやっつけるというものです。利点は、一回埋め込んだら終わりで、時間があまりかからないことで、欠点としてはしばらく前立腺から放射線が出るので、その間は赤ちゃんや幼児にあまり近寄ってはいけないということです(お孫さんなどおられると「おじいちゃんが急に冷たくなった」と泣かれることもあるとか)。大人であってもあまり長時間近くにいてはいけません。ただ、どうしてもの場合には放射線を遮蔽する鉛のパンツもあります。

(ii) 高線量率小線源治療は、会陰から中空の針を何本か刺し、一週間ほど入院して、日に二回、針の中に放射線が出る粒をしばらく入れます。利点は、放射線が体から出ることがないということと、ご質問者様にはあまり関係ないですが、もう少し病気が進行していても治療できるということです。欠点は、一週間股間に針が刺さったままで動けないということです。施設によっては、針ではなく、ふにゃふにゃと折れ曲がるチューブを使用して、治療期間中も動けるようにしているところもあります。


外照射というのは、その字のごとく外から照射しますので、前立腺の外側にも放射線があたり、組織が硬くなって手術がしにくくなるのですが、小線源治療は、前立腺の中からあてるため周囲組織への影響も少なく、再発後の手術にはそれほど影響を及ぼしません(泌尿器科医の考え方にもよりますが)。

上記の両者とも、性機能にはほとんど影響しません。(前立腺液はなくなりますが、それはどの治療も同じです。)

ということで、泌尿器科の先生の話だけでなく、放射線治療医の話も聞いてみたいと言って、放射線治療医の診察を受けてみることも治療法の判断のために有用と考えます。


長くなって申し訳ありませんが、治療法の選択の理由と満足度を調査した報告がありまして、
・手術:身体的に取り除く安心感
・小線源治療:ライフスタイル、価値観にマッチする
・IMRT(外照射):ほかの治療法に対する恐れ
という理由でした。
88%の患者が選択した治療法に満足し、その93%が次に選ぶとしても同じ治療を選ぶとしています。

回答内容が矛盾しますが、ある程度理由をつけて、最後は勢いで治療法を決めてしまっても大概は満足できるようです。矛盾ついでに申し上げておくと、まだお若いので、放射線による二次発がんについては、考えておくべきではあります。


最後になりましたが、小線源治療に限らなくても、ご自身にとって満足いく治療法が選べるよう願っております。
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この回答へのお礼

詳しご説明ありがとうございます
まだ少しの迷いはありますが、左の神経を残して手術しようかと思います

お礼日時:2013/04/24 15:11

初期の段階で全摘出を行えば、根治では良好でも、


男性機能を喪失しますよ。
54歳という年齢を考えると、ちょっと早いのでは?
他の方がコメントしているように、放射線治療という手もあります。

初期の前立腺がんの放射線治療ならば、
通常の放射線治療でも十分な効果があります。
また、最近では、IMRTを使うケースが多くなっています。
いずれの場合も、保険適用です。

初期の前立腺がんというのは、治療の選択肢が多いので、
迷われると思いますが、選択肢が多いということは、良いことです。

セカンドオピニオンを受けることを考えても良いのでは
ないでしょうか。

蛇足ですが、セカンドオピニオンについて、誤解している方が
余りにも多いので、付け加えておきます。
(おそらく、誤解している人の方が多数)

セカンドオピニオンというのは、ファーストオピニオン(主治医)から
データや意見書をもらって、別の医師の意見(セカンドオピニオン)を
効くと言う、「書類上の診察」です。
決して、別の医師の診察を最初から受けるということでは
ありません。
別の医師の診察を最初から受けるのは、ドクターショッピングと
言います。
セカンドオピニオンの医師は、データでの診察を終えると、
患者に結果を伝えるだけでなく、ファーストオピニオン(主治医)にも
意見を伝えます。
患者は、主治医のところに戻って、セカンドオピニオンの意見を
踏まえて、再検討をするというシステムです。

主治医の意見とセカンドオピニオンの意見が異なることもあり、
一致することもあります。

自由診療なので、数万円かかります。

この回答への補足

最初に放射線治療をすると、再発すると手術が困難になるそうで・・・

補足日時:2013/04/09 23:47
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この回答へのお礼

ありがとうございます、参考にさせてもらいます

お礼日時:2013/04/09 23:40

近所のオヤジさんも前立腺癌でしたよ。


今は完治してもう8年経過しており再発も無いそうです。
手術でなく放射線治療でした。
しかも保険外!
保険外でも良ければ主治医に相談されてみては如何でしょうか?

保険対応かどうかは確認していませんがサイバーナイフがありますよ。
近所のオヤジさんは重粒子治療を受けてきたので保険外で300万円の費用が掛かったそうです。
それと比べるとサイバーナイフは保険外でも20万円なので安いと思いますよ。
導入してる医療機関が増えていますし・・・
脳神経外科病院ならサイバーナイフを導入してる所が多いです。
なのでお近くの医療機関でサイバーナイフを導入してる所を探して問い合わせてみてから掛かり付け医に相談して紹介状を書いて貰って治療を受けてみて下さいね。

もし、近所のオヤジさんと同じ治療をご希望なら
独立行政法人 放射線医学研究所 重粒子医科学センター病院
http://www.nirs.go.jp/hospital/index.shtml

この回答への補足

最初に放射線治療をすると、再発すると手術が困難になるそうで・・

補足日時:2013/04/09 23:48
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この回答へのお礼

ありがとうございます、参考にさせてもらいます

お礼日時:2013/04/09 23:49

うちの親父(82)がPSAで5.0を出し、総合病院で検査の結果、前立腺がんということでした。


専門病院に行って骨の転移を撮影してこいということで行きましたら、ないということで。
只今は飲み薬を投与され、3ヶ月に一回血液検査でPSA=0.1で安定しています。
0.0になったら完治かなとか母と言ったのですが、何分年寄りですので、
もう死ぬまでお世話になるかなとは言ってました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます、参考にさせてもらいます

お礼日時:2013/04/09 23:50

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