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先月エジプトに旅行に行った際、神殿などを数多く観光したのですが、ガイドさんの説明に『フランス』と言う言葉が多くで出来て気になっていました。
例えば、ル区ソール神殿のオベリスクの一つは現在フランスのコンコルド広場にあり、それと引き換えにフランスはエジプトに時計を贈ったとか…
その他何度も『フランス』と言う言葉を聞いたので 「?」とは思っていましたが、
フランスのルーブル美術館に古代エジプトコーナーがあったり、入り口にはピラミッド窓があったり、地下鉄のpyramides(ピラミッド)という駅までありますよね!
古代、エジプトとフランスには一体どのような関係があったのでしょうか??
少しの情報でも結構です!何かご存知の方がいらしたら教えて下さい。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
古代の時点では大して関係はなかったと思います(^_^;)。
古代っていっても長いですから、当時、今のフランスに住んでいた人でエジプトに行った人もいたと思いますが、……今検索したところ、フランス王国が出来たのは987年のようですからね。古代エジプトはその千年くらい前に終わってます。
古代の話ではなくて、近代において関係はありました。
きっかけは既に出ていますがナポレオンのエジプト遠征。二年くらいでイギリスに攻められ、ナポレオンは帰ってしまったので短い支配でしたが、これが遠因になってエジプトがトルコからの支配を逃れたという経緯もあり、以後の関係は(おおざっぱに言えば一応友好的な方向で)続きます。
ナポレオンは遠征にも、画家や学者を大勢連れて行って古代の文化を調査しており(ロゼッタストーンもこの時に見つけていますね)、その後も古代エジプトの文化研究・発掘はフランスが一歩リードする形になりました。
フランスの名をよくお聞きになったのはこのあたりの事情が影響していると思います。
ちなみにイギリスもエジプトとは関係が深いです。手を出したくてしょーがなかったようです(^o^)。
ちゃっかりスエズ運河の大株主になっちゃったりとか、ツタンカーメンのお墓を発掘したりとか、乱を武力で鎮めたり(その後支配……)とか……
なので、イギリスにもオベリスクはありますし(ちっちゃいんですけどね)、大英博物館はエジプトコーナーも充実してます。今はロゼッタストーンもここにあるんですねー。
多分「イギリス」というのもガイドさんの話の中には二回か三回は登場したと思うんですけど……(^_^;)。
ルーブルの入り口をガラスのピラミッドにしたのは、単に「好き」だったからじゃないでしょうか。
世界のオベリスクの所在地のサイトを貼っておきます。
イタリアが一番多いのは、近代ではなく、イタリアがもっと力を持っていた古代ローマの時代に運んだからですね。みんなエジプト文明が好きだったんですよ(^o^)。
参考URL:http://members.aol.com/Sokamoto31/obelisk_j.htm
詳しい回答有難うございます。
すごく参考になりました。
古代エジプトからの関係ではなく、その後発掘が始まった頃になって他国との関わりが始まったわけですね!着手するのが早かったのがフランス…なるほど、と思いました。
参考URL見ました。創作地であるエジプトよりローマの方が本数にして倍以上だなんて、やはり寂しいような気がします。
No.5
- 回答日時:
ナポレオン以降の話は、皆さんがされているので、その前の話を。
なぜ、ナポレオンが学者を連れてエジプトに遠征したか?
1:軍事的な意味合い
インド=エジプト=イギリス という連絡網の中で、対イギリス戦略として、エジプトを占領すべく遠征しました。
2:時代は啓蒙主義時代。キリスト教の支配を脱するのが、時代の子ナポレオンとフランスの使命でした。聖書の前に歴史有り!これを証明するためにエジプトに学者を連れて行ったのです。そこで見つけたロゼッタストーンは「これこそ 証明の元」と受け止められました。
対イギリス戦略・…
ロゼッタストーンもイギリス、フランス間で取り合いのような事したみたいですね(@_@;)
tanuki4uさんの回答によりロゼッタストーンの存在を初めて知りました。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
的確な回答の後で
もはや余談ですが、
古代エジプトが栄えた時代、
フランスは未開の地でした。
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
#1さんの仰る通り、ナポレオンのエジプト遠征でエジプト・ブームが興ったのがきっかけだと思います。結局遠征は失敗でしたが、170人弱の当代きっての学者を同行しての研究・発掘は、エジプト考古学に多大な貢献をしたと思います。そして、その研究成果を『エジプト誌』に著し、それによって一般的にエジプトの神秘的な宗教や生活様式、美術に、王侯貴族たちは興味を示し、更にシャンポリオンのロゼッタ・ストーンのヒエログリフ解読によって、エジプト・ブームが更に火がついたのでしょう。
エジプトにとっては国の考古学の発展に貢献してくれた隣国、フランスにとっては興味そそられる神秘の隣国・・・と言った関係ではないでしょうか。
因みにオベリスクは、コンコルド広場だけではなく英国や米国にも渡っています。当時エジプトを支配していたのはトルコの提督ムハマド・アリで、エジプトには然程思い入れも無く、英国や仏国との友好関係を保つためなら、別段オベリスクくらい乞われたらホイホイ各国に譲渡していったので、こう言う風に各国に歴史的資産が流れていってしまったのでしょう。
簡単な説明ですが、ご参考の一部に加えていただけたら幸いです。
こんばんは。オベリスクは他の国にも渡っていたんですね、ビックリしました!各国に歴史的資産が流れ出てしまうのは、私個人としては、何となく「寂しい事」「もったいない」と思ってしまうのですが、皆さんはどう思われるのでしょうか?
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