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重金属を利用する核兵器について質問します。
ウラニウム爆弾とプルトニウム爆弾がありますが、ウランとプルトニウム以外にアクチノイド元素を利用した核兵器はありますか?アメリシウムは確か対人センサに利用されていたように記憶します。あと、ウランを2回β崩壊させるとプルトニウムになるのでしょうか?

A 回答 (3件)

原子番号98の元素記号Cf、カリフォルニウムを使うと原爆の超小型化が可能だというので


随分研究されたようですね。ただこの元素を集めるのは非常に高くつき、
100グラムで7兆円かかるというので、結局あきらめざるを得なかったそうです。

ウラン235は一個の中性子を受け取ってウラン239になり、
それがベータ崩壊するとネプツィウム239になり、それがさらにベータ崩壊すると
プルトニウム239になります。

ただしウラン235が崩壊するときの反応はこれだけではありません。
ウラン235が核分裂を起こすとき80種類ほどの核種が生成されます。
たとえばイットリウム95とヨウ素139が生じる場合もあり、
クリプトン92とバリウム141が生じる場合もあります。

どういう核種が生じるかは確率によって決まるようですね。
生成する核種は原子番号90付近と140付近のものが多いようです。
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この回答へのお礼

有難う御座います。カリフォルニウム爆弾ですか。マンハッタン計画で開発されていたら、3発目の原爆が日本の何処かに投下されていたんでしょうね。

お礼日時:2013/07/07 22:43

基本的には現在の核爆弾はプルトニウム原爆を基礎にするものがほとんどと言っていいでしょう。


それは原料のプルトニウムが原子炉で連鎖反応をおこさないウラン238に中性子を捕捉させ、ウラン239となり、ベータ崩壊を二回繰り返すとネプツニウム239からプルトニウム239となり、大量に得ることができるからです。
核兵器は核反応のエネルギーを何らコントロールする事なく瞬間的に取り出せば後は野となれ山となれという世界ですから、安く大量に得られるものでなければならないです。
水爆もその反応のスターターとしてプルトニウム原爆をいわば水素核融合の付け火として利用しますから、プルトニウム原爆なければ水爆もないと言っていいでしょう。

核爆弾クラスのウランを集めようとすると天然ウランを濃縮するというコストがかかりますから、プルトニウムのほうがいいという事ですね。

ただし、原子炉で燃えないウラン238から変換できるという事で、日本は現在大量の原爆材料であるプルトニウムを保有することになってしまい、国際問題になっていますね。
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Am は「対人センサ」どころか, 普通に火災報知器で使ってたよね.

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